【TV短感】ドイツ 0-1 セルビア
後ろから引っ掛けたり、タックルで足の裏が相手の足首に入ってしまったりと、一つ一つのプレーは「イエローも仕方ないかな?」とは思いましたが、試合そのものは全く荒れておらず、大量にばら撒かれたイエローカードは一体何なんだという気も。
早い時間帯から厳し目にイエローを出して、そのまま引っ込みが付かなくなったというか、歯止めが効かなくなったというか、なんだかJリーグでもありがちなヘボ主審を見ているような感じで「こりゃ退場者が出るな」と思ったら案の定クローゼが2枚目のイエローで退場(その後「クローゼがクローズ」という早野渾身のオヤジギャグを右から左へと受け流す町田アナ(笑))。
クローゼ退場直後にセルビアが先制。右サイドからのハイクロスをファーでジギッチが競り勝って、落としたところをヨバノビッチがどフリーで押し込むと完璧の崩しからのゴール。
試合が面白くなったのはそこから。ドイツは前半攻め倦み気味で非常にスローモーなプレーを繰り返していましたが、クローゼ退場&1点ビハインドになってから怒涛の反撃。前半終了間際にセットプレーからの流れからのシュートがバーを直撃。後半は一人少ない分を運動量でカバー。しかも後ろ目から長い距離を走ってどんどん選手が前に飛び出してくる!これが出来るなら最初からやれっつー気がしないでもありませんが(笑)
ところがそのチャンスをポドルスキーが外しまくるんだな、これが。ヴィディッチが何を考えてんのか自陣エリア内でバンザイしてイエロー&PKとなり、ドイツ絶好の同点のチャンスを得るも、そのPKをポドルスキーがまた外す。しかもシュートコースをきっちり読まれて。
レーブ監督はカカウ、マリンを投入するも共に何の仕事もできず。マリオ・ゴメスを投入した時点ではさすがのドイツも足が止まってしまって完全に手遅れ。カウンターで失点を重ねなかっただけマシだったかと。でも、終盤の闘いぶりに往々にして相手が根負けしてしまう「ゲルマン魂」を感じなかったのは少々寂しくもあり。
豪州に大勝して赤丸急上昇だったドイツがまさかの敗戦となってしまいましたが試合内容自体は悪いわけではなく、クローゼ抜きでも豪州戦で稼いだ得失点差を生かして最終戦でグループリーグ勝ち抜けをきっちり決めてくるとは思います。ただ山のようにイエローカードをもらってしまったので、トーナメントに入ってからポロポロ選手が抜けてしんどい闘いを強いられるんでしょうなぁ・・・
P.S.
くたびれた学校の先生みたいな、ドイツ監督&コーチのVネックカーディガンはなんとかならんのか?あれだったらフツーにスーツ、あるいはジャージのほうがナンボかマシやろうに・・・
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