【閉店】天雷軒@東日本橋
都営浅草線東日本橋駅B3出口から右斜めに入ってすぐの6差路、GS向かい。平日夜に往訪。先客、後客ともゼロ。
小さなビルの1Fに店を構えていますが、入口が道路ではなく駐車場のほうを向いていてなんだか妙な按配。
しかも暖簾を潜ると目の前には大きめの4人掛けテーブル。そして店奥に柱を挟んで屈曲した5人掛けカウンターとちょっと無理ありげなレイアウト。
早速お勧めの「海老薫琥珀拉麺(750円)」を注文。メニューは「薫MISO深川拉麺」との2本立て。仕上げにご飯をお茶漬け風にして食べるのを勧めていましたが、丁重にお断り。
厨房内には30代くらいの男性が2人。接客態度には非の打ち所がありません。割り箸が予めカウンターやテーブルの箸置きにセットしてあるのが気になったくらい。
琥珀の名に違わない淡い黄金色のスープ。表面にさらっと油が浮いてしましたが、総じて若干しょっぱめながらも超あっさり。パンフによるとベースは魚介系とのことですが良くも悪くも魚臭さは全く感じず。無化調らしく後味もすっきり。麺の上にのった白髪ネギと粉末状の干し海老を少しずつ崩しながら食べると、ほんのりと海老の香りが漂うと共に心持ち味も変わって楽しい。
麺は細い平打ち縮れ麺。食べ始めはインスタントの「ノンフライ麺」みたいな食感でなんだかなぁっちゅー感じでしたが、細麺なりにも歯応えはしっかりしており、スープがさっと絡んでなかなかの出来。ただ惜しむらくは量が極端に少ない。ご飯とセットで頼むのを前提としているのかもしれませんが、セットだと900円もして普段の夕飯にはちょっと馬鹿馬鹿しい。飲んだ後の一杯ならこの程度の量でもいいんでしょうが、この店には飲み屋としてもつかえるようなサイドメニューは置いていませんし(それどころかカウンターに胡椒すら置いていない徹底したラーメン屋だし・・・)、付近に飲み屋街もありません。
他に極薄のチャーシューと水菜、糸唐辛子。
ラーメン自体はまぁまぁなんですが、人通りが多いとは言いがたいこの場所でラーメン屋を営むには価格設定・内容に疑問が・・・
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