新潟2010(2):三吉屋けやき通り店
(新潟2010(1)から続く)
東三条 12:06 (437M クモハ115-1530) 12:55 新潟
「松本商店」のラーメンは量的に物足りなかったので、ビッグスワンに向かう途中でもう一軒。最初は「青島食堂」の駅南店に向かったのですが、それらしい店が見当たらなかった(上写真はその後継と思しき店)ので、「三吉屋」へ。先客1、後客4。
ラーメン屋というよりは小料理屋っぽい外観。客席はカウンター7席と4人掛けテーブルが2卓ですが、寿司屋みたいなすっきりした内装。
厨房内には店主のオヤジとアシスタントの女性。さらに厨房外に接客係の女性の3人体制。
メニューも「ラーメン」「チャーシューメン」「もやしラーメン」の3種だけ。サイドメニューに餃子があるくらいで非常にシンプル。
あっという間に出てきました。
割りと古典的な丼ですが、スープもかなり古典的。とんこつ、煮干し、野菜等をベースとしたあっさり醤油味。古典的な東京ラーメンと比べるとかえしが淡口でスープが透き通っていますが、塩気控えめというわけではないので、味わいは東京古典派に似ています。
麺は極細でゆるい縮れ入り。この麺を玉にさせずに仕上げているのはたいしたもの。スープとの相性も申し分ありません。こういう麺なのでどうしてもやや柔らかめになってしまいますが、このスープならなんら問題がないどころかそれが最適でしょう。
刻みネギがやや多めな代わり、ばら肉チャーシューは申し訳程度。
どう見ても飲んだ後の一杯に適したラーメンなんですが、駅に非常に近い立地とはいえ、車社会の新潟で一杯飲んでラーメン食って帰るという文化に則ったラーメン屋が老舗として頑張っているというのは少々不思議。古町界隈が元気だった頃ならともかく・・・
この日2杯目だったので非常においしく食べられましたが、ファーストチョイスとしては少々物足りないのは否めないかと。
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