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2010.06.01

【TV短感】日本 1-2 イングランド

・遠藤CK→闘莉王で日本が「まさかの」先制点を挙げ、急遽導入した4-1-4-1も良く機能し、かつイングランドのミス連発にも助けられて善戦はしましたが、終盤急激に失速。サイドからの鋭いクロスボールに対応しきれず、闘莉王、そして中澤が相次いでオウンゴールを献上して逆転負け。

・強豪相手に善戦はするものの、最後まで堪え切れないというのは「豪州戦の悪夢」以来お馴染みの負けパターンになってしまいましたが、それでも惨敗した先の韓国戦に比べれば闘う姿勢が蘇ったように伺えたことだけは評価していいのではないかと。

・韓国相手に「ハエ」が全く通用しなかったことで、遅まきながら守備重視の本番モードに切り替え。運よく先制したこともあって、日本はリトリートして相手にスペースを与えず、イングランドの攻撃を封じる作戦に。前半のイングランドはウォルコットやレノンが盛んに単騎サイド突破を図りますが、大久保はもちろん本田すらも守備に回って穴封じ。

・もっとも前半のイングランドの出来はあんまりで、プレミアリーグで見せている時の半分以下しか動いていないような・・・ カペッロはハーフタイムに一挙5人も入れ替えましたが、代えられた5人のうち何人かはW杯本番へは行けないんでしょうなぁ・・・ そしてサイドチェンジは最後までミスしまくり。

・壁に入っていた本田は何を思ったのか「ヘイ、タクシー!」でランパードのFKを止めてしまいPK与。ところが川島がコースを読みきってランパードのPKを阻止。これで日本が逃げ切っていれば、この日最大の見せ場だったんでしょうが・・・

・終盤はお決まりの大失速でサイドを徹底的に突かれ、オウンゴール2発で逆転負け。勝ちに行くなら大久保に代えて投入するのは矢野だと思う(っちゅーか、それ以外矢野の使い道がないだろう?)のですが・・・

・守備重視で臨んだ以上得点機が減るのは致し方ないところですが、ファーディナンドと競り勝ってどフリーになった岡崎のシュートはバーの上、それ以外は後半投入された森本のシュートが多少可能性があったくらい。まぁ付け焼刃で臨んだ以上守備がそこそこ良かっただけでも十分で、攻撃の不出来には目をつぶらざるを得ないかと。

・「高い位置からのハエプレス」という基本戦術を土壇場で放棄して結果は吉と出たようですが、そうなると23人の選考はこれで良かったのとか(攻撃はカウンターに頼る場面が増えるだろうし・・・)、ベンチで胞子をまき散らしているあの方の処遇はとか、別の問題が浮上・・・

・冷静に見ればW杯本番でグループリーグを勝ち抜けるレベルに到達したわけでもなんでもなくて、恥ずかしくはない試合ができるレベルに立ち戻ったにすぎないんだけれども、準備時間がほとんど残されていない今となってはそれだけで十分。日本の誇りを取り戻せただけでも意味のある試合だったと思う。やっとこさ本番が楽しみになってきたで。

-----岡崎-----
大久-遠藤-長谷部-本田
-----阿部-----
長友-闘莉王-中澤-今野
-----川島-----

65分:岡崎→森本
71分:大久保→松井
86分:遠藤→玉田

得点:7分 闘莉王 72分 闘莉王 83分 中澤

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