【展望】10年第8節磐田戦
・磐田とはつい半月ほど前に闘ったばかり。しかもその時の磐田はほぼフルメンバーだったので、試合前の展望といっても大して書くことがありません。補強概要は前回の展望を参照のこと。
・短い間に飛び込んできたのはイ・グノ退団の報。例によって関係者談というのが眉唾ものですが、4月16日付けの報知によると
磐田の韓国代表FWイ・グノ(25)が、契約満了となる6月19日で退団することが15日、濃厚となった。韓国のサッカー関係者が「6月で磐田を去るようだ。既に本人には、そう伝えられたと聞いている」明かした。
クラブ幹部は「4、5月の活躍を見て決めたい」とする一方、「ただ、ウチも財政難だから、今の契約では結べない」と話した。同関係者によれば、財政難の磐田側は既に、年俸6000万(推定)の韓国人ストライカーに契約を延長しない方針を伝えたという。
とのこと。
・磐田は金がない。
→海外志向の強いイ・グノも磐田に長居するつもりはない
→例によって代理人が海外の移籍先探しに失敗
→そこで例によって神戸が手を挙げ
→すかさずイ・グノが断りの電話を入れる
という展開が目に浮かびます。
・ほんで落ち着き先がペドロを放出したG大阪だったりしてな。
・ニッカンの続報では、年棒減額ながらもイ・グノに契約延長のオファーを出したとのことですが、大宮戦の出来を見ると高額な年俸を払ってまで契約を延長する価値があるとはとても思えず・・・
・今週のニュースでは成岡の負傷が報じられていました。そこで20日の練習では前田&荒田の2トップにイ・グノをSHに下げていたとのことですが、荒田は磐田に移籍してからナビスコ横浜戦で初めてスタメンで出たくらいなので、噛みあうのかどうか不明。
・後日、船谷をSHに起用するとの報も。
・浦和は左SBに宇賀神が復帰するかどうかが不透明なくらいで、それ以外は前節と同じスタメンでしょう。代える理由はありませんし。
---------------------------------------
<前節:磐田 1-1 大宮>
---前田---李---
成岡---------西
---上田--那須---
朴--康珍--加賀-駒野
-----八田-----
55分:西→船谷
79分:成岡→松浦
89分:イ・グノ→荒谷
・BSで中継していた(こんな地味なカードをわざわざ放映せんでも・・・)のでだらだら観戦しましたが、まぁ共に下位に沈むのもやむを得ないという試合内容ながらも優勢だったのは終始磐田。
・大宮の中盤があんまりだとこともあって、磐田がほぼ一方的に中盤を支配。ロングボールや大きなサイドチェンジを織り交ぜながら磐田が軽快にボールを回してはいましたが、両SHと怪我を押して出場している左SB朴がさっぱりな上に、イ・グノの玉離れが悪くてチャンスを潰しまくり。ロングボールに対して献身的にポストプレーを繰り返す前田の努力が台無し。
・従ってボールは回っているものの、結局のところチャンスは駒野→前田のラインしかなく、この日唯一の得点はまさにそのパターン。駒野のクロスも単調で、といってもCBマトに跳ね返される場面のほうが圧倒的に多かったのも事実。
・攻撃にバリエーションがないとはいえ、ゲームを支配してはいたので磐田は勝たないといけない試合だったと思いますが、そこを勝ちきれないのが磐田。
・大宮の攻撃は磐田以上に悲惨で、「それほどキープ力があるように見えないCFへの後方からの放り込み & そのこぼれ玉を目がけての走りこみ」という偶然に頼っているとしか言いようがない代物。でも、そのゴリ押しであっけなく決壊してしまう磐田守備陣・・・
---前田---李---
松浦--------成岡
---上田--那須---
朴--康珍--加賀-駒野
-----八田-----
64分:成岡→山本康
77分:イ・グノ→荒田
・大きくメンバーを変更した浦和DF陣は極めて不安定で、その隙を突いて磐田が先制するも、ここで1点しか取れなかったのが結果的に磐田が勝ちきれない主因に。
・後半浦和がポンテを投入してから一転して浦和が優位に。
・終盤マシューのロングフィード → ポンテ → 柏木→ ポンテと単純極まりない浦和の攻勢に屈して磐田逃げ切れず。土壇場での守備の弱さはもはや磐田の名物。
| 固定リンク