麺屋 優創@新大久保
新大久保駅から百人町を北へ。社会保険中央病院の斜向かい。屋号は「ゆさく」と読みます。土曜昼に往訪。先客1、後客2。
新大久保といえばコリアンタウンというか、もはや外国人街といったほうがよさげな街並みが思い浮かびますが、「優創」のある界隈は外国人街とは完全に一線を画した静かな住宅地。それゆえに人通りは少なそうで商売に向きそうもない立地。
店に券売機はなく、後払い。「魚介醤油ラーメン(850円)」を注文。他に「魚介味噌」「豚骨醤油」「豚骨和出汁醤油」といったメニューも。ごくフツーのラーメン屋だと思って入ってきた爺さんが多彩なメニューを前に目を白黒させていました(笑) 「俺はラーメンが食べたかっただけなのに」とも言いだけな様子。
甲殻類をふんだんに使用したスープが売り物で店内には海老の香りが充満。店内はL字型カウンターが10席弱と小上がりに4人掛けテーブルが2卓。都心店で小上がりがある店は珍しいと思いますが、割りとゆったりしたレイアウト。
厨房内にはキャップを被った若者が2人いましたが、共にシェフっぽい出で立ち。
黄金色に近いスープに海老やアサリが浮かぶラーメン離れした外観。表面が脂でテカテカしていますが、味わいはそれほど脂っぽくありません。良くも悪くも海老・カニを中心とする魚介系の味が強く出ていてやや甘ったるく、しかも食べ進むにつれて少々くどくなってきましたが、海老を前面に出した他店ほど嫌味はなく美味しく食べられる範囲に収まっていたかと。ワカメは普段ならそこだけ生臭くなるので嫌いな具材ですが、このラーメンについては全体が生臭いせいか全く違和感なく食べられました。
麺は平打ち縮れ麺で、パスタときしめんの中間のような食感。つるつるっとしていますがそれなりに小麦のつぶつぶ感もあってまずまずの食べ応え。スープはさっと絡む程度ですが、スープが濃すぎるくらいなのでその程度で十分。
決して目新しいというわけではありませんが、類似店の中ではもっとも好みに合いました。
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