福知山城
(「福知山へ」から続く)
4ヶ月も放置状態でしたが、Jリーグ中断期間中に消化しておきます(笑)
福知山城は駅から東へ15分ほど歩いたところに建っています。本来は本丸の西に二の丸が連なっていたはずですが、現在は影も形もなくなってしまい、市街地の中にぽっこりと小高い丘の上に本丸だけが残っている状態。
東側に隅櫓が上がっていますが、これはパチモノで「佐藤太清記念美術館」。紛らわしいもの建てるなっちゅーねん・・・
二の丸から本丸への伸びていたはずの登城口の代わりに、まるで搦め手口のように本丸のどてっぱらに登城口を設置。
福知山城の石垣には墓石や石仏が多数転用されていることで有名。
福知山城が復元されたのは比較的新しくて1985年のこと。市民の募金でできたというのが素晴らしい。鉄筋コンクリート造りながら外観は古文書に基づいて忠実に復元されています。大天守と小天守を渡櫓で結んだ形ですが、如何せん本丸が狭く、本丸でその雄姿を一望するのは甚だ困難。
福知山市と大江町の合併を記念して、「日本鬼師の会」が福知山城天守の鯱瓦を復元したもの。 「日本鬼師の会」とは鬼瓦の保存と技術継承を目的とする団体。
天守に登っては見ましたが、これといって見所もなく・・・
観光の起爆剤には「大河ドラマ」か「世界遺産」かっっちゅー感じ・・・ 明智光秀は丹波国を平定後、福知山城及び周辺市街地の基礎を作り、かつ善政を布いていたので福知山での人気は絶大。
といっても光秀が福知山を治めていたのはわずか3年。しかも自らは本拠を坂本に置き、福知山には城代明智光満を置いていましたから、福知山への光秀の影響はどこまであったかどうか・・・
大小の天守が連立する様を眺めるにはかなり距離を置くしかないようで・・・隣接する市役所の最上階が一番良い場所かも。
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