青森温泉三昧(6):くどうラーメン
(青森温泉三昧(5)から続く)
昼飯はホタテ等が美味しそうな食堂「おさない」にしようと思ったのですが、あいにく観光客で満員(手荷物の多さで一目瞭然・・・)で店内に待ち客さえ出ていたのでそそくさと撤収。そんなこともあろうかと思って控えに取っておいた「くどうラーメン」へ転進。
中三デパートのほぼ西隣で、昨日行った「味の札幌 大西」も近所。
ちょうど昼飯時に差し掛かったためか、20数席はあろうかという店は満員。そうこうしているうちに4、5人待ち客がでたでしょうか。もっとも入った時が混雑のピークだったようで、食べ終わる頃には待ち行列も解消し、空席が出始めていました。
メニューは普通のラーメンの他、メンマ、チャーシュー、月見、さらに具がネギしかない「サービスラーメン」というのがあり、それぞれについて特大・大・中・小とサイズが選べるシステム。大が普通サイズらしいので「ラーメン・大(500円)」を注文。食券には通番が振ってあり、店内で待っていると番号でお呼びが掛かります。
店内は壁際のカウンターが10席、店奥のU字型カウンターが10席、それに4人掛けテーブルをくっつけて8人掛けにしているものが1卓。老人から赤ちゃん(赤ちゃん連れの家族客が2組も!)まで客層は実に幅広。どう見ても全員地元の方で、明らかに観光客だと判るのはワシだけかも・・・そのせいかどうか判りませんが、勝手が判らずにキョロキョロしていると店員さんが何くれと親切にしてくれました。フロア内にはオバハンが2、3人忙しく立ち回っていますが、厨房内の様子は判らず。
焼干しベースの醤油味。雑味が一切なく、かえしも弱めで誠にあっさり、すっきり。後味さっぱり。煮干しではなく焼干というのはあまり経験がありませんが、首都圏の煮干が売り物の店だと往々にして他店との差別化を図るべくインパクトを出そうとしすぎて気持ち悪いくらい煮干過多になってしまうところもありますが、地方だとそういう奇をてらった方向に進化せず、万人受けする落ち着いた逸品が出てきます。
麺は心持ち細めで、なぜか縮れまくり。茹で加減はやや柔らか目。スープの絡みは申し分なし。
脂身の少ない、堅めのチャーシューが3枚と細いメンマ、そして刻みネギと具もシンプル。これで500円ですから恐れ入りましたとしか言いようがありません。
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