与ろゐ屋@浅草
浅草仲見世通りと伝法院通りの交差点辺り、浅草寺近くに建つ浅草の老舗。昼に何度か来たことがありますが、平日夜の往訪は初めて。
カウンター席10席ほどの1階には先客3だけでしたが、2階の様子は不明。食べている最中に三々五々2階から客が降りてくるところを見ると1Fより人が入っている模様。場所柄グループで来る客が多く(後客にはなんと11人という団体も!)、グループ客はどんどん2階にあげているのでしょう。店内にはほんのり煮干の香り。
らーめん(700円)を注文。昼は食券制(しかも自動販売機ではなく、アシスタントの手売りでやたらでかい札を渡されます)ですが夜は後払い。他に「梅しおらーめん」「ざるらーめん」、さらに冬季限定の「柚子切りらーめん」といったメニューも。
丼は底が深めで裾すぼまり。
案内によればスープは「大山鶏と豚のゲン骨をベースに煮干・かつお節類・昆布で仕上げた」とのこと。確かに煮干とカツオ節の出汁・香りがしっかり効いています。表面に脂が浮いていますが脂っぽさはなく、いたってあっさりした味わい。後味も頗るすっきり。和風らーめんのスープとしての完成度の高さを感じます。強いて難をあげれば柚子をちょっと加えすぎかなぁ・・・
麺は細い縮れ麺。残念なことに柔らか目の茹で上がり。スープとの相性を考えればぎりぎり許容範囲かなと思いますが、個人的な好みには合わないことは確か。
チャーシューは意外に厚みがあり、和風スープをぶち壊しにしないように脂を落としながらも肉の味わいが十二分に楽しめる優れもの。他に刻みネギ、メンマ、海苔。
麺が好みに合わないのは残念ですが、万人受けする作りながら、それでいて完成度の高さを感じさせる、さすがは老舗といったところでしょうか。
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