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2010.09.30

ザッケローニ、初めての代表招集

ザッケローニ新監督になって初めての代表招集。

GK:川島、西川、権田
DF:闘莉王、駒野、栗原、伊野波、長友、槙野、内田
MF:遠藤、中村憲、阿部、今野、長谷部、本田拓、細貝
FW:松井、前田、関口、岡崎、本田圭、森本、金崎、香川

関口@仙台がサプライズ(申し訳ないが、名前は知っているけど顔が思い浮かばない・・・)なだけ。また岩政大先生の代わりに伊野波が入ったのがやや意外なくらいで、後は先の親善試合×2で原が選んだメンバーを大方踏襲。ファルカンの時みたいな、「目がテン!」はなし。

浦和からは細貝が引き続き選出。これ以上代表に取られると天皇杯のメンバーが足りなくなるところだっただけにひと安心。

原が選んだメンバーから外れたのは楢崎、中澤、岩政、橋本、藤本、乾。

楢崎は代表引退。中澤と藤本は怪我。それ以外の3人(岩政、橋本、乾)は先の親善試合でザックにダメ出しを食らったような気がします。特に乾。藤本も怪我がなくてもばっさりだったと思いますが。

スタメン&フォーメーションはこれからおいおい明らかになるんでしょうが、個人的な興味は岡田監督のもとでは早々と見切られてしまった前田の起用法かな。

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能登・金沢の城巡り(3):和倉温泉

能登・金沢の城巡り(2)から続く)

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七尾駅から「のと鉄道」で一駅進んで和倉温泉へ。

「のと鉄道」はその名の通り能登半島を走る第三セクターの鉄道。もともとは旧国鉄の能登線・輪島線を受け継いで能登半島最奥の蛸島や輪島まで路線が伸びていましたが、経営悪化により漸次廃止されて今は七尾-穴水間30km余を残すのみ。最盛期の1/3くらいになってしまいました。

とはいえ、ちょうど高校の下校時間にあたったこともあって、車内は盛況。

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和倉温泉駅。土曜日なら温泉への入り込み客が溢れる時間帯ですが、平日ゆえか、あるいは特急が到着する時間帯から外れているせいか、下校中の高校生が散り散りになってしまえば人影はほとんどありません。

和倉温泉は駅から少々離れており、適当なバスもなかったのでタクシーで温泉へ。

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北陸のメジャーな温泉地で嬉しいのは「総湯」と呼ばれる共同浴場がしっかりしているところ。

和倉温泉の総湯には大昔に一度来たことがあるものの、洋風の外観には見覚えがなかったので不審に思って調べたところ、平成9年1月に現在の「6代目総湯」に立て替わっていました。

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総湯前にある飲泉所。

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和倉温泉は塩分濃度が非常に高いのが特徴。高温かつ湯量も豊富なんですが、いかんせん塩分が濃すぎてちょっとべたつくのが難といえば難。

【温 泉 名】和倉温泉
【施 設 名】総湯
【入浴料金】480円
【交通手段】和倉温泉駅から車で5分。
【泉  質】ナトリウム・カルシウム-塩化物泉
【源 泉 名】弁天崎(5・8・10・13号源泉)
【泉  温】源泉:84.8度
【コメント】加水・循環ろ過・塩素系薬剤使用

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のんびりくつろげる大広間も完備。食堂や売店もあるので一日過ごせそうですが、その分共同浴場の割には料金が高め。

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和倉温泉は北陸には珍しい海辺の温泉で眺望を売り物にした大型ホテルが目立ちます。上写真はひときわ目立つ「加賀屋」。

和倉温泉はもともと海中に湧き出していたそうですが、江戸時代になって加賀藩が湯口を整備すると共に周囲を埋め立てて湯島としてから以降、湯治客が増えだしたとのこと。明治になってからさらに埋め立てが進んで湯島は陸続きになり、今日の姿に。

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和倉温泉の困ったところは、加賀屋の影響なのか、どこの宿も高級志向で値段が高いこと。リーゾナブルな値段で泊まれる宿は限られます。

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部屋の窓からは「加賀屋」が一望のもとに(苦笑)

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温泉旅館の晩飯はどこも量多すぎやで・・・・(´・ω・`) ショボーン

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2010.09.29

能登・金沢の城巡り(2):七尾城

能登・金沢の城巡り(1)から続く)

金沢 11:19 (サンダーバード7号 クハ682-505) 12:10 七尾

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金沢から七尾線に乗り換えて特急でさらに1時間。ようやく能登の中心七尾駅に到着。目指すは七尾城。

駅からかなり遠いので、最初はレンタサイクルで城の麓まで行ってから登城しようと思ったのですが、城の規模が大きくて自転車を降りてからも本丸まで時間が掛かりそうだったので、七尾駅から安直にタクシー利用。

場所柄タクシーの運転手は観光客慣れしていて、道中あれこれと案内してくれました。但し、話がどうしても前田利家に流れてしまうのには思わず苦笑。

利家はほんのちょっとの間七尾にいただけで、しかも城を七尾からより平地に近い小丸山へ移しています。七尾城の城主は全国的には非常にマイナーな畠山氏だっちゅーのは七尾の観光業者には不憫としかいいようがなく・・・

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タクシーは本丸のすぐ下にある「本丸北駐車場」まで連れて行ってくれました。ここからの眺望は申し分なく、早くも達成感が(笑) 上杉謙信をもってしても容易には落とせなかった難攻不落の山城に対してここまでラクチンをかますのは非常にもったいなかったかも。

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駐車場から調度丸を抜けると桜馬場を固める石垣が見えてきます。石垣は整形されていない石を単純に積み重ねただけの「野面積み」。

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桜馬場に登るとすぐに本丸の石垣が見えてきます。先に述べたように、七尾の中心部は利家の時代以降小丸山付近へ移ってしまったため、七尾城はその後の開発を免れ、石垣や曲輪が良好な状態で残っています。

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あっという間に本丸へ到着。

七尾城は1577年(天正5年)に能登国に侵攻した上杉謙信に包囲され、その後一年近く持ちこたえましたが、畠山氏の重臣団の分裂から内応者が出てついに陥落。まぁ難攻不落の城とはいえ、孤立したままだと往々にしてこんな形で落城してしまいます。

柴田勝家を総大将とした織田氏の援軍は七尾城救援に向ったようですが全く間に合わず。しかもその帰りに上杉軍の急襲を受けてボコボコに。

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帰りもタクシーというのはあまりにもなんなので、のんびり歩いて山を降り、さらに七尾駅まで歩いてみました。

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2010.09.28

香味徳@銀座1丁目

 銀座1丁目といっても昭和通りに近く、かなり街外れの感。平日夜に往訪。先客1、後客ゼロ。屋号は「かみとく」と読みます。

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 券売機で「香味徳らーめん(700円)」を注文。他に醤油らーめん、つけ麺など。場所柄ランチメニューに力を入れています。

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 カウンター10席くらいのやたら奥行きが深い店内では、日本語の怪しい店員が接客・配膳から調理まで一人で切り盛り。トッピング無料券で「大盛り、メンマ、ネギ、玉子」のいずれが一つがサービスとの案内が出ていましたが、トッピング無料券を出してもいないのにいずれか一品をつけてくれるとのことなので玉子を注文。そのサービスはありがたいんですが、店内ガラガラなのに戸口近くの席に水コップを置いて案内するっちゅーのはどうなのかな?

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 白亜の深めな丼で出てきました。

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 黒胡椒ーが無造作にとしか言いようがない感じで散りばめられ、黄金のスープと玉子、水菜などが織り成すせっかくのビジュアルを著しく損ねています。牛骨の清湯スープが売り物のようですが、黒胡椒が強すぎて出汁の味は判然とせず、牛骨と言われないとまず判らないでしょうなぁ・・・ 表面の脂も多めでぱっと見は塩らーめんのように見えますが、わずかに茶色がかってしてかえしになにがしかの醤油を使っているのでしょう。

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 麺は細めで緩い縮れ入り。やや柔らか目の茹で具合で個人的には好みではありませんが、つるつるとした食感で、しかもスープとの相性は良好。

 チャーシューは縁に焦げ目がついている割には全体に柔らか目。玉子はデフォルトで半個入っているので、あえてもう一個つける必要はなかったなぁ・・・

 鳥取で人気のある店が満を持して今夏に銀座へ進出してきたみたいですが、店員の件といい、開店時から早くも50円値下げを強いられていることといい、東京の厳しい現実に早々と打ち砕かれているような様子が見え隠れ・・・

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能登・金沢の城巡り(1):焼さば寿し

大宮 7:26 (MAXとき303号 E458-16) 8:11 越後湯沢

越後湯沢 8:20 (はくたか2号 サハ681-204) 10:53 金沢

 日本屈指の駅弁どころである北陸本線。その沿線最大の都市であるにも関わらず、こと駅弁に関してはレベルが低い、少なくとも駅弁に力を入れているようには見えないのが金沢の残念なところ。

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 そんな金沢駅ですが、改札外コンコースに北陸各駅の有名駅弁を取り揃えたコーナーがあるので、駅弁を買いたいときはそこで買うのが吉。今回は加賀温泉駅・高野商店の「焼さば寿し(950円)」を買ってみました。

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 縦長の紙袋に入っていますが、「押し寿司」なのでそのままブラブラぶらさげても型崩れする心配はありません。振り回すのはどうかと思いますが。

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 やたら頑丈な紙袋から取り出して、ビニール袋から出して、笹を剥がして、さらにまたビニールシートを剥がすという、食べるまでにとんでもなく手間がかかる逸品(苦笑)押し寿司の上に焼きさばがでんと乗っているだけで、見た目があんまりよくない上になんだか食べづらそう。

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 でも、焼きさばには適当な間隔で切り目が入っており、同封のプラスチック製小ナイフで簡単に押し寿司を切り分けられるので富山の「ますのすし」みたいな車内で極めて食べづらい弊は免れています。

 焼きさば自体は自宅でよく食べますが、必要以上に脂臭かったり、魚臭かったりしてなんだか食べ終わった後は往々にしてげんなりしてしまいます。この焼きさばのように、さばの旨みをしっかり残しながらも後腐れ感がなく焼き上げるって出来ないんだよなぁとプロの技に感心。しょうがで口直ししながらあっという間に完食。コンパクトサイズの割にはそこそこ食べ応えがあり、しかもビールのつまみ代わりにもなります。

 なお袋に書かれた案内によると、製造販売元の高野商店はもともと今庄@福井の旅籠屋。北陸本線敦賀~福井間が開業した明治29年7月15日から今庄駅で弁当販売を開始。かつての今庄駅は機関車の増・解結のため長時間列車が停車し、鯛鮨・鮎鮨が名物として飛ぶように売れたとのこと。

 その後加賀温泉駅に販売拠点が移っていますが、北陸トンネル開通によって今庄駅がただの小駅に転落してからすぐのことなのかどうか。

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2010.09.27

麺や葵 日暮里駅前店@日暮里

 日暮里駅東口に3棟建っている高層ビルのうち、もっとも線路寄りの「ポートタワー」3F。平日夜に往訪。先客2、後客ゼロ。

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 飲食店にしては非常に不自然な外観(特にドア!)。ビルテナントもマッサージ屋だとか、美容室だとか、居酒屋だとかフロア毎の統一性もへったくれもなく、入居希望者を適当に詰め込みました!てな感じで、このビル自体の前途を案じざるを得ません。

 3Fに位置しているのも関わらず入口がビル外側を向いている(ビル内側のドアは出口専用)のも不思議でしたが、エスカレーターで1Fから上って来る人より、舎人ライナーの日暮里駅から渡り廊下を伝って直接3Fに入ってくる人のほうが多いという算段なのかな?

 入口脇の券売機で「濃厚中華そば(800円)」を注文。もちろんここはつけ麺が売り物の店であることは承知の上。他に「辛つけ麺」「辛中華そば」「まぜそば」といったメニューも。

 店内はL字型カウンター10席と2人掛けテーブル3卓。厨房内にはオヤジと若者の2人。

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 典型的な動物&魚介系で粘度高めの濃厚スープで、やや動物系が強めに出ている感がありますがくどくなる寸前でうまくまとめています。途中で海苔の上にのっかっている魚粉を混ぜてみましたが、これは正直蛇足かな? 濃厚なりにバランスが取れていたのが、味が重なりすぎて重いというかくどいというか、そんな感じに。

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 麺はつけ麺とは異なり、中太ストレート。食感にこれといった特色は感じませんでしたが、濃厚スープに負けることなく最後まで楽しめました。

 本店でつけ麺を食べた時はチャーシューがやたらしょっぱくて参りましたが、今回のは堅さといい、味付けといい、良い意味で中庸。他にメンマ、海苔、刻みネギ。

 少々値段が高い上に、「つけ麺(780円)」よりも高価なのは解せませんが、濃厚魚介系で、しかもそのベースを生かしたままでそれなりにきちんとした中華そばが出てくる点は評価できます。

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【観戦記】10年第13節:浦和 3-0 新潟

 早い時間帯にPKで先制し、後半も着々と加点して点差は開きましたが、試合内容は攻守ともイマイチ。序盤新潟にポスト直撃の一発があった上、さらにミスで右サイドを突破されて一瞬3対2の数的不利に陥ったあげくに先制されたかのように思われた(党首がオフサイド)場面もあり、どちらかが決まって先制されていたら非常にややこしい試合になったと思います。公式記録を見るとシュート数は共に11本。その数値が示す通り、点差ほど内容には差がありませんでした。

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 前半は前節狭山戦から採用した4-2-2-2。北本の左SHはどう見ても無理があるので4-2-3-1よりはこちらのほうがはるかにマシだろうと思ってはいたのですが、実際見ているとそうでもなさそう。2トップは問題ないんですが、右SHに回った藤田がほとんど機能せず、攻撃は左サイド一辺倒。しかも藤田が中へ入りがちで、空いた右サイドを新潟に突かれてしまいがち。

 それでも柳田の縦パスにタイミングよく反応して庭田がエリア内に突入。後手に回った新潟DFが庭田を倒してPKを得、そのまま庭田が決めて先制。新潟の中盤のプレスが厳しいのでいきなりDFライン裏を突く狙いが何度か見受けられましたが、それがものの見事に嵌った形。PKキッカーは相変らず特段決まっていない様子でしたが。

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 相手のレベルが違いすぎるためか、前節と違って思うように機能しない4-2-2-2を村松監督はあっさり放棄して元の4-2-3-1にシフト。藤田を活かすために北本に我慢を強いたようなシフトですが(苦笑)、残念ながらこれまたぱっとせず。なかなか荒川に良い形でボールが入らないという、4-2-3-1を始めたばかりの頃のような状態に戻ってしまいました。

 当然ながらチャンスらしいチャンスもないまま時間が経過しましたが、左サイドで荒川のパスを受けた北本がやや距離のあるところから豪快な一発を決めて追加点。

 また終盤には新潟右SBがイエロー2枚で退場となり、その直後の庭田FKを荒川がちょっと触ってすらしたような格好で3点目が入って勝負あり。数的有利を得てその後は新潟をボコボコにするかと思いきや、どうも最後までかみ合わせが悪いという印象のまま試合終了。前半走らされまくってヘロヘロの岩倉に代えて右SHに投入された後藤。このポジションは全くやったことがないんじゃないかと思われるほどボールを持ってからの動きに精彩がありませんでした。

 守備もやや不安定。新潟のプレッシャーが厳しいこともあってか最終ラインがバタバタしがちだったのに加え、非常に珍しいことにGK山郷がキックミスを連発。こちらも前節と相手のレベルが違いすぎて戸惑ったのかどうか?

