【閉店】めん屋 沙楽@西新井
西新井と竹ノ塚の中間。線路を挟んで日比谷線の竹ノ塚検車区があります。うちから自転車圏内の西新井とはいえ、「栗六陸橋」を越えるとなるとかなり遠い印象。
日曜昼の往訪でしたが、なんと店内はちょうど満席。仕方なく店内で待ちましたが、すぐに店外にも2人待ち客が。先客10、後客5。
店奥に券売機があり、「豚骨味噌らーめん(730円)」を注文。「豚骨らーめん」「和風らーめん」の3本体制。「つけめん」は近日予定との注意書きがありましたが、後から来た客は店主が渋るのをゴリ押しして「つけめん」を注文していました(苦笑)。
店内はL字型10席。但し、奥のほうは券売機を置いた関係かちょっと厨房側に凹んでいました。椅子が非常に変わっていて自転車のサドルを平らにしたような感じ。しかもサスペンションがついていて少々ふわふわします。
厨房内には店主は一人だけ。片手鍋でスープを温めながらの提供で、コンロが3つしかないせいか、随分待たされた人もいる様子。乳幼児を連れて家族ぐるみでの来場だとか、ラーメン待ちの間に昼間から大ジョッキで一杯とか、いかにも足立区な風景。まぁ川口も大差ありませんが(自嘲)。
豚骨味噌はスープを片手鍋で温めてその中で味噌を溶いているんですな。そして魚粉と思しきものをひと振りふた振り。
椅子も不定形なら丼も不定形。妙なところに拘りのある店です。
スープはかなりトロミのあるタイプながら、よくある動物系が正面に出た豚骨魚介に味噌を溶き入れたという見た目そのまんまな感じ。味噌はやや辛めで、しかも少々自己主張が強い気がしました。
麺はやや太めで緩く縮れています。堅さは並で良くも悪くも印象に残らず。
具は水菜、白髪ネギ、薄いチャーシュー、角切りメンマ、そして海苔。
流行のツボをそつなく抑えたという感じで、合格水準は優に超えているんですが、類似品が多い路線なのでわざわざ出かけるようなものでもないかな?
| 固定リンク