山形2010(2):「龍上海」山形店
(山形2010(1)から続く)
試合後は冷え切った体を温めに「かみのやま温泉」まで足を伸ばそうと思ったのですが、残念ながら山形線のダイヤが朝の強風の影響を引きずって大きく乱れていたためあっさり断念。
この日は最初から最後まで列車の乱れに祟られましたが、気を取り直して山形駅近くにある「龍上海」山形店を往訪。山交バスターミナルの裏にある山形国際ホテルの向かいにあり、駅から歩いて10分もかかりません。
店内は外観からも容易に想像がつくように雑然としており、くの字型カウンターが10席程度と6人掛け及び4人掛けのテーブルが一つずつ。いかにも帰る前に腹ごしらえ風な赤者で店内は一杯ですが、長居する客がいないので店内に待ち客が時々出来る程度で客がどんどん流れてきます。
早速売り物の「赤湯からみそらーめん」を注文。スタジアムで碌なものを食べていない上に、朝からむしゃくしゃしたので大盛(950円)にしてみました。一応中華そばというメニューもあるのですが、客は全員「からみそ」か「からみそチャーシュー」を注文。7~8杯をまとめて作っていましたが、運悪く自分の直前でロットが切れてしまい、だいぶ待たされる羽目に。
みそらーめんなのにスープが白濁しているので不思議に思ったのですが、上にちょこんと乗せてあるからみそを自分で溶くんですな。で、みそを溶く前にベースとなるスープを味見しましたが、これが結構美味い。鶏ベースですが、魚介、しかも節系とか煮干とかそういうお馴染みのものではなくて、ちょっと癖のある臭いを放つ干物っぽい感じがしましたが正体不明。
で、みそをちびちび溶いて見ましたが、「からみそ」を名乗る割りにはそんなに辛くないような・・・大盛でスープが多くなった割にはみその量が増えないためバランスが悪いせいかもしれませんが、総じてピリ辛といった程度。
麺は平打ち縮れ麺で、堅さは並。玉になっているところも散見されましたが、スープも良く絡んで、しかもまずまずの噛み応え。
具は野菜類が豊富で大きな茹でキャベツが目を惹くほか、ニラやメンマなど。逆にチャーシューは小さめで、地方都市の割りにはこの内容で800円はちょっと高いかも。卓上に青のりがあったので終盤ちょっと振りかけてみましたが、特段大きな変化は得られず。
ラードでギドギド、とんこつたっぷりの濃厚みそラーメンに慣れてしまうとちょっと物足りないと思うかもしれませんが、一度食べる価値はあるかと思います。ただ一度で十分かなぁ・・・赤湯の本店は全然別物かもしれませんが、山形に来たらやっぱり蕎麦三昧のほうが格段に良いようで。
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