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---北本--荒川---
岩倉--------藤田
---庭田--柳田---
熊谷-矢野--西田-土橋
-----山郷-----

(後半開始)

-----荒川-----
北本---藤田---岩倉
---庭田--柳田---
熊谷-矢野--西田-土橋
-----山郷-----

68分:岩倉→後藤
78分:藤田→岸川
89分:荒川→松田

得点者:16分 庭田(PK)、67分 北本、78分 荒川

 党首はスタメンで凱旋。運動量が劇的に増えていました。何度もオフサイドに引っかかりながらも右サイドに開いて浦和DFライン裏を突き、かつ周囲と連動しながら中盤でしっかりブロックを形成しながら果敢にプレッシング。短時間ながら藤田と新旧ちびっこマッチアップも。

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2010.09.26

【閉店】柳麺 ちゃぶ屋本店@護国寺

 護国寺駅から大塚警察署を越えて南へ。平日夜に往訪。先客7、後客3。

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 入店するとすぐに接客係がやってきて、入口に最も近いカウンター角の席に案内。洋食レストランっぽい妙に気取った雰囲気・接客が売り物の店ですが、席の近くにあるトイレからそこはかとなく芳香剤の香りが漂っている時点で全てがパーになっているような・・・

 カウンターの席毎にメニューがセットしてあって「らぁ麺(750円)」を注文。他に「ざるらぁ麺」や「味噌らぁ麺」、さらに期間限定で「塩らぁ麺」を提供していました。

 店内はコの字型カウンターが15席くらい。厨房内に2人、厨房外に2人。

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 円錐状の白亜の丼で出てきました。

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 スープの表面に脂が目立ちます。出汁はげんこつと鶏がら主体のようですが総じてややしょっぱい上に、焦がしねぎの渋みも加わって出汁を味わうには至らず。

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 麺は平打ち。スープの絡みは抜群で、つるつるした食感も楽しいのですが、如何せん柔らかすぎて食べ応えがなく、好みには合わず。その分メンマがシャキっとしていて麺の歯応えのなさを補っていたような。

 チャーシューはホロホロと崩れ行くタイプで評価は微妙なものの、このスープ&麺には合っています。

 随分と久しぶりの往訪でしたが、こんなもんだったっけ?っちゅーのが正直なところ。

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【観戦記】10年第24節:浦和 2-0 新潟

 怪我でマルシオとミシェウを欠く新潟はどう見ても攻め駒不足。前半こそ積極的に浦和ゴールに迫り、シュート総数でも浦和を上回ったものの、結局のところ90分を通じての決定機は前半終わりごろのチョの一発だけ。平川がチョの対面に回ってからは手も足も出なくなってしまいました。

 一方浦和はボールを支配する時間こそ長いもののシュートを打ち切れずにカウンターを浴びる場面が目立ちました(特に前半)。90分を通じて圧倒的に攻めていた割にはシュート8本に終っていることが試合内容を如実に物語っています。スピラの負傷で突然CBが交代したことで浦和は少々落ちつきを失ったこともあり、新潟の前線がまともなら前半のうちに手痛い一発を食らっていてもなんら不思議はないと思いました。

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 しかし、その好機を生かせないのが今日の新潟。浦和は敵エリア周辺で渋滞に嵌るばかりでこれといった決定機を作りだせないまま前半を終えようとしていたのですが、バイタルエリアがぽっかり空いた隙を突いた柏木の見事なゴールでなんとか先制。もっともその隙は多数の選手間での軽快なパス回しから生まれたもので、柏木の個人技でもぎ取った得点ではない辺りが今日の浦和らしさ。

 新潟の攻撃力を考えればこれで半ば以上勝ったようなもの。新潟がやや前半飛ばしすぎたこともあって後半はさらに浦和の攻勢が強まりましたが、何度も繰り出される長短のスルーパスは全部長すぎてGKキャッチ(但し、このスルーパス連発はかつては見られなかったもので、この辺りに昨今良く言われる「縦パスの意識の強まり」が見てとれます)。サイドからのクロスは誰にも合わずにファーへ転々(これは従来と変わらず(´・ω・`)ショボーン)。前半消えていた原口がようやく左サイドから得意のカットインで強襲を仕掛けだしたかと思えばシュートは全部DF陣を直撃(でも原口の積極性は十二分に評価できます)と、攻撃の形は出来ているものの決定機には至らないもどかしい展開。

 新潟の攻撃があんまりだとはいえ、1点差では何かの拍子に失点してしまう可能性があるので気持ち悪かったのですが、負傷したポンテに代わって入ったセルが一仕事。右サイドを抉った達也→後方から突っ込んできた岡本がエリア内で潰れ→セルがDFをぶち抜いてゴール!と綺麗な形で決定的な2点目が入りました。

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 第10節名古屋戦(5/5)の勝利を最後にナビスコ杯を含めて埼スタで全く勝てなかった浦和。試合内容は昨年より格段に良くなり、気がつけば第24節消化時点での勝ち点は35と昨年(34)を上回りました。しかも得点は増加(28→35)し、失点は減少しています(32→27)。得点のほうは湘南戦や京都戦の固め取りで嵩上げされている感は無きにしも非ずですが、闘莉王放出にも関わらず失点が大きく減少しているのは特筆すべきこと。

 にも関わらず観客が大きく減少しているのはひとえにホームで勝てないのが主因でしょう。この試合の観客は32,000人弱とまるでナビスコ杯並みの数値にまで落ち込んでしまいました。「サッカーの街浦和」といえども内容だけで満足できる人はそう多くはないことが白日の下に曝け出されたようで、誠に残念です。

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-----エジ-----
原口---達也--ポンテ
---柏木--細貝---
サヌ-摩周--暢久-平川
-----山岸-----

15分:スピラノビッチ→坪井
54分:サヌ→岡本
72分:ポンテ→セル

得点:45+1分 柏木、81分 セル

スピラ、ポンテ、そしてサヌと外国人選手が揃いも揃って負傷。戦術的な交代が全くできませんでしたが、誰が出てもそれなりにチームとして機能するのが今の浦和の強み。おまけに途中投入された岡本とセルが共に2点目に絡むおまけつき。岡本の出来は出色で、U19代表で離脱(最大10/17まで)してしまうのをフィンケが悔やむのは道理。同世代、しかもアジアレベルの大会に出ることが岡本にとって何の意味があるの?ってたぶん喉元まで出掛かっているんでしょうけど。

岡本の何が良いって、まだユース在籍とは思えないほどの落ち着き払った態度。同ポジションの峻希と比べるとその差は顕著ですが、岡本が右SB、峻希が右SH/WGでユニットを組む日もそう遠くなさそう。

復帰2戦目の達也は体力がだいぶ戻ってきた様子。前半はエジと縦関係の2トップだったかと思いましたが、後半はほぼ右SHに張り付いた状態で攻守に奔走。

坪井が突如ピッチ中央に飛び出してそのまま前線へ進出。得点場面以外で一番スタジアムが沸きかえったような気がしましたが(苦笑)、左サイドでどフリーの坪井には全く無関心のエジ(´・ω・`)ショボーン

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---田中亜--大島--
加藤--------チョ
---本間--小林---
酒井-永田--千葉--西
-----東口-----

HT:小林慶→三門
63分:大島→明堂
78分:田中亜→川又

 スピラ退場後、しばらくは大島のポストプレーを生かしたような攻めが見受けられましたが、田中亜がさっぽり絡んでこないためかいつの間にか沙汰止みになり、次第にチョ頼みの○サッカーに。2トップを共に代えてみたところで全く効果なし。

 浦和に対してポゼッション重視で挑む志は買えるのですが、この面子でガチンコ勝負を挑んで案の定力負けみたいな。

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2010.09.25

【閉店】みとや@東武練馬

 東武練馬駅北口から線路沿いに西側へ歩いてすぐ。サティ周辺の商店街のほうではないので注意。

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 平日昼に往訪。先客ゼロ、後客2。

 「つけめん らーめん」とあるのでつけめんがメインっぽい店ですが、「らーめん(700円)」を注文。券売機はなし。後客は2人ともつけめんを注文。

 店内はL字型カウンターのみ10席ちょっと。割とゆったりとした構え。冷房がよく効いている上に扇風機もがんがん回っていました。厨房内にはオヤジが一人だけ。

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 らーめんにしては随分大きな丼で出てきました。あとで気づいたのですが、つけめんの麺入れと共用なんですな。

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 スープは一応魚介を強めに効かした和風魚介+動物系なんですが、なんだか水っぽいというか、つけ麺のつけダレをイマイチ出汁の効いていないスープで割ったみたいな・・・

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 麺は麺で明らかに茹で過ぎてへなへな、ぶよぶよ。冷水で締めるのを前提とした感じで茹でた麺をそのまま出しているみたいな・・・ 麺の量もらーめんにしては随分と多い気がしましたが、つけめんと同じく250gなのかなぁ・・・

 なんか夏場はつけめんしか出ないので、らーめんの作り方を忘れちゃったみたいな、残念な一杯でした。

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2010.09.24

【展望】10年第24節新潟戦

・新潟は出足で躓き、第6節で浦和に敗れた時点で3分3敗と先行きが案じられましたが、その後なんと18節に山形に敗れるまで7勝4分と負け知らず。オフに北野や松下、千代反田、ジウトンと主力が流出した一方で、ミシェウ以外はこれといった補強もなく、しかも監督も全くの未経験者に交代と何一つ上がり目はなかっただけに大変な驚き。

・しかし、唐突に海外移籍が決定した矢野が離脱した第21節以降は2敗1分と急失速。運の悪いことに俺達のマルシオ・リシャルデスも小破して、直近2節を欠場しています。

・マルシオ・リシャルデスの浦和戦出場は依然微妙。かつミシェウも京都戦で負傷して今週は別メニューだとか。

・浦和はセル、平川と小破組が復帰した一方、峻希がまたしても離脱。また今週復帰するはずだった宇賀神が芝にスパイクが引っ掛かったことであえなく再離脱と依然苦しい台所事情。なお清水戦で負傷して前半で退いたポンテの動静は不明。

・岡本がU-19に招集されましたが代表合流は新潟戦の後。新潟の酒井はどうなんだろう?

・観客減に苦しむ両クラブ。浦和はレディース→ボーイズマッチ→トップチームと「対新潟3連戦」というビッグイベント(?)に打って出ました。もっともレディース→ボーイズマッチのかけ持ち観戦は無理だと思いますし、集客上効果的なイベントとも思えないんですが、浦和フロントが集客対策として何がしか動き始めたこと自体は評価すべきかと。

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<前節:新潟 1-1 京都>

---ミシェウ--大島---
チョ--------酒井
---本間--小林---
内田-永田--千葉--西
-----東口-----

59分:大島→川又
76分:小林慶→加藤
84分:酒井→三門

得点:68分 ミシェウ

・前回の対戦ではサブどまりだったミシェウ。浦和戦ではかなり嫌らしい印象を残しながらも怪我がちで千葉時代の評価は微妙でしたが、新潟に完全移籍後は怪我なくコンスタントに活躍。この選手の大ブレークが新潟躍進の鍵のようです。

・U-19日本代表の酒井もほぼスタメンを確保。ただ、かつて将来を大いに嘱望されていた田中亜や河原の現状(河原は大分へ再レンタル)を見ると、新潟の若手育成力も微妙といえば微妙か・・・

<前回:新潟 0-2 浦和>

---大島--田中---
チョ--------丸塩
---本間--小林---
中野-永田--千葉-内田
-----東口-----

56分:チョ→矢野
73分:内田→酒井
77分:田中→西

・代表帰りの矢野をベンチスタートにしたのが良くなかったか、非常に低調な新潟の出来にも助けられて浦和快勝。

・宇賀神の負傷によって前半途中からサヌが全く経験したことがない左SBでデビュー。しかし、その後そのまま左SBに定着してしまうとは全く想像もしませんでした。

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名古屋2010(3・完):岐阜城

名古屋2010(2)から続く)

名古屋 11:50 (3151F モハ310-1) 12:16 岐阜

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 昔の岐阜駅前の様子が全く思い出せないのですが、東海道本線高架化後の空き地を利用してバスターミナルや駅前広場を大々的に整備してはみたものの、残念ながら岐阜市中心部の空洞化がより早く進行してしまい、時既に遅し。近くに高層ビルまで建っていますがテナントがいるのかどうか・・・

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 岐阜城は稲葉山の山頂近くにある山城。「難攻不落」と言われている割りには、竹中重兵衛のお城乗っ取りを皮切りに、何度も落城の憂き目に遭っています。

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 信長居館跡の発掘調査。一通り調査が終った後は、観光施設でも建てるつもりなのかなぁ?

