【展望】10年第5節湘南戦
・99年に共に降格。00年にJ2で4度闘って浦和が全勝。浦和は1年でJ1に帰ってきましたが、湘南はフジタ撤退後大口スポンサーがおらず資金面の制約が多いこともあってその後も低迷。しかも仙台のように「あと一歩」のところまで来ながら昇格が叶わなかったわけではなく、半端ない低迷を続けていたので話題も少なく、従ってどんな選手がいてどんなサッカーをやっているのか皆目判りません。
・っちゅーか、湘南は昔「平塚」だったとか、中田がいたとか、天皇杯で優勝したことがあるとか、DDIのCMに選手一同が登場して熊やカモメを倒したりしていたとか、そんなことは知らない人がいても当然なくらいの月日が流れています。
・J1の舞台で戦うのは11年ぶりになりますがその間全く対戦がなかったわけではなく、天皇杯で2回対戦しています。
・一つは03年。ナビスコ優勝→ オフト辞意表明&ゼリッチ、メダル盗られる → 水をかけられたウェズレイにボコられてステージ優勝消滅 → 天皇杯@駒場で湘南にVゴール負け と絶頂からあっという間に転落の一途を辿った年の出来事なのでこちらは覚えておられる方も多いかと思います。思えば、これが「浦和、やってしもうた伝説」の始まり(それ以前の初戦敗退は単なる順当負け)で、その系譜が昨年の衝撃的な松本山雅戦に引き継がれたわけで。
・もう一つは04年。チャンピオンシップ直後の水曜日になぜか桃太郎スタジアムでひっそりと行われた試合なので、当然ながら観戦者も僅少。但しTV中継があったことを記憶していますが、この年は湘南に3-0と貫録勝ち。
・あんまり昔話を続けても今回の対戦の展望には何の役にも立たないので、先へ進みます。ナビスコ杯(清水 2-0 湘南)はスタメンを大幅に入れ替えて捨てゲーム扱いしたようなので見なかったことにして、前節の様子を記しておきます
<前節:湘南 2-0 新潟>
阿部---田原---中村
--坂本----寺川--
-----田村-----
山口-村松--ジャン-臼井
-----野澤-----
23分:山口→島村(負傷交代)
70分:寺川→永田
83分:中村→中山
・カウンターが炸裂して反町監督の古巣新潟に快勝。元浦和の中村が先制点を挙げています。相手にボールを持たせて、低い位置でボールを奪ってから人数をかけてのカウンターが持ち味の様子で、4-3-3というよりも実質的に4-1-4-1なのかも。
・もっとも横浜M、広島と地力のあるクラブ相手には3失点を喫しており、守備が堅いとも言い切れず。
・久しぶりの対戦になりますが、他クラブから流れてきた選手がほとんどで意外に新鮮味なし。特にCF田原には京都時代に随分痛い目に遭わされ(田原本人も退場したり(笑))ましたが、高さがない浦和にとって相変らず難儀な存在になるでしょうなぁ・・・
・久しぶりの昇格ながらも資金難のためか派手な補強はなく、この試合のスタメンにも新戦力の名は見られず。
・そういえばアジエルはどこ行ったんや・・・・
・浦和はナビスコ杯磐田戦で試した控えクラスのパフォーマンスがさっぱりだったため、中2日ながらメンバーの入れ替えは考えづらく、前節C大阪戦から負傷したセルを原口に入れ替えるだけかと。
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