【観戦記】10年17節:神戸 1-0 浦和
前節に続いて45分以上数的優位で戦ったにも関わらず一点も取れず。しかも数的優位になってから失点を喫し、さらにこれといった決定機が無いまま試合を終えてしまったので、大宮戦よりさらに試合内容は悪いといって差し支えないかと。数的優位なのに相手に余裕をもって応対されるテンポでしかパスを回せないのには心底がっかりしました。
失点を喫してから矢継ぎ早に3人を代えてみたものの、さして局面は変わらず。啓太をに代わって柏木をボランチに下げ、その柏木をさらに細貝に代えるっちゅーのはお笑い以外の何者でもなく・・・ 大久保のミスに助けられて最小失点で済みましたが、一人少ない相手に3-0で負けていてもなんらおかしくないほどの惨敗でした。
浦和がそれなりにゲームをコントロールしていたのは前半25分くらいまでかなぁ・・・
宇賀神の思い切りの良い仕掛けで茂木をイエロー2枚で退場に追い込んだのは良かったけれど、逆に茂木に仕掛けられて2度相手に決定機を許していましたし(特に茂木→大久保ヘッドはヤバかった)、後半の失点も宇賀神の軽すぎる応対に起因しており、宇賀神久々のスタメン起用は功罪合い半ばといったところ。
それでも宇賀神は見所があったからまだマシなほうで、後の面子はさっぱり。ついに本職で起用されたサヌは前半30分くらいから消えてしまい(サヌ個人の責任というよりは全体が機能不全でした・・・)、阿部も良かったのは立ち上がりだけ。
あとどう見ても後半足を引っ張り続けていたとしか言いようがないポンテを90分放置したのは不可解。サヌや柏木も疲れてはいましたが、真っ先に下げるべきはポンテじゃないかと思うのですが・・・フィンケは昨夏と同じ過ちを犯しているように思えて仕方ありません。やろうとしていることには賛成ですが、その実現過程には納得できないことが多々。
京都・大宮・神戸と下位に沈むチーム相手との3連戦で1勝2敗。ACL圏内どころか、トップ9入りくらいが現実的な目標になってしまいました。京都戦の大勝はサヌのまぐれ当たりに近い一発がもたらしたもので、中断期間明けの4敗は昨夏と内容にさして進歩があるようには見えず。
もうACL圏入りなんて絵空事になってしまいましたから、来季を見据えたスタメンにしたほうがいいんじゃないかなぁ・・・
-----エジ-----
サヌ---柏木--ポンテ
---阿部--啓太---
宇賀神-坪井-摩周-平川
-----山岸-----
60分:サヌ→セル
60分:啓太→達也
69分:柏木→細貝
---都倉--ボッティ--
大久保--------朴
---松岡--エジ---
富田-河本--北本-茂木
-----榎本-----
HT:都倉→三原
76分:朴→近藤
90+5分:大久保→李
得点:52分 三原
不思議なことに前半FW都倉の相方は大久保ではなくボッティで、大久保はどう見ても左SHに位置。都倉はスピラとの1対1で負けまくって三浦監督の秘策は不発に終わるかと思いましたが、後半数的不利に陥って大久保を1トップに据えてから大久保が本領発揮。
<神戸後半>
-----大久保----
ボッティ--------朴
---三原--エジ---
富田-河本--北本-松岡
-----榎本-----
浦和にはこういう一人でも相手に脅威を与えられるFWがいないのが残念です。エジミウソンはタスク多すぎ、かつどう見てもお疲れで全く良いところがありませんでした。
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