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 近くに板垣退助の像。信長時代の宣教師の像と間違える人もいそう(苦笑)

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 ロープウェイは雨が降ったり止んだりの悪天候にも関わらず、お盆休みを利用した家族連れが多くて本来10分間隔のところを逐次運転に切り替え。

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 岐阜城は模擬天守があるだけで、ロープウェイで登ると二の丸、三の丸といった曲輪らしいものが見られず。しかも天守を眺められる場所も限られているのであまり面白みはありません。

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 200円払って天守に登ったところで、観光用の展望台に上がったみたいなもの。

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 岐阜城を早めに切り上げて、涼みがてらに近くの「岐阜県歴史館」へ。「越中と美濃を結ぶ考古展」という特別展をやっていましたが、美濃と富山の関連なり繋がりなりを示すようなものはあまり見られず、無理やり感のある展示。

 上写真は常設展に設けられた「楽市楽座」。

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 岐阜城からほど近いところにある鵜飼船乗り場。おいおいFC岐阜と試合するかもしれないので、ちょうど良い予習になりました。

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 でも鵜飼船は昼間はヒマヒマ。

名鉄岐阜 15:46 (名鉄 1366) 16:38 知立

知立 16:50 (名鉄 6034) 17:14 豊田市

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2010.09.23

【閉店】昭和歌謡ショー@庚申塚

 都電庚申塚電停から南へ。庚申塚交差点そば。実際には自転車での往訪でしたが、自転車を停められるようなスペースに乏しいのが難。店先に「わ」の看板が掛かっていますが何かの判じ物なんでしょう。

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 日曜昼に往訪。先客1、後客2。着席するや否や冷え冷えのおしぼりが出てきました。残暑厳しい折、何より嬉しいサービス。

 店内はI字型カウンター5席のみと狭小で、カウンター裏のスペースもあまりありません。厨房はオヤジ一人が奮闘。BGMとして屋号通り昭和の歌謡曲が流れていますが、青い三角定規だとか天地真里だとか40年代くらいの曲が多かったかな? 「昭和」を売り物にする店って30年代をイメージするところが多いので、ちょっとだけ時代が新しくなるだけで新鮮に見えます。

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 券売機はなく、「王道の醤油らーめん(700円)」を注文。メニューは他に「地球の塩」があるだけで大胆に絞り込んでいます。

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 絵にかいたような古典的なルックスの醤油ラーメン。鶏がらベースというところまでは古典派そのものなんですが、表面の脂が多めだったり、無化調ゆえか後味がすっきりしていたり、かえしに良い意味で甘いとか酸っぱいだとかの自己主張がなくて(島根の井上古式醤油とのこと)出汁の味を美味く引き出していて、味わいは古典的醤油らーめんのそれとは随分違うような気がしました。

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 麺は細めで、かなり強めの縮れ入り。細麺の割にはコシがしっかりします。能書きによればタオピカ入りとのこと。

 具はチャーシュー、細めのメンマ、ナルト、そして海苔。

 塩らーめんを頼んでいる人が替玉を注文していましたが、醤油とは麺が違うようで大盛が出来ない代わりに替玉を提供しているとのこと。

 濃厚だとかこってりだとかインパクト重視に走りがちなラーメン界に一石を投じた感のある一杯。この出来なら「とげ抜き地蔵」から流れてきた爺さん婆さんにも請けること間違いなし。

 

 

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名古屋2010(2):初めてのあんかけスパ

名古屋2010(1)から続く)

市役所 11:00 (名古屋市交 2319) 11:02 久屋大通

久屋大通 11:08 (名古屋市交 6317) 11:12 名古屋

 「味噌煮込みうどん」や「ひつまぶし」「味噌カツ」とは違って観光客向けではありませんが名古屋特有の食べ物、いわゆる「名古屋めし」の一つに数えられる「あんかけスパゲティ」にチャレンジしてみました。

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 往訪したのは名古屋駅北外れ、新幹線停車中によく見える河合塾の真向かいにある「パスタ・デ・ココ」。屋号から察せられるように「ココイチ」の系列店。新幹線高架下に店を構えており、JR東海の職員がやたら店先を通ります。

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 メニューは実に豊富でクラクラしますが、お勧めの「ミラカン(850円)」を注文。

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「ココイチ」らしく麺の量やソースをあれこれ選べるので「Lサイズ(+100円)」でピリ辛にしてもらいました。ソースはデフォルトだと辛さがないとのこと。

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 店内は特段気取ったところはなく、ファミレスというよりは限りなくファーストフード店風。スタッフも若者だらけですが、普段ラーメン屋ばかり行っていると女性スタッフのほうが多いことに違和感を覚えたりします(苦笑)。

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 見た目はあんまりよろしくありませんね(苦笑)。

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 味のほうも見た目そのまんま。ウインナー、ハム、玉ねぎ、ピーマン等の炒め物にやや太めのスパゲティーを加えてさらに炒め、最後にあんかけミートソースを加えましたみたいな。

 見た目どおり、安物の油臭さが最初から最後まで付きまといます。麺も油吸いまくりでざらざら、ごわごわした食感。「あんかけ」といっても特段甘みがあるわけではなく、またピリ辛にしてもらったつもりですが、辛さもあるかないか判らないくらい。

 まぁ悪くは無いんですが、いかにも学生の食べ物然とした食べ物なのに、これで950円は高すぎですね・・・

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2010.09.22

名古屋2010(1):名古屋城

東京 6:50 (のぞみ7号 787-3413) 8:34 名古屋

名古屋 8:41 (名古屋市交 5321) 8:46 栄

栄 8:49 (名古屋市交 2317) 8:52 市役所

もう随分昔の話のような気がしますが、今年のアウェー名古屋戦に絡んだ「ごらんアウェー」の記録です。

名古屋城には一度行ったことがありますが、今回はお堀を一周して石垣や櫓を中心に鑑賞。

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二の丸を取り巻く御堀。襞を折り重ねたような大坂城の石垣と違って直線的なのがよく判ります。

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市役所駅から二の丸へは東門から入るのが最短なんですが、現存する「二の丸大手二之門」から城内へ入ってみました。

名古屋城の残念なのは巨大城郭の割りには門構えが非常に貧弱なこと。これほどの巨大城郭であれば二之門と対をなすより巨大な一之門があって、その二つで枡形を構成しているはずですが、肝心の一之門がないというのが名古屋城が意外に貧弱に見えるのかも。

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復興された正門が名古屋城唯一の一之門ですが、こちらは逆に二之門を欠いています。

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名古屋城は「本丸御殿」復元工事の真っ最中。本丸やその北西にある御深井丸はその半分が工事のために立入禁止になっているため、城内が非常に狭く感じます。

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名古屋は今年が開府400周年。本丸御殿再建が間に合わないどころが緒についたばかりというのがアレですが、ゆるキャラだけは異様に充実。でも片方の鯱がエビフリャーになっている「エビザベス」を考え付いたのは名古屋人じゃなかろう(爆笑)

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「清正の石曳き」や「清正石」とやたら加藤清正の名前が出てきますが、清正は徳川家への忠誠を示すためにやむなく名古屋城普請を手伝った外様大名の一人なので面白かろうはずがなく・・・

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東南隅櫓

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表二の門

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名古屋城って天守こそコンクリ造りとはいえご立派だし、清洲櫓(写真下)のような巨大な櫓も現存していて確かに日本有数の巨大城郭なんだけれども、城内の高低差がほとんどない上に、二の丸といい本丸といい、石垣が非常に直線的で死角だらけ。あんまり実戦的ではないように感じました。

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天守がコンクリ造りの巨大城郭という点では大坂城や熊本城と同じですが、熊本城は西南戦争の大激戦地であり、現大坂城は大坂夏の陣後の再建なので微妙といえば微妙なんですが一応実戦経験があるのに対し、名古屋城は平和に過ごしてきましたからその辺が格の違いとなって現われたのかも。

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2010.09.21

麺喰屋 澤@水天宮前

 日本橋川を挟んで水天宮前駅と茅場町駅のほぼ中間。小さめのオフィスビルとマンションとが混在する、いかにも日本橋蛎殻町然としたぱっとしないオフィス街の一角に店を構えています。周辺で働いている人以外は人通りも少なそうで、なんでこんなところでラーメン屋を始めたのか判りませんが、競合店もなさそうなので地元の固定客がつけば問題ないのかも。本店が小岩にあります。

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 土曜昼に往訪。先客4はいずれも近所の工事現場からやってきた風。後客ゼロ。

 券売機で「らーめん(730円)」を注文。大盛も同値段なので大盛にしてもらいました。他に塩らーめん、胡麻らーめん、坦々麺、各種つけ麺も用意。

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 店内はU字型カウンター15席。夜は飲み屋として利用されることを意識してから、照明をかなり落としています。椅子はサスペンションが効いている上に尻がかかるくらいの背もたれ付き。

 厨房内には老若2人の男性がいた他、外で「澤」のバックプリント入りの黒シャツを着た若者が客引きをする風でもなく暇そうに佇んでいましたが、あれは何だっんでしょうか???

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 円錐状の丼で出てきました。

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 スープがかなり粘度の高い魚介+動物系で、魚粉中心に魚介がやや強め。背脂など脂分も相当高い風ですが、それほどくどさは感じず、特にしょっぱくもなく。麺にべっとりと絡み付いて、食べつつむにつれてスープがどんどんなくなってゆきます。なおとろみはベジポタから来ているらしいんですが、良くも悪くも野菜臭さ・芋臭さは感じず。

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 「桜井商店」の麺はやや太めのストレート麺。丸い断面でつるつる、もちもちとした食感ですが、やや柔らかめなのが好みにあわず、スープに比べて弱い印象。なお並・大盛同値段なのはいいとして、大盛を頼むと麺だけ増えてスープは増えず、全体のバランスが崩れてしまう店がよくありますが、ここはしっかりとスープも増えている模様。

 具はチャーシュー、水菜、海苔及びメンマ。メンマはスパイスまぶし。

 箸安めになる野菜類が少ないためか、さすがに最後は飽きてきてしまいます。大盛ではなく半ライスをつけたほうがいいような感じがしますが、半ライスは有料(50円)。

 他のメニューを試してみる価値大ですが、近隣の「やまらぁ」同様、近い割りには行きにくいんですなぁ・・・

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スカイライナー試乗(下)

スカイライナー試乗(上)から続く)

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スカイライナー試乗だけで帰るのはあまりにももったいないので、久しぶりに成田空港を見学。陽射しを遮るものが一切ない展望デッキはなかなか厳しいものがありましたが、朝から航空ファンで大賑わい。そういえば鉄道ファンは俗に「鉄」と呼ばれますが、航空ファンはそんな略称があるのかどうか?

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成田便に就航して間もないエールフランスのA380がこの日の見所だったようで。

展望デッキの金網はところどころに穴が開いていますが、これは大型望遠レンズが入れられるように配慮したものだとか。

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ついでにというには些か距離がありましたが、「航空科学博物館」にも立ち寄り。

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展示物で個人的に最も興味を惹いたのは航空機のメカニック云々ではなく客室乗務員仕様の人形。

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上写真は旧JASのエプロン姿のジェニー。これは萌える(*゚∀゚)=3ハァハァ

ワシはもともとJAS派やったし、浦和J2時代は北海道へ、そして九州へJASで飛んでいたもんやった(´・ω・`)ショボーン

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同博物館で面白いのはDC-8シミュレーター。

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羽田空港を出発して東京上空から成田空港周辺まで周遊して戻ってくるものですが、普段利用する飛行ルートでは見覚えのない光景が広がるため、非常に新鮮で見応え十分。

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シミュレーターの画像はコックピット正面窓だけではなく客室窓にも投影され、なかなか芸の細かい作り。

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一日成田界隈で遊び倒した後はスカイライナーで日暮里に戻り、雲南料理「過橋米線」で宴席。

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雲南料理って全く初めて。地理的には四川に近いので激辛系なのかなぁ?と思ったのですが、辛さはさほどでもなく大抵の方なら許容範囲内でしょう。もっとも一度鷹の爪を思いきり噛んでしまって悶絶しましたが(苦笑)。

かいた汗の量以上にビールを飲み、箸が止まってしまうまで食いまくり、いやはや結構な一日でございました。

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2010.09.20

スカイライナー試乗(上)

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今年7月17日に成田空港への新しいアクセスルートとして華々しく運行を始めた「スカイライナー」に試乗してみました。

川口の自宅からは当然ながら日暮里でスカイライナーに乗り換えるのが便利なんですが、こんな機会でもないと使うことのない京成上野駅を久しぶりに往訪。

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従来の船橋回りの成田空港行き特急も残っており、新線経由とは運賃が違うのですが、いかにも誤乗が多発しそう・・・

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京成といえば赤というよりは朱に近い色に彩られたボロ電車が、JRと比べるとはるかに短い編成でガタゴト音を響かせながら走っているというイメージしかないんですが(失礼)、スカイライナーはそんな京成の「朱」には全く拘らず、紺色を全面に配したデザイン。

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椅子はやや堅めで薄い感じがしましたが、乗車時間が京成上野→成田空港間でも約45分と短いのでこれで差し支えないのかも。なおスカイライナーの外部デザインは山本寛斎氏によるもの。工業デザインまで手がけているとはびっくり。

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背面は一転してアルミを多用したメタリック仕様。座席下はコンセント付き。

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テーブルはパソコンを置くのには差し支えない程度(=駅弁を広げて飲み食いするには狭い)のちゃちいものですが、これも乗車時間が短いゆえなんでしょうな。

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スカイライナーで最も気になったのは、日除けの片方が細い線材で支えられていること。なんかすぐ壊れてしまいそうなんですが・・・

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スカイライナーの売りは在来線最速の時速160km運転。といってもトップスピードに達するのは印旛日本医大駅より先の新規開業区間だけ。

京成高砂までは従来どおりのノロノロ運転で、北総線に入って俄然スピードアップ。そして成田空港を目前にしてトップスピードに。

当然ながら帰りは都心へ近づくにつれて減速してゆくのがはっきりと判り、まるで高速バスのよう。

掘割区間が長いせいもあって車窓はさほど面白くはなく、印旛沼を横切るあたりで鹿臭い風景が広がるくらい。

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新線区間では正面眺望のサービス。でも「ただいま160kmです!」みたいなアナウンスは特になし。

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2010.09.19

【閉店】めんや華菜@蕨

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 イオンモール川口キャラの南を走る蕨・鳩ヶ谷線沿い。南前川交差点傍。一応蕨が最寄り駅になるのでしょうが、蕨駅からイオン川口までバスが出ているくらいなので駅からの徒歩アクセスは全く現実的でありません。土曜昼に往訪。先客ゼロ、後客1。

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 メニューはらーめんとつけめんのみで、らーめんは大300g、つけめんは大400gまで700円全て。らーめん(並)を注文。券売機なし。

 店内はI字型カウンター5席と4人掛けテーブルが2卓。但し配置が変わっていて、入口近くにテーブル2卓、奥にテーブルの向きとは直角にカウンターを配しています。普通ならL字型カウンターにしそうなものですが、手前のカウンターを潰してテーブル席にしたのでしょう。

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 厨房内では若夫婦と思しき2人のみ。奥さんの手によるものと思われるメニューも。

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 やたら浅い丼で出てきました。これってつけ麺の麺入れと兼用じゃないかなぁ?

