野郎ラーメン@神田
神田駅南口から日銀通りを東へ。隣に「油屋製麺」、その隣に「味伝」とちょっとしたラーメン激戦区となっています。
「野郎ラーメン」はせたが屋グループが手がける「なんちゃって二郎」系の店で、「大ふく屋」の一部店舗で試行的に「野郎ラーメン」をメニューに加えた後、西川口に「野郎ラーメン」を出店。その後神田に店舗展開したようですが、位置づけは神田が本店。
西川口のほうへ先に往訪したのですが、店舗改装中とやらで店が閉まっていたので、結果的に神田が先の往訪となりました。平日夜の往訪。先客6、後客3。
ラフが手書きがなんともいえない券売機のボタン。「野郎ラーメン(680円)」を注文。ニンニク増し・アブラ増し・化調増し・カエシ増しが無料ですが、それぞれに券売機のボタンがあるというのはちょっと珍しいかも。またカレースパイスが無料とありますが、何に使うのかな? 他に「味噌野郎」「辛味噌野郎」「汁無し野郎」といったメニューがあり、それぞれ「豚野郎」「メガ豚野郎」とパワーアップ。「野菜増し」は別料金の模様。
店内は非常に狭くカウンター7席のみ。しかもこの手の店の特徴として痩せた客はまずいないので、狭い店がますます狭く感じます(苦笑) また狭い店なのに接客専門の女性1人を含めて5人もスタッフが店内にいるので店内はものすごい人口密度。厨房内には3人いて、一人は専ら仕込み、一人はリーダー風で麺茹で&野菜炒め、そしてもう一人はその指導を受けつつ盛り付けといった感じでしたが、多店舗展開を睨んで人材育成中なのかも?
また食券を出す時に「ニンニク入れますか?」と聞かれました。他の客の注文を聞いていると「麺堅め」には応じていましたが。
スープの表面で脂がテカテカしています。背脂もプカプカ。「こんなん食べて大丈夫なんだろうか?」と来し方行く末を考えることしばし。ただ食べてみると拍子抜けするほどガッツリ感がありません。カエシが弱いのはすぐに判り、カウンターに「味が薄い方はパンチ汁を入れるように」と書かれているのは判るような気がします。もっともワシはまだ将来に希望を捨てていないので「パンチ汁」には手を出しませんでしたが(苦笑) またカエシだけじゃなくて、肝心の出汁のほうもイマイチ旨味が出ておらず、これじゃ「化調増し」を頼む人が出てくるのは道理。
麺は極太縮れ麺でかなり堅め。これでさらに「堅め」を注文してしまうと食べづらいだけのような・・・
「野菜増し」ではないので、モヤシ・キャベツ・ニラの炒めものはこんもりと盛られた程度。値段の割にはチャーシューが厚めなのは特筆すべきで、しかもやたら脂っぽかったり、しょっぱかったりすることもなくまずまず美味でした。
スープがはずれだったのは一時的なブレかもしれませんが、店が狭すぎて居住性が悪いのは致命的。似たような「なんちゃって二郎」がそこら中にある今となっては、空いている時じゃないと行かないでしょうなぁ・・・ 西川口で出直しかな?
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