青森温泉三昧(4):味の札幌 大西
(青森温泉三昧(3)から続く)
青森駅の南東。中三デパートからさらに南へ進んだ繁華街とはだいぶ外れたところに立地。店の正面はガラス張りですが、風が直接店にふきこまないようにできているののは北国ならでは。
驚くほど大きな店で、入り口付近に6人掛けのテーブル。奥にカウンターが10席ほど。さらに小上がりに8人掛けテーブルが2卓。地元の人気店で、そんな大きな店が地元客で満席。店内に待ち行列が2人できていました。
醤油ラーメンや塩ラーメンといったノーマルなメニューもあることはあるのですが、この店の売り物は「味噌カレー牛乳ラーメン(780円)」なのでそれを注文。実際客のほとんどが「味噌カレー牛乳」か「味噌カレー」を頼んでいます。従ってラーメン屋なのに店内にはカレー臭が充満。
困ったことに随分大きな店なのにスタッフが2人しかいないんですな・・・ごま塩頭のオヤジが配膳やら会計やら後片付けやらと諸事せわしなく動き回っていて、、厨房内で若者がせっせとラーメンを作っています。いっぺんに7、8杯ぐらい作っているようですが、人手不足のため最初に出てくるのと最後に出てくるものではかなり時間差が出来てしまいます。ワシのところへ回ってきたのは最後のものでした・・・
まぁ味噌とカレーという個性の強烈なものを組み合わせると味のほうはだいたい想像がつき、実際その通りなんですが、牛乳投入で味わいがかなりマイルドになっています。モヤシの上にバターが載っており、最初はバターなしで、そして徐々にバターを溶かしながら食べてみましたが、味わいの変化を楽しむには至らず。ベースとなる出汁がイマイチなのか、コクに乏しいのが残念。
麺はやや太めの黄い縮れ麺。最後に出てきたのが祟ってか、やや柔らか目・・・
具はチャーシューが一枚とモヤシ。乾燥ワカメがどっさり入っていますが正直どうなんでしょう・・・
量はかなり多く、元々は学生向けのように思いますが、今では老若男女幅広い客層を掴むのに成功したようです。ただ個人的にはネタとして一回食べれば十分かな。
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