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2010.06.03

神戸2010(4):有馬温泉泉源巡り

神戸2010(3)から続く)

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三ノ宮 8:50 (JR西日本バス)  9:23 有馬温泉

一夜明けて、久しぶりに一山越えて有馬温泉へ出かけてみました。

三ノ宮から有馬温泉へは直行バスが出ています。六甲山をトンネルでぶち抜くどころか、今や六甲の裏まで高速道路が走っとるんですなぁ・・・

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いつの話やねんという謗りは免れませんが(苦笑)、太閤橋のあたりにはまだちょっと桜の名残も。

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小雨交じりのあいにくの天気でしたが、単純に温泉に浸かって帰るだけでは勿体無いので泉源巡りに興じてみました。

最初に訪れたのは共同浴場「金の湯」にほど近い「御所泉源」。有馬温泉を特徴付ける鉄錆色の「金泉(含鉄・ナトリウム-塩化物強塩高温泉) 」が沸く泉源で、塩分と鉄分が多く含まれ、案内板によると塩分濃度は日本一とか。温度97度。

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こちらは「御所泉源」から若干坂を登った極楽寺の裏にある「極楽泉源」。こちらも金泉で、太閤秀吉が造らせた湯殿へ金泉を送っていたと言われているとか。

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有馬の温泉街を登り詰めたところにある「炭酸泉源」。その名の通り炭酸ガスを含んだ温泉(銀泉:単純二酸化炭素冷鉱泉)で、昔は砂糖を入れてサイダーとして飲まれていたとのこと。 温泉と言っても温度は18.6度しかありません。

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炭酸泉源の発見は意外に新しくて明治6年。

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飲泉所があったので一口試してみましたが、炭酸以上に鉄分が強くて正直不味いんですわ、これが。山形の肘折温泉(正確にはその近隣の「カルデラ温泉館」)にも炭酸泉が沸いていますが、そこの味と比べると雲泥の差。

こんなもんに砂糖入れて飲むくらいやったら、昔はフツーに「神戸ウォーター」を飲むほうが美味かったでしょうし、今でも「淀川の水」のほうがまだマシでしょうに・・・

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坂を下って「妬泉源」。字面が甚だ不穏当ですが、「昔、美人がこの泉源の前を通ると、お湯が嫉妬して噴き出した」ことからこの名があるとのこと。唐突に吹き出ることで判るように、ここは間欠泉。泉質的にはここも金泉ですが。

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さらに坂を下って「天神泉源」。鳥居の奥で盛んに湯煙が上がっています。ここも金泉。

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境内には天神さんに付き物の牛の石像もありましたが、そもそもなんでここに天神さんがあるのかは不明。

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あとで「金の湯」に出かけたところ、金の湯は天神泉に加えて有明1号・2号という泉源からも引かれているとのこと。でも観光案内所でもらった神戸市作成の有馬温泉「湯らりめぐり」 という地図にはなぜかその泉源は載っていないんですな。

ぱっと見ただけでも旅館が独自に櫓を立てて泉源を確保しているところがぽつぽつあり、有馬に数多ある泉源でも観光用に周辺を整備しているところをそうでないところがあるのかも。

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