【展望】10年第15節京都戦
・中断明け2戦、G大阪、広島と地力のある相手に連敗。ここから京都、大宮、神戸と下位チームとの連戦になりますが、この3戦で一勝もできないようなら、高邁な理想を掲げるフィンケ監督も求心力を失ってチームは一気に瓦解すると思います。シーズンの半ば迎えたばかりですが、いかんせん昨夏の結果が結果なんで、ここで勝てなければ選手達が自信を失い、迷い迷ったあげくさらなる深みに嵌ることは必定。
・しかも運が悪いことに暢久が前節に続いて出場停止の他、細貝が警告累積で出場停止。細貝の代わりは啓太が務めるのでしょうが、前節暢久に代わってスタメンに入り、まずまずの出来だったスピラが90分持たなかったというのは衝撃的事実。幸い京都のFW陣には高さがないので堀之内のCBでも目先はなんとかなるのでしょうが・・・
・夏場の連戦で攻撃陣は部分的にターンオーバーするのがベター - 特に達也は代え時でしょうけど、絶賛どつぼに嵌り中のフィンケにその勇気があるかどうか。
・京都は今シーズンディエゴ以外の外国人を総入れ替え。運の悪いことに韓国代表CBカク・テヒが代表戦で故障(前節からベンチに復帰)。DFチエゴは外れだったのか、第7節以降は出番僅少。
・骨折したまま開幕を迎えたMFドゥトラは第9節からコンスタントにスタメンで出ていますが、G大阪戦をテレビで見た限りでは「俺が、俺が」なタイプで使いづらそう。
・加藤監督は就任後4年目を迎えるにも関わらず一向にチーム力は上向かず。今年は「攻撃サッカー」を標榜してポゼッションを高める方向へ動いたようですが、点は取れずに失点だけが増えた結果を踏まえて再度守備重視に舵を切り直し、ナビスコ杯は3-4-2-1にシフトした模様。
・もっとも浦和戦に限って言えば京都は従来の持ち味だったカウンター狙いで迷いなく闘えるのが強みといえば強み。その判りきった狙いにどっぷりと嵌ってしまうのが夏の浦和なんだよなぁ・・・(´・ω・`)ショボーン
・京都はリーグ戦は3月の磐田戦を最後に勝ちなし。しかし、相手の状態がどんなに悪かろうと、浦和が勝てる保証はどこにもないのは昨年の大分戦で証明済みですね。
・京都の柱谷(現浦和GM)や、FC東京のガーロなど浦和戦に負けた直後に首が飛んだ時期もありましたが、今じゃ相手に引導を渡すどころかこちらが返り撃ちに会いかねない状態です・・・と思っていたのですが、それ以前に京都の大殿様がお手打ち(笑)
<前節:川崎 1-0 京都>
-----宮古-----
--ドゥトラ---ディエゴ--
中村太-安藤-角田-渡邉
-森下--水本--増嶋-
-----平井-----
HT:ドゥトラ→柳沢
70分:角田→中谷
78分:宮古→加藤
・加藤監督は相手に応じて頻繁にフォーメーションを変えることで知られていますが、この試合は前節の4-2-3-1から一転して、3-4-2-1を採用。アウェーの川崎戦ということで守備重視で臨んだものと思われますが、この「年から年中場当たり的」というか「日本のゲルト」みたいなスタンスが、長期政権の割にはチーム力に積み上げを感じない主因かと。
・スコアレスドロー濃厚だったようですが、終了間際にジュニーニョの一発を喰らって敗戦。
-----柳沢-----
林---デエゴ---角田
---安藤--佐藤---
李--森下--水本-染谷
-----水谷-----
58分:林→中山
89分:ディエゴ→シジクレイ
・前半は圧倒的に優勢。しかし後半半ばまで持たずに失点。いったん先制されると全く反発力がなく、そのままズルズルと敗戦。
・秋の観光シーズンに開催された試合ですが、内容は盛夏の試合と大差なし。「弱い上に面白くない」昨年の浦和を凝縮したような試合。
・それでも昨年は京都観光を堪能できたからいいんですけどね。試合はツアー観光の後に「免税店」に連れて行かれるようなものとして割り切れば(苦笑)
・今年は平日のナイトゲーム。まさに試合を見て帰るだけ。「免税店」を回るだけのツアーってありかよ(´・ω・`) ショボーン
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