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2010.08.23

【観戦記】10年カップ戦決勝:浦和L 2-3 日テレ

二度にわたってリードしながら逃げ切れずに逆転負け。最後は中盤の力の差が出てしまったのが逆転を許した原因かなと思いましたが、カップ戦の面子で日テレ相手に真っ向勝負で挑み、五分五分の戦いを演じられたのは大きな収穫でしょう。

20100822no023

-----北本-----
岩倉---藤田---柳田
---庭田--窪田---
森本-矢野--西田-土橋
-----小金丸----

HT:窪田→荒川
80分:柳田→熊谷
89分:藤田→加藤

得点:55分庭田、62分藤田

GK山郷、CB熊谷を外すいつものカップ戦メンバーですが、目新しいのは藤田をスタメン起用してトップ下に据えたのと、柳田を右SHに出したこと。そしてその藤田がこの日大活躍。

スキルフルな藤田は複数人からプレッシャーを受けても容易にボールを失わず確実に味方にボールを繋げる上に、ボールを出したらちょこちょことスペースに顔を出し、おまけに守備もさぼらずに懸命に走る。ああ、ついにこういう選手が浦和に来るようになったのかと感涙にむせんでしまいました(大袈裟)。

前半はMF原を中心に中盤で優勢に立った日テレが押し気味でしたが、浦和も岩倉に2度ビッグチャンスがあり、チャンスの数だけ見れば五分五分の内容。

20100822no020

-----荒川-----
北本---藤田---岩倉
---柳田--庭田---
森本-矢野--西田-土橋
-----小金丸----

浦和は後半頭からFW荒川を投入。おそらくゲームプラン通りの交代でしょうし、その荒川もポストプレーヤーとして期待通りの働き。右サイドからのパス→荒川ポスト→藤田ゴール!という一連の流れは荒川の存在なくしては生まれようがなかったかと。

しかし、庭田のロングシュート、藤田のゴールと2度にわたってリードしながらも逃げ切れなかったのは残念。反省すべきなのは終盤に岩倉が与えたPKではなく、GKとDFの連係ミスから大野にやられた1点目でしょうなぁ・・・ GK小金丸は準決勝INAC戦では同じような角度のシュートを2度ぶちこまれていましたが、山郷との力の差はまだ大きいかなという印象。

終盤は疲労困憊の柳田に代えて熊谷を投入しましたが、最初は藤田を下げようとしていた(=庭田をトップ下に上げる)ところを見るとこの交代も誤算だったのでしょう。結果、守備の弱い庭田がボランチに残ることになり、これが終盤に逆転を許した一因かと。

また直接失点には絡んでいませんが、攻守とも全く機能しない北本の左SH転用に固執したのも良くなかったかと。

PK与&イエロー2枚で退場になった岩倉。さすがに試合終了後は号泣しておりましたが、今大会で最も活躍した選手であることは間違いありません。リーグ戦ではあまり出番がなく、ようやく巡ってきたカップ戦でのチャンスを存分に生かした岩倉。おそらくそのままリーグ戦でもスタメンに定着すると思われますが、そこでこの日の悔しさを晴らしてほしいものです。

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