花巻温泉巡り(1):花巻にて
大宮 8:22 (はやて5号 E225-109) 10:42 新花巻
新花巻駅で新幹線を降り、釜石線に乗り換え。新花巻駅は花巻市街から大きく東に外れており、しかも高速道路ICが傍にあるわけでもないので、長野新幹線佐久平駅周辺のように新市街を形成するわけでもなく、今も昔も新幹線が止まる時間帯だけ賑わう小駅に留まっています。
釜石線への地下道をくぐった先にはわずか一本のホームがあるだけ。新花巻駅は東北新幹線開業時にはなく、あとで地元の請願で出来た経緯がこの辺にもよく表れています。
新花巻 11:04 (1640D キハ100-24) 11:12 花巻
花巻駅到着。花巻駅も市街地中心部から微妙に西に外れていて、駅周辺はホテルしかありません。北上川へ向けて緩やかに坂を下った先が中心部。
花巻は「わんこそば」の発祥の地とされ(盛岡ではない!)、「嘉司屋」はわんこそばのメッカ」みたいな店。入店するとすぐに「わんこそばのご予定ですか?」と聞かれました。ここに来る観光客は大概そうなのかもしれませんが、一人でやって来て「わんこそば」を頼む奴はおらんだろうフツー・・・ 「大ざるそば(630円)」を注文。
平日の昼まで店内は閑散としていて「ししおどし」が煩いほど。その割りに仲居さんがやたら大勢いて不思議でしたが、その後続々と客がやって来ました。そのうちの何割がわんこそばだったのかは判りませんが・・・
黒っぽい田舎蕎麦ですが、残念ながら細麺で、しかも柔らか目。大ざるなのに量も少なめ。後客で大ざるにおにぎりを付けていた人がいましたが、確かにそれで量的にちょうど良い感じ。この蕎麦ってわんこそばで出てくるのと全く同じなんでしょうか・・・わんこそばは味わいものじゃないからこれでいいんでしょうけど、単品で食べるとちょっとアレですわ・・・
つゆは濃口ながらもやや甘めで、これまた苦手。薬味でもみじおろし、ネギ、わさび。
時間帯が早いので蕎麦湯が若いのは致し方ありませんが、総じて好みには遠い店でした。
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