麺屋 松尾@舎人公園
舎人公園駅から西へ。高速川口線と交わる入谷7丁目交差点を北へすぐのJOMOスタンドの脇を若干東に入った奥まったところにあります。
土曜昼に往訪。先客1、後客3。後客のうち2人は着席するや否やつまみとビールで一杯。残る一人は作業着姿でラーメン(特盛)となんとなくディープ足立な風景。
入口脇に店の大きさに不似合いなほど大量の食材の段ボールが積み上げられているもの妙ですが、店内はさらに妙で客席は店舗床面積の1/3くらいしかなく、後は製麺所だったり、小麦粉等の保管庫だったりします。いわば製麺所の片隅でラーメンを食べさせてもらっているようなもの。讃岐うどんではこういう店がよくありますが、ラーメン屋では珍しいかも。
つけ麺、ラーメン、みそラーメン、油そばがありましたが、「つけ麺・並(720円)」を注文。つけ麺は並で300gなのに、ラーメン(650円)だと150gと随分格差があります。券売機はなく後払い制。味の濃さ、麺の堅さ、油の量を注文できるとのことなので「麺堅め」で。
店内はコの字型カウンターのみ8席くらい。店内に熱がこもりやすいようで、後からドアを開け放ち。工場内には男性一人、女性二人の姿が見えましたが、男性は製麺所に籠りっきり。女性もラーメンを作っているようには見えず。っちゅーかそもそも厨房が見えません。
お盆に載って出てきました。
つけだれは動物系の旨味が強めに出ている一方、妙な甘味や酸味はなくて結構好みのタイプ。但し濃厚とは言いがたいので、半ばやむを得ないとはいえ食べ進むにつれて急速に薄まってしまい味わいが大きく損なわれるのが残念。
麺はやや太めで断面が心持ち角ばった感じのストレート麺。堅めにしてもらったつもりですが、出来上がりは堅いということはなく並堅といった印象。スープの絡みも良好で、まずまずの食べ応え。
具は薄目のバラ肉チャーシューが一枚とメンマ、刻みネギ、そして海苔と少々寂しげ。テーブルにカツオ粉が置いてあったので後半は味を変えてみようと思ってはいたのですが、食べているうちにその試みは忘れてしまいました。
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