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 スープは表に貼ってあった能書きによると「鶏・豚・魚を使ったトリプルスープ」とのことですが、かなり魚(節系)の出汁が強めに出ています。割とあっさり目でこれといった癖がなく、非常に気に入りました。

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 麺は「うどん粉を使った特製太麺」とのこと。表面はつるつる、かつ噛めば相応にコシがあってしかも若干もっちり感のある麺もなかなかのものですが、スープにはやや強すぎた印象。細麺を選ぶこともできるようで、そちらのほうが合っているかも。

 具にネギが多めにのっている他、丸くて柔らか目のチャーシューが一枚。海苔、メンマ。

 残念なのは浅い器が災いしてか、麺の量に比べてスープが少ないように感じました。いかにもつけめんがメインでらーめんは片手間で作ってまーすといった風で、全体のレベルはそこそこなだけに丼は深めのものに変えてもらいたいところ

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【観戦記】10年第23節:浦和 1-1 清水

 勝ちきれなかったが負けもせず。結果・内容とも満足はできないが失望感もない。清水がベストメンバーだったのに対し、浦和は怪我人だらけで2種登録の岡本すらスタメン起用せざるを得なかったにも関わらず、終始優勢に試合を進められただけで良しとすべきなのかもしれません。もっとも今の浦和ならメンバーが揃ったところで似たような結果・内容かもしれないんですが。

 ただ誰が出ても普段どおりの闘い方ができ、しかも上位チーム相手にそれなりに闘えるって08年頃には考えられなかった話で、遅々として結果は出ないんだけれども、それなりに組織化が進んでいることが判る試合でした。

 ほぼ互角の立ち上がりでしたが、市川のミスに乗じて、サヌ→ポンテ→エジを綺麗に繋がったカウンターで先制。その後も浦和が優位に試合を進め、ゴール前の混戦からエジが粘ってエリア内正面からのポンテシュートは惜しくも枠外。原口がDFライン裏に飛び出るもシュートがGK直撃と絶好機で追加点を奪えず。浦和が勝ちきれなかったのはこの2度の逸機に尽きるかと。

 後半は清水が引いてカウンター狙いに徹した風なせいもあってか、ボールは一方的に浦和が支配。負傷したポンテに代わって後半頭から投入された達也が後半半ばくらいまではそこそこ機能。エリア内中央で原口のパスを受けてDFライン裏に飛び出る絶好機がありましたがシュートはGK西部に当たり、しかもゴールマウスへと転がったボールはゴールマウス寸前でボスナーがクリア。

 引き気味の清水を浦和が一方的に攻めるってフィンケ監督になってからは御馴染みの光景ですが、中央で一人ぼっちで待つエジに単純にサイドからクロスを入れても意味がないことは多少選手達も意識し出したようで、アーリー気味にDFラインとGKの間へ低いボールを入れてみたり、がちがちに固められているバイタルエリアではなく、エリア斜め前からミドルシュートを撃ってみたりと工夫は窺われましたが、今日も清水守備陣を崩しきれず。スタッツを見れば決して堅固とは言いがたい清水守備陣ですが、カウンター狙いに徹してしまえば依然堅固。

 浦和は元来駒不足。しかも唯一の大駒=達也を早い時間帯に投入せざるをえなくなったのがケチのつきはじめ。後半半ばには原口が電池切れ。さらに峻希に続いて岡本も足を攣ってしまって選手交代はそのケアだけで精一杯で、交代枠をうまく使うことで勝利を手繰り寄せるのは難しかったかと。負傷から戻ってきた達也も90分はおろか45分も難しい様子で、終盤は全くキレを失ってしまいましたし。

 守備は磐石にはほど遠かったかな? サヌの裏は終始狙われ続け、スピラがサイドにつり出されるとどうにもいけません。この日唯一の失点はまさにその形で藤本にスピラが応対せざるを得なかった時点でちょっと辛いものがあったかと(もっとも藤本がゴールラインを割ったと思って浦和守備陣の一瞬集中が切れた臭いようでもあり・・・)。

 複数人がボールウォッチャーになって、後方からの飛び出しを掴まえきれていないとか、ファーで相手がフリーとか、相手のフィニッシュのミスに助けられただけとしか思えない場面も多々。終盤枝村にポスト直撃弾を浴びてしまいましたが、あれが決まっていれば対清水戦でいつもの負けパターン。とはいえ、そこを何とか凌いで勝ち点1はもぎ取ったあたりはほんのちょっとなりとも進歩したんでしょう。

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-----エジ-----
原口---ポンテ--峻希
---柏木--細貝---
サヌ-摩周--暢久-岡本
-----山岸-----

HT:ポンテ→達也
77分:岡本→堀之内
82分:原口→高崎

得点:19分 エジミウソン

負傷した平川の代わりに右SBに抜擢された岡本。岡崎に裏を取られる場面もありましたが、スタメンデビュー戦としてはまずまずの出来。逆サイドのサヌが前に上がりまくりなので攻撃参加は自重。

FC東京戦に続いてSHに起用された原口&峻希。共にカットインが得意で、前半はエジがサイドに流れて清水の高いDFラインの裏を突き、空いた中央を原口なり高橋なりが突くという従来にはあまり見られなかった攻撃パターンが散見されましたが、昨年よくあった「パス回しのためのパス回し」から脱却しつつあるのがはっきりと判るのは実にいい傾向。残念ながら後半半ば以降は共に消耗著しく、これといったチャンスに絡めませんでしたが、この日見せた両者の躍動感は将来に大いに希望を抱かせるものでした。

守備で面白かったのはヨンセンへのファーストアタックが概して暢久で、そのカバー役がスピラだったこと。ヨンセンがやや引いている時でさえ、ヨンセンへのロングボールには暢久が競りに行ってましたから、ヨンセンがスピラを嫌って暢久のほうへ動いていた結果とも思えず。

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岡崎---四千---藤本
--兵働----小野--
-----本田-----
児玉-ボスナ--平岡-市川
-----西部-----

68分:藤本→山本真
74分:小野→枝村
85分:岡崎→原

得点:38分 岡崎

負傷から戻ったばかりの小野はベンチスタートとの予想でしたが元気にスタメン出場。前半半ばくらいまでは要所へパスを繰り出して浦和守備陣に脅威を与え続けましたが、運動量の少なさは如何ともし難く、しかも前半何度か交錯して足を痛めた風だったこともあって次第に後ろへポジションを下げ、後半は完全に消えてしまいました。清水がカウンターに活路を見出さざるを得なかったのは小野の不振が一因かも。

また清水はサイド攻撃が持ち味だと思いますが、この日は両SBともほとんど良い形で攻撃に絡めず。清水に勝機がなかったわけではありませんが、清水のペースではなかった試合だったのもまた明らかかと。

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2010.09.18

(メモ)浦和1-1清水

(スタメン)
故障の平川に代えて岡本がスタメン入り。達也がベンチに戻る。

清水は前節負傷の小野がスタメン入り。CBに岩下に代えてボスナーが入る。

(前半)
市川のミスに乗じてサヌ→ポンテ→エジと見事なカウンターで、ファーストチャンスながら先制。

その後エジがエリア内で粘ってのポンテシュートは決めたかった。

セットプレー時の西部が不安定で、浦和はつけこみたいところ。

浦和やや優勢ながら、守備はかなり不安定。ボールウォッチャー続出で、肝心なところでマークが外れている。

藤本への応対でスピラが左サイドへつりだされ、飛び込んできた岡崎にやられる。全く予断は許さない。

(後半)
負傷とおぼしきポンテに代えて頭から達也。

後半はボール支配で圧倒するも決定機は達也が飛び出した場面くらいか(シュートが緩くてボスナーが寸前でクリア)。

清水は例によってカウンターで対抗。ポスト直撃が一つあった他、ゴールには清水のほうがやや近いように思えたが、こちらも決まらず。

浦和は岡本や峻希が足をつったのがきつかったが、この面子でフルメンバーの清水によくやったと思う。

観客は残念ながら38000余に留まる。

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【閉店】麺 逸九@駒込

 駒込駅東口を北側へ出て、駅前の「駒込さつき通り(駒込銀座)」を直進。紳士服「コナカ」のほぼ向い。

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 平日夜に往訪。先客、後客ともゼロ。

 ラーメン屋というよりも下町の飲み屋然とした店構え。券売機もなく、口頭で「味玉入りらーめん(700円)」を注文。往訪時は味玉らーめんを注文した方には「大盛、メンマ、チャーシュー、えびわんたん」から2つチョイスできるサービスをやっていたので「チャーシュー&えびわんたん」を追加。なぜ味玉らーめんだけにおまけがあるのかは謎ですが。なおらーめんは塩と醤油を選べますが、塩が先に表示してあったので塩で。というか醤油は限定的な位置づけのよう。

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 店内はL型カウンター10席と6人掛けテーブルが1卓。もっともカウンターの椅子は2人掛け用ベンチというか箱みたいなものを多用しているので、実質的には7人くらいしか座れないかも。厨房内にはオヤジ一人だけ。表には猪木のポスター、店内には猪木の手形。

 冷房の効きが良くないのか、カウンターには団扇を用意。また水は炭入りのポットに入っていますが、氷がすっかり溶けてぬるくなっているのは大きなマイナス。

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 おまけのトッピングがついたため、700円の割には随分と丼は賑やか。スープは鶏ベース。少々脂が多目ながらも塩加減は塩辛くない程度に抑えられており、出汁を味わう邪魔にはなっていないので全体としてはかなりのレベル。

 それに引き換え残念なのは麺。並太ストレートですが柔らかすぎ、かつもちもちを通り越してべちょっとした食感でかなり苦手。

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 半熟玉子、大きめのえびわんたん、柔らか目ながら食べ応えのあるチャーシュー、穂先メンマ等々、値段の割には具沢山かつ質的に問題ないんですが、返す返すも麺が・・・

 なおこの日はなんと鶏ご飯をおまけに付けてくれたのですが、夜にご飯までつけると食べすぎ(頼んでいないので断れば良かったんですがね(^^;)。しかもこの鶏ご飯がしょっぱくて、美味かったはずのスープすらぶち壊してしまったような・・・

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2010.09.17

【展望】10年第23節清水戦

・昨年のナビスコ準々決勝第1戦@埼スタで勝ったのを最後に、目下対清水戦4連敗中。リーグ戦で勝ったのは08年第4節@日本平まで遡らないといけません。

・フィンケ監督就任後、清水戦では実に腹立たしいことに後半、しかも終了直前に失点を喫しての敗戦、あるいは引き分けがやたら目立ちます。もっとも昨年のナビスコ準々決勝第2戦のように早い時間帯からぼこぼこにされた試合もあったわけですが。

・清水は中断期間中の補強もなければ主力選手の移籍・放出もなく(あえていえば高木純をレンタルで札幌へ出したくらい)、過去2戦とほぼ同じ陣容。

・また第17節で鹿島を下して一時首位に立ったものの、その後は1勝4敗と大失速。4敗はいずれも2点以上取られており、これまでの失点32は上位チームではダントツの多さ。逆に得点42はリーグ1位なんですが、昨年まではどちらかといえば守備に持ち味があったチームだっただけにやや意外な結果。

・浦和は達也が戻ってきたものの、入れ替わるように平川が小破して相変わらずの人員不足。前節負傷退場した暢久やエジは大過なさそうなので、スタメンはこんな感じかな?

-----エジ-----
原口---ポンテ--達也
---柏木--細貝---
サヌ-摩周--暢久-峻希
-----山岸-----

これだと両サイドとも清水のWGとの1対1がきつそう・・・・

・浦和にとって幸いなことに、清水も小野が大宮戦で足首を故障し、全体練習には合流したものの出場は微妙とのこと。

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<前節:大宮 3-0 清水>

岡崎---長沢---藤本
--兵働----小野--
-----本田-----
児玉-平岡--岩下-市川
-----西部-----

HT:小野→山本真
56分:長沢→ヨンセン
72分:児玉→太田

・ナビスコ杯から中2日という厳しい日程で。しかも酷暑下での真昼間の試合という悪条件も重なってコンディションの差が如実に表れたようで、降格圏に沈んでいた大宮相手にまさかの大敗。

・同日のNHK-BS「Jリーグタイム」もまさか清水が負けると思っていなかったのか、藤本と小野をゲストに呼んで番組は終始微妙な雰囲気に。

・日程が厳しいとはいえ、ヨンセンをスタメンから外してリーグ戦で全く実績のない長沢を起用するなんて大宮を舐め過ぎ・・・ ちなみに今年ヨンセンをスタメンから外した試合はこの一戦を含めて1分け2敗。

<前回:浦和 0-1 清水>

永井---四千---藤本
--兵働----小野--
-----本田-----
太田-平岡--岩下-辻尾
-----西部-----

65分:兵働→山本真
78分:本田拓→大前
78分:永井→原

得点:87分 原

・優勢だった時間帯に点が取れず、失速した終盤にお決まりの失点パターン=サイドからのハイクロス攻撃に屈して敗戦。

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神戸2010(2-8・完):神戸港

神戸2010(2-7)から続く)

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阪急電車を乗り継いでようやく神戸・三宮に到着。昔はどちらかといえばお得意様だったのですが、ここ数年ですっかり良い思い出のない街になってしまいました。

キックオフまでまだかなり時間があるので、炎天下ながら神戸の街をしばし散策。そういえば、震災後に港のほうへ来た記憶ってないんだよなぁ・・・

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NHK大河ドラマ「龍馬伝」の舞台でもあった神戸操練所跡。「龍馬伝」は最初は面白かったのですが、回を重ねるごとにグダグダに。神戸操練所が舞台になっていた頃は、龍馬は操練所で修業中の身なのになぜかしょっちゅう京都へ出かけたり、脱藩の身で突然土佐へ帰ったりと、もうダメダメでした。

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海岸通り沿いに旧居留地を散策。上写真は旧チャータード銀行。

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こちらは商船三井ビル。

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阪神・淡路大震災で大被害を受けた神戸港。メリケン波止場の一角はその時の様子を「神戸港震災メモリアルパーク」として保存してありました。

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折よく「16時に戻ってくる」との触れ込みに誘われて神戸港クルーズに。恥ずかしながら神戸港を船で回るのは初めて。

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神戸港の西側は造船所やドックが目立ちます。

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神戸空港が見えるあたりまで来たところで観光船は反転。

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帰りはポートアイランド沿いに。海岸沿いに並んでいるのはテーマパークのようにも見えますが、神戸学院大学を始めとする大学群。

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この後すぐに帰宅していれば、全く不愉快な思いをすることもなく、楽しい思い出一杯で旅行を終えられたんですがねぇ・・・(´・ω・‘) ショボーン

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2010.09.16

【閉店】金みそ商店@水道橋

 水道橋駅東口から東京歯科大水道橋病院裏辺り。もともと「生粋 四日坊主」のあったところ。

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 平日夜に往訪。戸外に置いてある券売機で基本と思しき「金味噌らーめん(780円)」を注文。一番人気は100円高い「特濃こってり特金味噌」とのこと。他に冷しらーめんやつけ麺も用意。

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 店内はL字型13席ですが、店は奥行きがあって席間は割りとゆったりしています。先客2、後客ゼロ。厨房内では若い男性が2人。店内は冷房の効きがイマイチでごーごーと音ばかりうるさいののが難。ジャスミン茶が大きな鉄やかんに入っていますが、セルフサービス。

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 どういうわけか鉄鍋で出てきます。鍋にしては随分と平たくて熱が逃げやすく、しかもずっしりと重たいためカウンター越しの受け渡しも不便で、どこにメリットがあるのか不明。

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 味噌らーめんといっても札幌風のスープと野菜類とを炒め合わせるタイプではなく、味噌を溶いたスープに茹でもやしや、出来合いのニラ・挽き肉等の炒め物、メンマを載せるタイプ。その割にはスープはかなり脂が多め。また糀が随分目立ちますが、総じて味はやや辛め。

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 麺は「浅草開化楼」の太い縮れ麺。つるつるとした食感ながら噛み応えもそこそこあって悪くはないのですが、どういうわけか麺が非常に短くて食べづらい。

 特に可もなく不可もなくといった印象ですが、「特濃」でこれ以上濃くしてどうするという気が・・・ 

 またランチタイムでご飯無料ならペイするけど、現状ならやや割高かな?

