【閉店】店名なし@蕨
2010/9/20で閉店との報。やっぱ、この場所じゃ無理だったか・・・
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蕨駅が最寄ですが、戸田駅や西川口駅との中間といって差し支えないくらい駅から距離がある住宅地の中に立地。土曜昼に往訪。
蕨の道路は格子状とも放射状とも言いがたい複雑な屈曲を描いているのでしょっちゅう迷子になってしまうのが難ですが(^^;ウチからだと自転車で15分くらい。案外近くて開店前に着いてしまいましたが既に行列2名。その後親子連れが一組。
この店の最大の特徴は屋号がないこと。従って暖簾は真っ白。ネットで調べると、仕入れ業者等との取引の便宜上「貴里純(きりずみ)」という仮の屋号を使ってはいるそうですが、店内にそれを示すものは見かけませんでした。
玄関先に置かれた券売機で「醤油らーめん(650円)」を注文。店内は郊外店らしいゆったりとした作りですが、カウンター6席に加えテーブルを5卓置いているものの、テーブル席の椅子が壁に向かい合うようにセットされているので事実上カウンター代わり。奥に小上がりがあるようで、親子連れはそこに通されていました。厨房内にはオヤジが2名。
先客のうち、でっぷりと太った方はコテコテのラヲタのようで、着席するや否や他の客の迷惑を顧みずに声高にウンチクを一人語り。まぁ鉄の世界でも駅員を掴まえてマニアックな話をしたがる輩がいますが、どこの世界にもいるんですなぁ(苦笑)
ぱっと見はスープが黒々としていて少々驚かされますが「富山ブラック」のようにやたらしょっぱいわけではなく、むしろ醤油の酸味がかなり強めに出ています。表面の脂はさほど気になりませんが、かえしがきついので出汁そのものを味わうにはイマイチかな? でもグイグイと飲んでしまいがちな魅力を有しています。
焦げ茶色に染まった麺は太麺で強い縮れ入り。やや固めでもっちりした歯応え。スープとの相性も抜群。ちなみに店先に「製麺データ」が置かれていましたが、こういうのがマニア心をくすぐるんでしょうなぁ・・・
刻み玉ねぎも良い箸休めに。他に柔らか目のバラ肉チャーシュー、ほうれん草、メンマ。
近隣のラーメン屋ではぶっちぎりの出来。滅茶苦茶場所が悪くて、駅から非常に遠いのに店に駐車場がないのにはビックリですが、これも自信の表れなんでしょうか?
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