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2010.06.21

【TV短感】ブラジル 3-1 コートジボアール

 コートジボアールはブラジルを攻め倦んでいる上に、先制されたにも関わらず一向に攻撃のギアを上げる気配がないので後半30分くらいまでは正直つまらない試合でしたが、致命的な3失点目を喫してから遅まきながらコートジボアールが反撃。左サイドからのクロスがブラジルDFラインの一瞬の隙をついてどフリーで抜け出したドログバに通ってようやく1得点。

 その後時間稼ぎに出たブラジルと玉際に厳しく行き始めたコートジボアールとがあちこちで交錯し始め、もみ合いとなる場面が続出。その過程でカカが立て続けに2枚イエローを貰って退場となるなど、ゲームとは無関係なところで大いに見せ場を作っていたような・・・

 とはいえカカ退場もゲームの流れを一変させるには至らず、ブラジルが悠々逃げ切り。イザコザが長かった割にはロスタイム3分はあまりにも短く、コートジボアールが激怒するのは当たり前ですが、6分くらいあってもたぶん結果は変わらなかったかと。

 コートジボアールは序盤ボールを持っている時間こそブラジルより長かったものの、全く決定機に持ち込めず。相手サイド奥まではボールを運べますが、中央を崩すアイデアがありません。ドログバはスタメンで出てきましたが終始孤立気味。結局コートジボアールのチャンスは得点場面と、右サイドのクロスからドログバがヘッドを放った場面の2回だけだったかな?

 ブラジルもブラジルでこれまた無理に攻めに出ることは無く、バランス重視の構え。とはいえ、チャンスをきっちり決めてくるところはさすがで、先制点はロビーニョ、カカ、ルイス・ファビアーニョの3人が細かいパス回しで中央突破。DFラインを突破してルイス・ファビアーニョがGKの上を抜いて先制。

 試合の行方を決定付けた2点目はルイス・ファビアーニョのブラジルらしい見事な個人技によるもの。CB2人をぶちぬいての追加点でしたが、その過程でハイボールの処理がどう見てもハンドだっちゅーのが残念至極。

 さらに左サイド奥深くに抜け出したカカからのクロス→右から中央へ飛び出してきたエラーノに通って3点目。

 今回のブラジルの試合内容は非常に堅実で、「華麗奔放」とはかなり遠い位置にいるゆえ、勝っても勝ってもブラジル国民には全く支持されないっちゅーのが気の毒といえば気の毒ですが、ただでさえ強いブラジルが勝負に拘りだしたら他国はたまらんですわ、いやホンマ。

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