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神戸2010(2-7):総持寺

神戸2010(2-6)から続く)

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善峯寺に続いて西国三十三箇所第22番札所「総持寺」へ。善峯寺最寄の東向日といい、総持寺といい、阪急の特急や急行が止まらない小駅なので、関西私鉄っぽくないのんびりした旅になります。

ちなみに総持寺といえば、一般的には横浜・鶴見の総持寺のほうが有名なのかな?

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茨木の住宅地の高台に忽然と建つ総持寺。神戸戦のついでに寄るよりも、G大阪戦のついでに寄ったほうがいいようなところですが(苦笑)

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手水舎は自動化され、境内には監視カメラを配置と、ハイテク機器を駆使する総持寺。

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山門。今でこそ西国三十三箇所の一つに数えられているのが不思議なくらい小さなお寺ですが、1571年(元亀2年)の茨木の合戦で兵火に遭うまでは東西600m、南北700mくらいの敷地を有していたとか。

位置的に先の善峯寺とセットで回りやすく、しかも善峯寺から帰るバス便が限られているせいもあって、善峯寺で見かけた参拝客を総持寺でも結構見かけました。

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本堂。寺に伝わるところによれば総持寺は879年(元慶3年)頃、藤原山蔭の創建。

藤原山蔭の父・藤原高房が大亀を助けたところ、その日の夜に計略にあって川に落とされた山蔭をその亀が甲羅に乗せて現れ、高房の没後、山蔭が報恩のため観音像を造立し祀ったのが総持寺の起源だとか。

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小さなお寺なので参詣もあっという間。とにかくクソ暑い日だったので、社務所で涼むことしばし。

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2010.09.15

特級中華そば 凪@西新宿

 都内に何店かある「凪」の西新宿店。西新宿といっても河合塾新宿校の裏辺りの再開発に取り残されたような雑然とした一帯に店を構えています。近隣にかつての人気店「風来居」あり。日曜昼に往訪。

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 入口脇の券売機(壁に埋め込まれているような形で設置されているため、入店時には券売機に気づかずに素通りしてしまいました(苦笑))で「特級中華そば(700円)」を注文。「謹製中華そば」というメニューも見えましたが「特級」との違いは判らず。

 店に着いたのは開店時間を若干過ぎた時間帯でしたが、既に先客6。後客4。店内はL字型カウンター2席。但し最奥部は厨房側に少しへこんでいて空調の効きが良くないためか、手前の席が空くとそちらへ誘導していました。 人気店にしては意外なことですが、厨房内は若い女性2人で切り盛り。

「ゴールデン街店」ほど極端ではありませんが、この店も手狭でカウンターの裏は人一人通り抜けるのがやっと。荷物を持っている人は要注意。

 またこの店の非常に変わっているのは、カウンターの頭上に給水器があること。要領を得なかったり、酔っ払って手元が狂ったりして、隣席のお客の頭に水をぶっかけたりしないものなのか???

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 店内に充満する煮干し臭である程度期待は持てましたが、その期待を裏切らないしっかりした煮干し出汁。やや苦味が出ているようにも感じましたが、その苦味がかえしの酸味と相まってスープに深みを与えています。ちょこっと添えられた魚粉交じりの一味を溶かすと、味がピリ辛に変わって2度美味しい。

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 麺は細麺ストレート。わずかにざらざらした食感。スープの絡みは良好で、細麺の割には意外なほど噛み応えがあって非常に気に入りました。見た目以上に量もありますし。

 多加水の幅広麺という限りなくワンタンみたいな「いったんもめん」が添えられていますが、食感的にちょっと苦手で、味わい的にもイマイチ。

 厚めかつやや堅めのチャーシューが一枚とみじんぎりの玉ねぎが多数。半熟ゆで卵は半個。そして海苔一枚。

 居住性に難がありますが、再訪価値は十分。

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神戸2010(2-6):善峯寺

神戸2010(2-5)から続く)

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早朝に軽く嵯峨野を散策した後、西国三十三箇所第20番札所「善峯寺(よしみねでら)」へ足を延ばして見ました。阪急京都線「東向日駅」から阪急バスで善峯寺に向います。

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バスはなだらかな山麓に広がる向日町の住宅街を抜けて、車がすれ違うのも難しい山道に入るため、ガイド役が添乗。参拝客が増える紅葉の時期は地獄を見そうなアクセス・・・

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善峯寺へはバス停から坂を登ること10分ほど。年配の方に配慮して手すりこそ完備していますが、かなりきつい登り坂が続きます。

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ようやく山門に到着。山門でかすぎというより、山門前にスペースがなさすぎて、全景入りません(´・ω・`)ショボーン

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本堂。 善峯寺は「癒しの聖地」だそうで、「からだのいたみ、こころのいたみ、あらゆるところに霊験あらたか」だとか。

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山内最古の建物(1621年建立)である「多宝塔」。

善峯寺は1029年に恵心僧都の弟子源算の創建と伝えられて、白河天皇が諸堂を建立。その後何人もの高僧を輩出したようですが、応仁の乱に巻き込まれて伽藍焼失。

現在の善峯寺は江戸時代になってから桂昌院(=将軍徳川綱吉の母)の寄進によって再建されたもの。

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天然記念物「五葉の松」が善峯寺最大の見所といっても差し支えないかも。波に泳ぐ龍のように見えることから「遊龍の松」との異名も。

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釈迦堂。元来はここの「薬風呂」も善峯寺の名物だったようですが、「諸般の事情により」平成20年10月をもって終了との貼り紙が。「諸般の事情」とは何なのか???

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善峯寺は山内が回遊式庭園の様をなしていますが、如何せん相当高低差があるので巡るのも楽ではありません。上写真は最上部にある「奥の院」。

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奥の院からは京都市街を一望できます。中央に京都タワーがはっきり見えますが、その左横の三角屋根は現在工事中の東本願寺でしょうか? でも京都市街から随分離れているのに応仁の乱に巻き込まれるんですなぁ・・・

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桂昌院といえば「お犬様」がつきもの。

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2010.09.14

百観音温泉@東鷲宮

 埼玉の誇る「日帰りの名湯」百観音温泉に行ってきました。同じ埼玉県内とはいえ県最南部からは足を運ぶには近いとは言いがたい微妙な距離感と、高名ゆえ常に混んでいるとの風評が災いして実はこれが初の往訪。

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 東鷲宮駅で降りるのも当然ながら初めて。駅前は全く何もありません。

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 駅は高架化工事の真っ最中のようで、往訪時には上り線のみが高架化されていました。

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 百観音温泉は駅の北西に位置。駅前の道路を西へ歩くと案内板が出ており、百観音温泉の建物自体もはっきりと見えるので道に迷いようがありません。なお、駅前には何もありませんが、温泉脇を走る道路沿いにはセブンイレブンや焼肉の「セナラ」があります。

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 入浴料は3時間700円。出来て10年強経つためかロッカーはやや傷みが目立つものの、日帰り温泉にしては大きめサイズなのはありがたい限り。

 浴室は1F受付近く。室内に長方形の湯船が2つと水風呂、そしてサウナ。戸外に旧(?)露天風呂、打たせ湯、立ち湯。さらにその外にいかにも増設したような格好の大露天風呂。まるで本丸・二の丸・三の丸が横に並んだ梯郭式城郭の縄張りみたいな配置。大露天風呂は西日が直撃するのが難といえば難。また近くにマンションがあって、騒音問題で揉めていることを伺わせるような張り紙が目立ちました。

 カランの数も十二分なんですが、それだけ客数も多いんでしょうな。

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 百観音温泉の自慢は泉質。ナトリウム-塩化物強塩泉ですが、塩分が濃くて湯上りはちょっとべとつくくらい。100%源泉かけ流し、加水・加温ともなし。

 1Fにはごく簡単な飲み物が出せる喫茶コーナーがあるものの、4人掛けの丸テーブルがわずか5卓と狭小。ちなみに自販機の缶ビール(キリン&アサヒ)は500mlで400円でした。

 2Fに大広間レストラン。お茶だけでもOKみたいな案内があるにはあるんですが、往訪したときはがら空きだったこともあってなんか注文しないと居心地悪そう・・・

 冬ならいかにも温まりそうな湯なので、いずれ再訪ですな。

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【温 泉 名】百観音温泉
【施 設 名】百観音温泉
【入浴料金】3時間700円
【交通手段】東鷲宮駅から徒歩5分足らず
【泉  質】ナトリウム-塩化物強塩泉
【源 泉 名】百観音温泉
【泉  温】57.0度
 

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神戸2010(2-5):天天有@四条烏丸

神戸2010(2-4)から続く)

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 京都・四条烏丸交差点そばの商業ビル兼オフィスビル「COCON」地下1階。土曜夕方に往訪。ビル自体出来て間もないみたいですが、客足の出入りは良くなさげ。四条通りの繁華街から交差点を渡ってわざわざ烏丸通りの西側まで客が来るのかなぁ?

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 叡山を歩きまくって空腹なので、「天セット(800円)=中華そば+ライス(並)」を注文。後払い。

 先客4、後客ゼロ。L字型というか限りなくJ字型に近いカウンターのみ10数席。椅子が一段高くなっている上に、やたら高い背もたれがついているので少々座りにくいのが難。厨房の様子は伺えませんでしたが、接客は非常にしっかりしています。

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 真っ赤な丼で登場。白濁したスープは鶏と野菜を18時間煮込んだものとのこと。少々とろみがついているものの、こってり感はさほどなく、むしろ良くも悪くも甘さが目立ちます。

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 麺は京都らしい柔らかめの細麺でつるつるした食感。量は多くありません。

 具にペラペラのバラ肉チャーシューが数枚と刻みネギ、さらに細いモヤシとメンマが少々。

 京都のやわ麺は苦手なんで大盛にせずライスをつけてもらったのですが、甘いスープがごはんには合わず、ペラペラのバラ肉チャーシューもおかずには力不足で難儀しました。

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2010.09.13

風来居@西新宿

 超高層ビル街とは対照的な雑然とした西新宿7丁目の一角に立地。日曜夕方に往訪。先客3、後客ゼロ。

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 入口脇の券売機で「しょうゆらーめん(750円)」を注文。人気の塩は既に売り切れ。他にみそらーめんや夏季限定の「塩つけ麺」も。

 店内は案外奥行きがあり、L字型カウンターで15席くらい。厨房内では男性が2人。

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 容量がありそうな深めの丼で出てきました。

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 スープが白濁していて、しかもかえしの色が淡いせいか、ぱっと見は塩とあんまり変わらないかも。豚骨主体のスープは豚骨臭こそありませんが脂多め。しつこいとか、くどいという感じはさほどしませんが、終盤はしょっぱめの味わいに飽きが来てしまいました。

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 麺は細めの縮れ麺。それなりにコシがあってスープとの絡み、相性も文句なく、ごわごわした独特の食感が結構気に入りました。

 チャーシューは脂身が多くて、好きな人は好きなんでしょうけど個人的にはちょっと微妙。他に刻みネギ、メンマ、海苔。スープの上に白ごま多数。

 同系統の「山頭火」が絶望的なレベルに転落した今となっては貴重といえば貴重な存在。

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【観戦記】10年第22節:FC東京 0-1 浦和

・酷暑はピークを越えたとはいえ、蒸し暑さの残る味スタで選手が頑張っているのは手に取るように判るとはいえ、両チームとも内容は甚だ低調。夏のサッカーはこんなものと諦めるべきなのでしょうが、浦和は怪我人だらけの状態で勝ち点3をきっちり手にしたことで内容の乏しさを補って余りある何かを手にしたような気がしました。

・浦和唯一の得点はPK。柏木の縦パスがエジ→原口と繋がったところから得たPKでしたが、PKを与えたのはまたしても森重。今年のFC東京(以下「瓦斯」)戦はともに1-0、しかも唯一の得点はPK、そして共にPKを与えたのは森重。さらにいえば共にしょっぱい内容となんだかなぁの揃い踏みになってしまいましたが、森重は浦和戦だけではなくあちこちで敗戦に直結するような不要なファウルを犯している模様。浦和は昨オフ森重獲得に失敗し、やむなくスピラノビッチを招聘した格好になりましたが、まさに塞翁が馬というかなんというか。

・浦和は前半からボール支配率で圧倒し、さらに後半PKで先制したものの、それまでゴールに近かったのはどちらかといえば瓦斯。前半終了間際にはスカスカのバイタルエリアを突き進んだ梶山のシュートがポストを叩き、後半10分くらいには浦和左サイドからのクロスに椋原がヘッド(山岸かろうじてセーブ)。でも「チャンスの数だけなら日本一」「決定力のなさも日本一」の瓦斯は死んだ子の歳、いや決まらなかったシュートの数を数えても仕方がないわけで・・・

・一方浦和はPKで先制するまで、ボールは支配しているものの決定機といって差し支えないのは後半立ち上がり柏木のシュートくらい。他は前半30分くらいの左サイドに流れたエジ→サヌのヘッドと、ポンテのシュートに多少可能性があった程度(ともに枠外)。前半は原口、後半はこの日スタメン起用された峻希も盛んにドリブルで敵陣に挑むものの、エジのポストプレーがほとんど機能しないこともあってか、結局のところボールは横に横にと進むだけ。たまに縦にボールを入れれば簡単にボールロスト。やっとこさバイタルエリアで前を向いたかと思えばシュートは撃つ寸前でエリア中央を固める瓦斯守備陣にブロックされて不発。

・PKを得た場面は珍しく縦パスがエジ→原口と繋がりましたが、エジが不振な以上に2列目との距離感も良くないんでしょうな、多分。

・一方守備はまずまず。代表帰りのスピラの出来は出色で、欧州遠征帰りの疲れを微塵も感じさせず。細貝も広範囲を走り回っていましたが、基本的に柏木が前、細貝が後ろにいるにも関わらず、細貝が瓦斯のボールホルダーに対して果敢にアタックしてしまい、結果的にバイタルエリアに大穴が開いて気持ちが悪い場面(前半終了間際に梶山にやられかかった場面が典型?)もままあり、この辺の修正は急務。コンディションが最も心配されたサヌはある意味普段どおりで、後半立ち上がりから15分くらいまでは瓦斯の攻勢に晒されまくってプチ炎上。

