【閉店】ゆたか@馬喰町
馬喰町駅3番出口から目の前の馬喰町1丁目交差点を渡ってすぐ。「エトワール海渡」のビルがやたら目立ちますが、この辺は問屋街。一般消費者にとってはまるで縁がない街で、国鉄末期の金のなさとやる気のなさをそのまま形にしたような、素寒貧かつ小汚い馬喰町駅に降りるのも実に久しぶり。
店は小さなビルの中2階。表通りに面していない分、外観には多少工夫を凝らし様子。中は非常に広くて、かつテーブル席主体。4人掛け×5、2人掛け×5、さらに厨房に沿ってI字型カウンター8席。もともとラーメン屋ではなかったんでしょうなぁ、ここ。そんなだたっぴろい店に店主とアシスタントの女性が一人。ちなみに店主は平川にそっくりでした(髭のせいかもしれませんが)。
券売機はなく後払い制。らーめんは白、黒、赤とあり、基本と思しき「白らーめん(700円)」を注文。
ぱっと見は博多風のとんこつラーメンですが、とんこつ臭は全くありません。とんこつ臭満点の濃厚とんこつではなく、マイルドな東京風のとんこつを志向するのはいいのですが、マイルドというより単にとんこつの旨味があまり出ていないような・・・
麺は細めのストレートでややざらざらとした食感。堅めでぽきぽきとした歯応えは結構好きなのですが、これは濃厚とんこつにこそ合う麺であって、このスープでは強すぎる感じ。
具は薄いチャーシューが一枚とキクラゲ、モヤシ、刻みネギ。
量が少ないので替玉(150円)を追加しましたが、当然ながら出汁の薄さがさらに気になる結果に。卓上に調整用の「たれ」が置いてありますが、この薄さはかえしの問題じゃないからなぁ・・・ 無料で出された高菜や卓上にあった白ごまでなんとか誤魔化し、誤魔化しながら麺のみ完食。そういえば紅生姜は置いていないですね。
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