・後半30分くらいから浦和は全く動けなくなってしまい、4分とやたら長いロスタイムには忌まわしい記憶がフラッシュバックしまくりでしたが、何とかかんとか逃げ切りに成功。CKのこぼれ玉をどフリーの徳永に撃たれた時は冷や汗をかきましたが、シュートはバーを直撃。ナビスコ杯を戦った瓦斯は中3日、しかも前半のうちに怪我人が2人出てゲームプラン崩壊、さらに3人交代後にさらに一人怪我人を出してしまって終盤は一人少なくなったのにも助けられた感もありましたが、「得点力が乏しい上に、先制点を取っても逃げ切れない」ことでは定評のある(自嘲)今日の浦和はサンガ戦以来久々の完封勝利。

・終了間際、浦和カウンターのビッグチャンスは謎のオフサイド判定でフイになって監督・スタッフ一同激怒。その間なかなかボールを出さないボールボーイにGK権田が大人気なく激怒。双方激怒パフォーマンスを繰り広げているうちに試合終了って、これがこの日一番の見所だったかも(苦笑)

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-----エジ-----
原口---ポンテ--峻希
---柏木--細貝---
サヌ-摩周--暢久-平川
-----山岸-----

56分:暢久→坪井
78分:エジ→堀之内
79分:原口→高崎

得点:66分 ポンテ(PK)

・今年初スタメンの峻希。前半はなかなか試合に絡めていませんでしたが、後半躍動。守備の危なっかしさは相変らずですが、酷暑下で走りまくれるのは大きな武器。動き出しが上手いせいか、柏木との相性は原口より遥かに良さそう。終盤のエリア内突入&シュートのビッグチャンスを決めていれば万々歳だったのですが、この出来なら怪我人復帰の如何によらず次節もスタメン濃厚でしょう。

・一方天皇2回戦に続いて途中出場の機会を得た高崎。長身だがハイボールへの対応があまり上手くないのが丸わかりだったのはともかく、チャンスにほとんど絡めず。うーん、なんだかなぁ・・・

・後半は暢久、エジが共に負傷退場。共に滅多に故障しない選手だけに少々心配・・・

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-----大黒-----
リカ-羽生--梶山-鈴木
-----高橋-----
中村-森重--徳永-椋原
-----権田-----

20分:羽生→今野
37分:高橋→石川
67分:リカルジーニョ→平山

・城福監督は何を思いついたのか、突如4-1-4-1を採用。案の定ほとんど機能せず、前半は自陣に引きこもって防戦一方。

・しかも運が悪いことに前半のうちに羽生と高橋が故障。中3日と厳しい日程で交代カードを効果的に使いたかったとはずなのにゲームプランは一気に崩壊。

---リカ--大黒---
鈴木--------石川
---梶山--徳永---
中村-今野--森重-椋原
-----権田-----

・結局フォーメーションをいつもの4-2-2-2に戻し、後半立ち上がりから15分くらいまではそれなりに攻勢を仕掛けたものの、またしても1点が取れず。

・決定機の数こそ浦和より多かったような気がしましたが、内容はいたってお粗末。ムービングなんとかを掲げていたような記憶がうっすらと残っていますが、あれだけパスミスを繰り返すチームがパスサッカーを志向するのはもはや無謀としか・・・

・3人交代してから鈴木が故障。故障した3人はいずれも自爆で気の毒なんですが、味スタの軟弱そうな芝が影響しているのかどうか・・・羽生は故障明けでまた故障なんで、使うほうが良くないのかもしれませんが・・・

・瓦斯の敗戦後は城福監督の負け惜しみ発言が楽しみなんですが、もはや負け惜しみを言う元気がないどころか、「おそらく私の指導力が足りなかったと思っています。問題があるとすれば、私にあったと思います」等々、殊勝なコメントを連発。「あんなサッカーに負けて悔しい」とか「日本のためにならない」とか、もっと言ってよ城福監督!

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2010.09.12

【観戦記】10年第11節:浦和L 3-1 伊賀

・早い時間帯にPK(しかも伊賀FWが一発退場)で先制しながらも、西田の凡ミスでまさかの同点に追いつかれ、その後は全員が自陣に引きこもる伊賀守備陣を攻め倦んで前半終了。非常にまずい雰囲気になりかかりましたが、後半頭からフォーメーションを4-2-3-1から4-2-2-2にシフトしたのが奏功。選手交代も非常に的確で、終ってみれば荒川のハットトリックで無事勝ち点3を確保。

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・致命的なミスを犯した西田を初め、前半は非常にミス、特に連携ミスが多くて自ら試合を難しくしてしまった感がありましたが、後半はほぼ完璧。一人少ない伊賀はボールを奪えないので攻めるに攻められず、終盤は浦和の攻撃練習みたいな格好になってしまいました。

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-----荒川-----
北本---藤田---岩倉
---庭田--柳田---
熊谷-矢野--西田-土橋
-----山郷-----

・アウェー福岡戦同様、熊谷は左SB。左サイドは前後とも本職ではないというクラクラするような布陣で、熊谷はタイミングよく攻撃参加してくるものの、出し手の北本との呼吸が合わない場面がしばしば。

・SBとSHの連携がイマイチなのは右サイドも同様。カップ戦で大活躍の岩倉は今年のピークを越えてしまったのか、この日は絶不調。

・とはいえ、序盤から4×2のブロックでどん引きで自陣を固める伊賀に対して浦和がボールを一方的に支配。右CKからのこぼれ玉を浦和が押し込んだかに見えたところ、伊賀の選手がスアレスばりに手でブロックしてしまって一発退場&PK。これを難なく荒川が決めて浦和先制。試合終了後の荒川の弁によると、PKの蹴り手は特に決まっていなかったらしい(苦笑)

・どん引きの相手に対して早い時間帯に先制点を上げ、これで浦和楽勝かと思われましたが、浦和右サイドに一人で張っていた伊賀FWのスピードに戸惑ったのか、西田の応対がはっきりしないままにずるずるとエリア内突入を許してしまった挙句、シュートのこぼれ玉を蹴り込まれてまさかの失点。

・その後は上述のように両サイドでミスが相次ぎ、荒川のポストプレーでなんとか攻撃を成り立たせているけれども酷暑下で全体に運動量も落ちて、攻め倦みの雰囲気漂うまま前半終了。

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---北本--荒川---
岩倉--------柳田
---庭田--藤田---
熊谷-矢野--西田-土橋
-----山郷-----

64分:藤田→窪田
64分:岩倉→後藤
82分;北本→松田

得点:14分・60分・70分 荒川

・村松監督は後半頭から北本を前線に出して4-2-2-2へフォーメーション変更。これで右サイドの連携は格段に良くなって攻撃が再活性化。2トップの一角に入った北本は動きが格段に良くなってクロスに再三飛び込み、CFらしさをアピール。っちゅーかどう見ても最初からこうすべきなような・・・

・2点目は右サイドからのパスが中央に入ってからのパス交換による中央突破。あれほど中央を固めまくった伊賀守備陣も崩れるときはあっけないもの。

・再び伊賀を突き放したところで村松監督は不調の岩倉と、庭田とセットで中盤の底に並べてしまうと中央に大穴を空けてしまいそうな藤田を下げて窪田と後藤を投入。左サイドの連携も良くなって熊谷が大胆な攻撃を参加見せ始めたことに加え、窪田をやや低めの位置に置いて庭田がやや前に出ることにより浦和の攻勢は一段と強まり、試合はより一方的なものに。

・3点目は熊谷からの縦パスが直接最前線に荒川に入り、荒川がDFを背負ったまま反転してゴールという素晴らしいもの。ワシントンばりの荒川の個人技もさることながら、そこへ正確なパスを出せる熊谷も天晴れ。熊谷は元々ボランチなだけに、CBに置いておくのは勿体無いほど足元が上手く、パスも正確なのが特徴。その攻撃力を生かすべくSBに転用するのは判らなくもありません。おまけにエリア周辺に顔を出した際はどう見てもファーストチョイスはシュートみたいな感じで動いていましたし。

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2010.09.11

【展望】10年第22節FC東京戦

・天皇杯を挟んで迎えるFC東京(以下「瓦斯」)戦。瓦斯は水曜日にナビスコ杯準々決勝を戦って(しかもアウェーゴール差で敗退決定)の中3日なので、日程的には浦和有利といえないこともないんですが、浦和は相変わらず怪我人だらけ&代表招集(岡本もU-19代表に召集)でコンディションに不安のある選手もいて、全く楽観視できません。

・何より痛恨なのはセルが天皇杯で負傷して、軽傷と目されるものの瓦斯戦の出場が難しくなったこと。調子が上がってくると往々にして自爆してしまうセル・・・ 宇賀神も小破して天皇杯を欠場した後の動静不明。

・細貝・スピラ・サヌといった代表組が皆出場可能だとすると、予想フォーメーションはこんな感じ。サヌの左SHは未だ噛み合わず、原口の右SHは鹿島戦でほとんど機能しなかったのは心配

-----エジ-----
サヌ---ポンテ--原口
---柏木--細貝---
平川-摩周--暢久-峻希
-----山岸-----

・仮に長距離移動でサヌやスピラはコンディション不良でスタメンは難しいとすると、こんな感じでしょうか? どう見てもSHの頭数が足りないようですが・・・

-----エジ-----
高崎---ポンテ--原口
---柏木--細貝---
平川-坪井--暢久-峻希
-----山岸-----

・あまりにも頭数が足りなくなったせいか、矢島を2種登録。さながら学徒出陣。

・瓦斯も浦和ほどではありませんがメンバー不足。米本が依然長期離脱したままの上、今野が代表合宿中に故障。おまけにCBキム・ヨングンが出場停止。長友の海外移籍によって空いたSBは中村が埋めています。

・ボランチ梶山の相方とCBが固定されないのが瓦斯の難儀なところ。森重や今野、はては徳永あたりを使い回しているようですが。

・中断期間中に赤嶺を放出して大黒を獲得したのが話題になりましたが、大黒は加入直後に2点取っただけでその後は沈黙。

・なぜかあまり話題になっていませんが、瓦斯はただいま13位で降格圏にいる16位大宮と勝ち点は同じ21。残留争いしているチームの中では守備が比較的まともなために得失点差で優位に立っていますが、得点力不足は深刻。なにせチーム得点王が今野(5点)。昨年大爆発した石川はなんと今季無得点。

・「チャンスの数はやたらと多いのだが、1点が遠い」というのが実情のようですが、それってどこかの某クラブと同じような・・・

・そんなチーム状態にも関わらず、解任騒ぎにはならないのは城福監督のご人徳なんでしょうなぁ(苦笑)

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<ナビスコ杯準々決勝第2戦:清水 0-0 瓦斯>

---リカ--大黒---
羽生--------鈴木
---高橋--梶山---
中村-森重--徳永-椋原
-----権田-----

67分:鈴木→石川
69分:羽生→平山
77分:大黒→松下

・決定機の数では清水を圧倒しながらも1点が入らず。合計1-1ながら、アウェーゴール数で清水に及ばず、準々決勝敗退。

・負傷離脱していた羽生が復帰したのは好材料。

・今季新潟から獲得したSH松下はいつの間にかポジションを失っています。

<前回:浦和 1-0 瓦斯>

---鈴木--平山---
松下--------中村
---徳永--羽生---
長友-今野--森重-椋原
-----権田-----

44分:中村→石川
60分:椋原→赤嶺
63分:羽生→梶山

・浦和唯一の得点は宇賀神のエリア内突入から生じたPK。そして共に決定機は少なく、浦和のシュート数9、瓦斯は4。さらに瓦斯は退場者(森重)を出したにも関わらず、最後は浦和が押されっぱなしと興業的には甚だ低調な試合。

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2010.09.10

らーめん雅ノ屋@本郷三丁目

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 本郷三丁目駅から本郷通り沿いに南へ。といっても「田村屋」や「栄児家庭料理」のある本郷2丁目交差点を越えてさらに南へ歩くのでかなり遠く感じます。御茶ノ水駅からも徒歩圏。

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 平日夕方の往訪。先客、後客ともゼロ。券売機はなく、口頭で「醤油らーめん(650円)」を注文。大盛り無料。デフォルトでは量が少なめと聞いていたので大盛りにしてもらいました。他に「塩らーめん」や「冷しらーめん」も。

 店内はコの字型カウンターのみ14席で割りにゆったりとした造り。厨房は店奥にあって様子は窺えませんでしたが、オヤジ2人で頑張っていました。

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 スープの表面には背脂が少々浮いている上に、脂の層がテカテカと光っています。卓上の能書きには「煮干しの出汁と鶏がらスープに背脂を加えて、こってりタイプに仕上げました」とありますが、煮干しよりもむしろ鶏がらが強めに出ており、人によって好き嫌いが分かれる煮干しを控えめにすることで万人受けを狙っているような感じがしました。

 かえしの酸味も少々。脂がテカテカする割にはこってり感はさほどでもなく、ぐいぐいと食べられるのは不思議なもの。

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 海苔の上に魚粉が載っていて、後半ちびちびと崩しながら食べてみましたが、魚粉の量が少ないためか大勢に影響なし。

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 麺は平打ちの並太麺。つるつるとした食感ながらコシもまずまずで、麺単体としては結構好きなタイプですが、スープとの絡みはイマイチで相性は微妙。塩らーめんは細麺を採用しているようですが、細麺でも一向に差しつかえないような・・・

 具は薄いバラ肉チャーシューが3枚と細いメンマ、かいわれ大根。

 麺とスープの相性にちょっと疑問を感じましたが、650円でこの出来なら満足でしょう。

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神戸2010(2-4);延暦寺西塔&比叡ケーブル

神戸2010(2-3)から続く)

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横川からシャトルバスで西塔へ。バス停から少し坂を下ったところにあるのが常行堂・法華堂(重文)。全く同形の堂が左右に並んでおり、弁慶が渡り廊下を天秤棒にして両堂を担いだという伝説から通称「にない堂」。

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向かって右が普賢菩薩を本尊とする法華堂、左が阿弥陀如来を本尊とする常行堂で上写真は法華堂。この日は修行中のことで周囲にぐるっと縄が張られていました。

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転法輪堂(重文)。 西塔の中心堂宇で「釈迦堂」とも呼ばれ、信長による焼き討ちの後、1595年(文禄4年)に当時の園城寺金堂を豊臣秀吉が移築したもの。

なお園城寺(三井寺)は、延暦寺内で内部抗争が生じた後にその一派が移った関係で、いわば延暦寺の因縁の敵。園城寺はどういうわけか秀吉の怒りをかって寺領没収の憂き目に遭い、その一環で金堂が比叡山に移されたとのこと。

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釈迦堂からかなり離れた、東塔にほど近いところに建つ浄土院。伝教大師の御廟があり、現在は十二年籠山の僧が毎日、生身の大師に仕えるごとくに奉仕しているとのこと。

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涼しい比叡山を降りる時がやってきました。行きと同じルートで帰っても面白くないので、京都側へ降りてみます。 京都側へはロープウェイとケーブルカーの乗り継ぎ。

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叡山ケーブルの「ケーブル比叡」駅。坂本ケーブルの両駅と比べると随分と素寒貧とした外観。

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叡山ケーブルは長さこそ1.3kmと坂本ケーブル(2.0km)よりかなり短いのですが、高低差は561mあってケーブルカーとしては日本最大。

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暑い、暑い下界が見えてきましたが、京都と言っても洛北のそのまた外れですから、市街地も碁盤の目でもなんでもなく、上から眺める分にはあんまり京都っぽくありません。

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2010.09.09

百歩ラーメン@川口

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 北浦和に本店がある「百歩ラーメン」。以前戸田店に行ったことがありますが川口店は初めて。日曜昼の往訪。最寄は一応川口駅なんでしょうがかなり距離があります。西口から戸田方面へ直進。「宮町」交差点角に立地。

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 店内は郊外店らしいゆったりとした造りでテーブル席主体。4人ないし6人掛けのテーブルが4卓と8人ぐらい座れる大テーブルが1卓。カウンターは6席しかありません。昼飯にはやや早い時間帯ですが、テーブルは7割がた埋まっていてこの付近では人気がある様子。

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 百歩ラーメン(650円)を麺堅めで注文。他に赤百歩、味噌、それに川口店独自の極太つけ麺といったメニュー。

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 スープはマイルドなとんこつ。臭みはほとんどなく、脂っぽいとかしょっぱいとか、妙な癖がないので良く言えば万人受け。悪くいえば平板な印象を受けました。高菜とネギが取り放題。さらにテーブルにニンニクやすりゴマ等が置いてあり、これらを入れて味を自分好みに整えながら食べることが前提なのかも。

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 麺は並太ストレート。麺の太さといい、つるつるとした食感といい、博多風のとんこつラーメンを期待してゆくと肩透かしにあいます。替玉(100円)制を取っている割には、麺茹でに時間がかかるのが難で、量が物足りないと感じる向きには替え玉を頼むよりは最初から大盛りにするなり、ライスを付けるなりしたほうがいいでしょう。

 具は海苔にメンマ、それにバラ肉チャーシューと寂しげですが、この辺は値段相応。

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神戸2010(2-3):延暦寺東塔・横川

神戸2010(2-2)から続く)

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今回比叡山へ行こうと思ったのは、単に「盛夏でも山の上なら多少は涼しかろう」と思ったまで。その判断は大正解でしたが、下界よりはかなりマシという程度で観光に不向きな季節であることには違いありませんでした(´・ω・`)ショボーン

延暦寺は平安時代初期に最澄により開かれた日本天台宗の本山寺院で、比叡山の山上から東麓にかけた境内に点在する東塔、西塔、横川(よかわ)など、三塔十六谷の堂塔の総称。

ケーブル延暦寺駅に近い「東塔」は延暦寺発祥の地で、参拝客・観光客で常に賑わっています。っちゅーか、延暦寺でもここしか来たことがない方が大半かも。

上写真は「根本中堂(国宝)」。現在の建物は織田信長焼き討ちの後、1642年(寛永19年)に徳川家光によって再建されたものである。最澄の時代から続く「不滅の法灯」があることでも有名。法灯は信長の焼き討ちで一時途絶えたものの、山形県の立石寺に分灯されていたものが移されて現在に伝わっています。

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根本中堂は堂内はおろか、建物そのものも撮影不可。中堂前の文殊楼からその姿がちょっとだけ眺められるくらい。

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文殊楼は1668年(寛文8年)の火災後の再建。根本中堂の真東に位置し、他の寺院における山門にあたるものだそうです。

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大講堂(重文)。もとは東麓・坂本の東照宮の讃仏堂であったものを1964年に移築。重要文化財だった旧大講堂は1956年に火災で焼失。

延暦寺は数々の名僧を輩出したことでも知られ、日蓮、道元、栄西、法然、親鸞、一遍ら日本仏教史上高名な僧の像が大講堂に安置されています。

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1980年再建の法華総持院東塔。多宝塔型の塔ですが、通常の多宝塔と異なり2層目が円形ではなく方形になっています。

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東塔から数kmほど北はずれにある横川(よかわ)まで足を伸ばしてみました。比叡山内は30分置きに巡回シャトルバスが運行されています。運賃がバカ高く、横川への往復には一日フリー乗車券(800円)を買っておくのが吉。単純往復だけで元が取れます。

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横川まで足を伸ばす参拝客はかなり少なく、心の安らぎを求めるには絶好の地。上写真は横川中堂。1971年に鉄筋コンクリート造で再建されたもの。

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こちらは元三大師堂。 春夏秋冬に法華経の論議を行うことから四季講堂とも呼ばれています。比叡山延暦寺の中興の祖として知られる良源の像を祀ったもので、「元三大師」は良源の通称。

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面白いことに元三大師堂は「おみくじ発祥の地」とされています。もちろん良源上人が創始者。

なお上写真の「ショッカーの黒戦闘員」みたいな奴は、良源上人が修法中に鏡に映った姿を弟子に写させた「角大師」とも言われるもので、厄除けのお札になるとか。

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2010.09.08

屋台らーめん 鷹流@高田馬場

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 高田馬場駅から早稲田通りを西へ徒歩5分ほど。高田馬場郵便局を過ぎ、「ぼたん」の向かいあたりに位置していますが、早稲田通りからやや引っ込んだところにあってやや判りにくいかも。店先には能書きがびっしり。土曜昼に往訪。開店直後の入店で先客ゼロ、後客3。

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 入口にも能書きがネベタベタ。

 まだ暑い時期なのでつけ麺やまぜそばを正面に出している風でしたが、白い提灯が揺れている「白鶏麺(780円)」を注文。ランチタイムは大盛りないしライスが付くとのことで、ライスにしてもらいました。

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 店内はL字型カウンター10席ほど。カウンターにも能書きが目だって正直落ち着かないのが難。こういう店は得てして偏屈そうな親父がやっているものですが、驚くべきことに厨房内は若い女性が一人で切り盛り。水セルフは結構ですが、カウンターにポットを置いていないので、水のお代わりも券売機横の冷水機まで行かないといけないのは面倒。

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深めで容量たっぷりといった感の丼で出てきました。

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 スープは超あっさりの清湯。化学調味料不使用が売り物で、鶏の出汁はそれなりに楽しめますが、わずかにしょっぱめかな?

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 「途中で薬味を入れてみてください」とのことだったので試してみましたが、ピリ辛になるのは良いとしてもわずかに香草が入っているのかなぁ・・・これが苦手で個人的には入れないほうがはるかにマシ。この分だと、卓上にごてごてと置いてある調味料は入れれば入れるほどダメになるような・・・

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 麺は極細縮れ麺。スープとの相性は文句なく、おまけに最後まで麺がへたることなく味わえました。

 ラーメンの具材としては珍しくササミの蒸し鶏がたくさん入っていますが、これがスープにあって、ごはんのおかずにも最適。白っぽいメンマだとか、金針菜だとか、変わった具材も入っていて面白いことは面白いのですが、量が多いわけでもないのに最後のほうはちょっと飽きがきてしまいました。それは暑くて食欲が落ちているせいなのかどうか・・・

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【TV短感】日本 2-1 グアテマラ

・ようやく代表監督がザッケローニ氏に決まったとはいえ、新監督が指揮を取るどころか、新監督が選んだわけでもないメンバーでの親善試合にはさしたる意味を見いだせず。

・まぁスポンサーを満足させ、かつ予想外の成功を収めた南アW杯の思い出に浸りたい観客をも魅了しつつ、日本の事情に疎いであろう新監督に「こんな選手がおりまっせ!」とばかりに一応お披露目と全く無駄な試合でもないんですが、真面目に観戦する気力は沸かなかったので、パラグアイ戦・グアテマラ戦ともダラ見というよりチラ見。

・グアテマラ戦は2得点までは上々だったんですが、あまりにも簡単に点が入ってしまって気勢を削がれたのか、その後は急速にぐだぐだに。

・酷暑下での中2日の試合で2試合とも出場させられた選手のパフォーマンスが急激に悪化する(その中では細貝はよくやりました)のは大目に見ないといけないかと思いますが、この試合で足を引っ張ったのはパラグアイ戦で出場機会のなかった選手、ないし出場時間の短かった選手。

・橋本は致命的なミスを犯して失点に直結(後半も同じような失態あり)。乾は終始浮いたままで、しかもミスを繰り返して前半でクビ。後半投入された藤本も良いところなく、絶好の見せ場だった本田とのワン・ツーでもシュートは枠外。岩政もあの感じだと後半出てきた永田のほうがまだマシかなぁ・・・

・怪我人だらけゆえ新戦力の発掘が主眼ともいえる試合でしたが、南アW杯に選ばれなかったメンバーで収穫といえるのは結局香川と細貝だけかな?

・この日2得点の森本。特に1点目はお見事でした。日本にはW杯レベルで通用するCFがおらず、結局本田を転用せざるを得なかった岡田の苦悩を思えば、森本の成長に期待したいところですが・・・

・楢崎が突如代表引退を発表。4年先を見据えれば世代交代が必要と目されるポジションではありますが、後進の成長如何では4年後もフツーに代表にいるような・・・

-----森本-----
香川---本田----乾
---細貝--橋本---
長友-槙野--岩政-駒野
-----楢崎-----

HT:乾→藤本
HT:長友→永田(槙野が左SBへ)
66分:香川→岡崎
83分:本田→中村憲

得点:

12分 森本:長友左サイドからのクロス→森本ヘッド

20分 森本:本田のスルーパス→香川のシュートのこぼれを森本押し込む

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2010.09.07

神戸2010(2-2):日吉大社&坂本ケーブル

神戸2010(2-1)から続く)

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比叡山に登るケーブルの出発時刻までやや間があったので、日吉大社に立ち寄り。日吉大社は日本全国に約2000社ある日吉・日枝・山王神社の総本宮。

比叡山上に延暦寺を建立した最澄が比叡山の地主神である当社を天台宗・延暦寺の守護神として崇敬したことから延暦寺との縁が濃厚で、比叡山の僧兵が強訴のために担ぎ出した神輿は日吉大社のもの。

織田信長の比叡山焼き討ちにより日吉大社も丸焼けになってしまいましたが、信長の攻撃対象はあくまで寺だったので神主はこっそりと逃がしてもらえたとか。

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幼名「日吉丸」の豊臣秀吉が日吉大社の復興に尽力し、現存する建物の多くはその時代のもの。

上写真は大宮橋を渡った先にある「山王鳥居」。鳥居の上に三角の飾りがついた極めて特異な形をしています。

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日吉大社は大雑把にいえば西本宮と東本宮からなり、西本宮に大己貴神(大国主神)、東本宮に大山咋神を祀っています。上写真は西本宮楼門。

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楼門の屋根の4隅に「神猿」の彫刻が。

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西本宮本殿(国宝)。「日吉造」と呼ばれる日吉大社以外に類例が見られない特異な形状をしています。

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東本宮楼門。

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日吉大社の境内は思ったより広くて(一度行ったことがあるはずなんですけどね・・・)危うくケーブルカーに乗り遅れるところでしたが、緩やかな坂道を激走してなんとか間に合いました。

ケーブル坂本駅は最近立て替えられたようにも見えますが、なんと1927年の開業以来の建物。1997年に国の登録有形文化財に登録。

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現在の車両は1993年に更新された3代目「縁」号と「福」号。乗ったのは「縁」。

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きっぷはかなり大きめ。「縁福」の文字は、白寿を迎えられた、ときの第253代 天台座主・山田恵諦猊下が、お詣りされる皆様に、良いご「縁」と幸「福」が訪れるようにと祈りを込めて揮毫されたものとのこと。

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坂本ケーブルは全長2025m。日本一長いケーブルカーで、途中に「ほうらい丘駅」と「もたて山駅」の中間駅があります。

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「福」号がやってきました。

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坂本ケーブルからはちらちらっと琵琶湖が見えます。

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ケーブル延暦寺駅。こちらも1927年の開業以来の建物で1997年に国の登録有形文化財に登録。

延暦寺は駅から少し離れていて、なだらかな山道を歩くこと10分ほど。

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2010.09.06

【観戦記】10年天皇杯2回戦:浦和 7-0 東京国際大

・酷暑にも関わらずわずか中1日でホーム駒場に乗り込んできた大学生チーム。そんなチームに対して実力差通りに大差をつけ、しかも完封で勝つという至極当たり前のタスクをこなしただけなのになぜか妙な安堵感がこみ上げてしまい、帰り際にはつい嬉しくなってプレミアムビールを2本も買ってしまうという、甚だ志が小さくなったオッサンです。

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・NHKはBSで全国中継。しかも主審には浦和とは何かと因縁のある柏原を配するという、「何か」を期待する向きには万全の布陣で臨んだにも関わらず、前半5分にしてその望みを打ち砕いてしまってどーもさーせんでした。っちゅーか、試合を決定付けた平川のPKは普段の丈二なら取らないんじゃ?

・むしろエリア内で原口が2回くらいPKに相当するようなチャージを受けていましたが、いずれもノ-ファウル。先の鹿島戦でもPKをもらい損ねましたが、原口はダイブとは言わないまでもすぐこけてしまう選手として主審に目をつけられているのかも・・・まぁ確かに大学生相手にコロコロ転んでたんじゃいかんわな。セルは相手を弾き飛ばしまくってたし。

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・運動量で相手を凌駕するのが東京国際大唯一の望みにも関わらず、厳しい日程で自らの良いところを出せず。浦和のレギュラークラスには攻守とも1対1で全く敵わないとあっては大敗も已むを得ません。結果は大敗でしたが勝負を捨てるような素振りを見せず、汚いプレーも繰り出さなかった東京国際大の姿勢は大いに称えられて然るべきかと。

・勝負は早々とついてしまったので、興味は普段出場機会のない選手の出来に移りましたが、残念ながらフィンケのベンチ入り優先順位が概ね妥当であることを確認したような結果に。

・細貝の代わりにスタメン入り濃厚と思われた堀之内にアクシデントがあったのかベンチ入りすらできず、濱田がスタメン入り。今年になってサテライトではCBで練習する場面が多いとはいえ、元々ボランチが本職なのでその起用自体はいたって自然なんですが、残念ながら最初から最後までゲームに入れていないというか、攻守にわたって消極的というか、数少ない出場機会を積極的に生かそうとする良い意味での若さがないのが非常に残念でした。相手に攻められる局面がほとんどないので積極的に前に出まくった(特に後半)峻希とは対照的。

・負傷のセルに代わって投入された高崎。2トップの一角に入って1ゴールを決め、しかも相手DF裏に走り込んで積極的に点を取ろうという姿勢は見てとれましたが、それだけだとフィンケにFWとしての信頼を勝ち取るのは難しいでしょうなぁ・・・フォアチェックをさぼらず、引いてボールを引き出し、ポストプレーで組み立てに参加し、しかもフィニッシュに絡むとフィンケの求めるFW像は非常に多忙。高原がフィンケのもとでは使われなかったのと同じ道を辿りそう。

・林も可能性のあるシュートを一発放ったもののGKとの1対1を決められず、総じてへロヘロの大学生相手に実力差を見せ付けられなかったのはちょっと辛いかなぁ・・・ 永田に至ってはトラップミスで一回スコーンと抜かれてしまいましたし。

・負傷交代のセルは歩いて戻ってきたので現場では何の心配もしていなかったのですが、試合終了後の監督会見ではちょっと心配な様子。張り切りすぎて自爆ですか・・・

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-----エジ-----
原口---ポンテ--セル
---柏木--濱田---
平川-坪井--暢久-峻希
-----山岸-----

57分 セル→高崎
60分 ポンテ→林
74分 平川→永田

得点:
5分 エジミウソン(柏木→DFライン裏に抜け出たポンテのシュートのこぼれを詰める)
30分 ポンテ(平川の得たPK)
39分 セル(ポンテ→DFライン裏に入ったエジ→セルのきれいなカウンター)
45分 ポンテ(CKのクリアミスをダイレクトボレー)
48分 原口(エリア内でセル→ポンテ→エジ→原口と細かく繋ぐ)
72分 高崎(右サイドから柏木のクロスをヘッド)
87分 原口(柏木→暢久→右サイドからエリア内へ柏木突進→こぼれ玉に詰める)

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2010.09.05

【本】主審告白(家本政明著)

・主審による著書自体がそもそも珍しい上に、功成し遂げたどころか、散々叩かれまくって「出世コース」から外れてしまった方ゆえ、淡々としたというか、達観したというか、そんな調子で貫かれている好著でした。読み応え十分。

・現在の審判の評価システムに対する疑問だとか、今の判定方法ではどうしても発生してしまう死角への言及だとか、そういうのは「枯れた」方じゃないと出来ないわなぁ・・・ XEROX杯後の二度目の処分なんて全く納得していないと公言していますし。

・選手とのコミュニケーションを大事にする家本主審。散々手こずらされた「やんちゃな選手」とのやり取りすら、今や微笑ましいエピソードになってしまったわけですが、その割には昔の「迷裁き」は何だったのかという気も。もっともそれは「若気の至り」と本人も認めているようですが。

・読者がアスリートだと体の仕組みに関する件は一層面白いのかもしれんけど、ワシにはそこはちょっと辛かったな。

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2010.09.04

【閉店】麺屋KEN@戸田公園

 戸田公園駅から東へ。中仙道とオリンピック道路が交わる「川岸3丁目交差点」そば。昔住んでいたところの近くでした(^^;

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 日曜昼に往訪。開店直後の入店で、ガラガラなのにカウンターの隅っこに案内されたのが気に食わなかったのですが、その後家族連れを含めて8人ばかり客がやってきました。店先の駐輪場がに一杯になっていたところを見ると、地元ではそれなりに人気店なんでしょう。

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 券売機で「つけめん(750円)」を注文。並(330g)と大(500g)で同値段でしたが、さすがに500gは多すぎなので並に。なお往訪時は特別サービスで半ライス、味付け玉子、コップビールのいずれかがサービスだったので、半ライスを付けてもらいました。つけめん以外にらーめん、とんこつらーめん(赤・黒)というメニューも。

 店内はカウンター7席と4人掛けテーブルが1卓、2人掛けテーブルが4卓。カウンターとテーブル席の間が随分とゆったりとしており、ラーメン屋らしくありませんが、確か昔は東海銀行の支店だったんじゃ? 厨房内は兄ちゃんが1人と女性アシスタントが3名。広めの店とはいえ随分人手をかけています。外でオヤジが自転車の整理や車の誘導なんかをやっていましたが、どういう関係なのかなぁ?

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 つけだれは魚粉の目立つ豚骨魚介系でかなり酸味が強め。しかも油層がはっきりと判るくらい脂たっぷり。大ぶりのメンマはまるで酢漬けみたいで全然だめ。

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 麺は平打ちに近い太麺で、並堅ながらつるつるとした食感。つけだれの絡みも良好。ただ330gという割には意外に量が少なく、半ライスをつけてもらってちょうど良いくらい。ほろほろと崩れてゆくバラ肉チャーシューをおかずに半ライスをパクパク。

 スープ割りを頼むと、差し湯用の陶器で出てきました。スープ割りだと酸味が緩和されて、出汁の旨味も味わえてまずまず。

 出汁は悪くなさそうなので、ラーメンで再訪ですな。

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【展望】10年天皇杯第2回戦:東京国際大戦

浦和は今季少なからずの選手を完全あるいはレンタルで放出したため、現在トップ登録選手は2種登録の岡本を含めてなんと26名しかいません。

しかも、天皇杯2回戦を迎えるにあたって

・故障中:達也、直輝、梅崎、啓太、(宇賀神)
・代表選出:細貝、サヌ、スピラノビッチ

と合計8名の選手がおらず(宇賀神は軽傷のため出場の可能性あり)、かろうじて18名を揃えられるだけ(うち3名がGKなので、ベンチ入りメンバーは実質6名のようなもの)。また岡本が9~12日に開催される仙台カップのU-19代表に選ばれましたが、天皇杯への出場可否は不明。

サテライトが育成の場として有効に機能しているとはいいがたく、しかもACLどころかナビスコ杯すら闘わない今となっては、目先トップの公式戦に出場する可能性が薄い選手をレンタルに出してしまうのは正しい判断で、登録数が26名と少ないこと自体は問題ないと思いますが、ここまで怪我人が一度に出るのはさすがに予想外でしょう。アップ中に故障した啓太以外は接触によるもので防ぎようがありませんし。

宇賀神も出られないor無理づかいしないことを前提とすると

-----エジ-----
原口---ポンテ--セル
---柏木-堀之内---
峻希-坪井--暢久-平川
-----加藤-----

SUB:大谷、岡本、濱田、永田、林、高崎
見学:山岸

と一応それなりに格好はつきますが、堀之内を途中で濱田に代えるというのが穏当な線。平川に代えて岡本を出せる展開になればなお良し。

ちなみに昨年の松本山雅戦はこんな感じ。

---エジ--達也---
原口-------ポンテ
---直輝--啓太---
細貝-坪井--暢久-平川
-----山岸-----

HT:平川→堀之内
61分:達也→梅崎
75分;原口→近藤

闘莉王と阿部がいないくらいでベストメンバーに近い構成。これでも惨敗したんですから、メンバーが足りないことをあれこれ心配するよりも普段出番のない選手の活躍に望みを託すほうが精神衛生的によろしいかと。

相手は中1日、しかも9月というのに依然酷暑下での連戦と大変気の毒ではありますが、たとえ相手がどういう状態であれ、全く気が抜けません(キッパリ)

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2010.09.03

神戸2010(2-1):大津・坂本界隈

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 坂本は延暦寺および日吉大社の門前町として古くから栄えた街で、今は大津市の一部。

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 日吉大社参道の両側には比叡山の隠居した僧侶が住む里坊が並んでいます。

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 穴太衆積みと呼ばれる石垣が街を特徴づけています。

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 安土桃山時代には明智光秀により坂本城が築城されましたが、城跡は完全に市街地化されて、歴史的に有名な城の割には城跡らしいものはほとんど残っていません。

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 坂本・日吉神社参道入口にある有名店「鶴喜」。

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 開店直後の入店で後客4。店は横長でテーブルがずらずらっと並んでいます。向かって左側が禁煙席。前回来たときは入口前というか、レジ前というか、とにかくやたら人通りの多いところに座る羽目になったのであまりいい気はしませんでしたが、今回は店奥に陣取り。

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 盛夏でも出てくるのはほうじ茶。冷房を控えめにしているのか、木造家屋で効きが悪いせいかは判りませんが、テーブルに団扇が置いてあります。

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 大名おろしそば(1050円)を大盛(210円)にしてもらいました。蕎麦はやや平たい感じの並太タイプで、若干ごわごわっとした食感ながらも適度なコシが楽しめてまずまず。小さめではありあすが、海老の天ぷらもさくっと揚がっていてなかなかの出来。出てきた時の香りで美味そうだと思いましたが、期待に違わない出来。

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 汁が甘ったるいのは関西圏なんで仕方ないかなぁ・・・ 大根おろしにもピリ辛に仕上げてもらえると嬉しいのですが、甘い汁には合わないので、あえて辛味抜きにしてるのかなぁ?でもトータルでは十分合格点です。

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2010.09.02

遠野散策(3・完):でんでら野

遠野散策(2)から続く)

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自転車で遠野の田舎道を走っていると、大きな石碑がやたら目につきます。「西国順礼」と刻まれていますが、西国から遠く離れた遠野の地にそのような石碑があるのはちょっと不思議。

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カッパが釣りをしているつもりなのかなぁ・・・・

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水車小屋。遠野を代表するひとコマ。

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水車小屋からほど近いところに広がる「でんでら野」。一見なんでもないすすき野ですが、「姥捨て伝説」の舞台といわれるところです。「姥捨て」という字面からは単なる遺棄行為を想像しがちですが、実際は老人同士が寄り集まって付近の村人の助けを受けながら自活していたとのこと。

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でも、わざわざリアルなレリーフまで付けんでも・・・・

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遠野郊外で時間をずいぶん使ってしまい、駅近くの「とおの昔話村」は駆け足になってしまいました。

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柳田國男が遠野を訪れた際に滞在した高善旅館を移築保存した「柳翁宿」がその中心。

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「遠野物語」に収録された民話の数々をアニメで紹介。ここで勉強してから郊外を回ったほうが良かったなぁと思うも後の祭り。

遠野 15:13 (はまゆり6号 キハ110-137) 15:59 新花巻

新花巻 16:22 (やまびこ62号 E224-103) 18:58 大宮

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2010.09.01

麺屋 だいすけ@浦和

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 浦和・駒場運動公園正面入口の斜向かい。駒場スタジアムに来たことがある人なら店構えに見覚えがあるでしょうし、最近浦和の選手のブログでも時々紹介されています。

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 土曜昼に往訪。開店直後に訪れたつもりでしたが先客6。さらにその後も7~8人くらい客がやって来て、店内の椅子席で2、3人待つことも。

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 メニューは「つけめん(700円)」とそのバリエーションのみ。普通盛は250gとのことなので100円増しの中盛(340g)にしてもらいました。ちなみに大盛も100円増しで430g。

 店内はくの字型カウンター10席。昼は混むためか、左から詰めて着席。店内は浦和の選手の色紙もいくつか飾られ、場所柄赤色濃厚。

 麦茶は本来セルフのようですが、店のオバハンが席の案内がてら持ってきてくれました。このオバハンの温かみのある接客でこの店は半ば持っているような気がします。厨房で黒の「REDISM」のシャツで腕を揮っている兄さんとは母子なんでしょうか?

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 熱々のつけだれが先に出てきました。よくある動物+魚介系ですが、動物系がかなり強く出ていて正直かなりくどくてしょっぱめ。但し見た目の割には粘度があまりないので、麺を食べる分にはくどさや塩辛さはさほど正面に出てきません。麺に添えられた糸唐辛子と相まってピリ辛風。

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 麺は太麺でつるつる、もちもちっとした食感。つけめんにしては心持ち柔らか目に感じましたが、総じてまずまず。

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 麺に大きな海苔とチャーシュー、やや堅めのゆで卵半個、ほうれん草が添えられていますが、つけだれが個人的にはイマイチだったので具はつけだれに入れずにちびちび齧ったほうが良かったかなぁ・・・熱々だったつけだれも急速に冷めてしまいますし・・・

 今やどこにでもある動物魚介系のつけめんですが、この辺は「たかの」ぐらいしかこれといったラーメン屋がなく、しか佐野ラーメンの「たかの」とは全く競合しないでしょうから、これくらいの出来なら近隣住民の支持で十分やってゆけるかと。

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阿部、雄飛!

・阿部がとうとう海外へ旅立つ時が来てしまいました。クラブ間では早々と合意に達しており、後は就労ビザが下りるかどうかの問題でしたが、移籍期限ぎりぎりになってOKがでたようです。

・昨オフも海外からのオファーを待ち続けて契約更改が延び延びになった阿部。W杯での大活躍で自ら引き寄せたようなチャンスを阿部が生かすのは当然と言えば当然。

・クラブも主力選手であるとはいえ、今オフの契約切れに伴ってフリーで海外へ移籍してしまう可能性がある選手を何がしかの移籍金が取れる時点で放出するのは当たり前と言えば当たり前。もっともクラブは移籍金についてゴネるつもりはない旨を早々と明らかにしていましたから、ひょっとすると海外移籍の場合は契約中であっても移籍金が取れない契約になっていたのかもしれませんが。

・阿部が浦和に来たのは2007年。その年のACL優勝を最後に浦和はタイトルから見放されたどころか衰運を辿る一方。守備的なポジションならどこでもこなせる阿部はオジェック監督にいいように使いまわされて(SBまでやらされとったなぁ・・・)かなり気の毒でした。自己主張が弱いせいか、FKもなかなか蹴らせてもらえず、「アベッカム」と評された超高精度FKも相当錆ついてしまいました。千葉時代は突然バイタルエリアに飛び込んでくる攻撃センスを有していたのですが、その能力はフィンケによって再開花されるまで眠りにつくことに・・・

・従って、阿部の浦和移籍は本人にとってあまり良い結果をもたらさなかったと見るのが妥当だと思います。08年以降は常に苦悩の表情を浮かべ、一人で責任を背負い込んでいるようにも見えた阿部。まるで沈む行く船から一人で水を汲み出していたかのよう。

・今年になって多少笑顔が戻り、代表ではもともとベンチ要員に過ぎなかった立場から大逆転でスタメンの座に掴んだどころか、ベスト16入りの原動力ともいえる大活躍。

・阿部の肉体と才能をすり潰して得たといっても過言ではないACL優勝。そして阿部はそれからさらに2年半に渡って落日の浦和を支え続けました。ようやく上向き始めた阿部の運勢。私個人としては夢に向かって歩き始めた阿部を快く見送りたいと思います。

・浦和にとって阿部の離脱は目先は大打撃。直輝と啓太が故障中で、堀之内は90分使えず。鹿島戦ではやむなく柏木をボランチに下げて対応しましたが、その効果は微妙。Jリーグは既に移籍期間が終わってしまったので選手が海外へ流出してしまうとその後の補強ができないのも頭が痛いところ。監督もGMも阿部離脱は想定内だとは思いますが・・・

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