能登・金沢の城巡り(3):和倉温泉
(能登・金沢の城巡り(2)から続く)
七尾駅から「のと鉄道」で一駅進んで和倉温泉へ。
「のと鉄道」はその名の通り能登半島を走る第三セクターの鉄道。もともとは旧国鉄の能登線・輪島線を受け継いで能登半島最奥の蛸島や輪島まで路線が伸びていましたが、経営悪化により漸次廃止されて今は七尾-穴水間30km余を残すのみ。最盛期の1/3くらいになってしまいました。
とはいえ、ちょうど高校の下校時間にあたったこともあって、車内は盛況。
和倉温泉駅。土曜日なら温泉への入り込み客が溢れる時間帯ですが、平日ゆえか、あるいは特急が到着する時間帯から外れているせいか、下校中の高校生が散り散りになってしまえば人影はほとんどありません。
和倉温泉は駅から少々離れており、適当なバスもなかったのでタクシーで温泉へ。
北陸のメジャーな温泉地で嬉しいのは「総湯」と呼ばれる共同浴場がしっかりしているところ。
和倉温泉の総湯には大昔に一度来たことがあるものの、洋風の外観には見覚えがなかったので不審に思って調べたところ、平成9年1月に現在の「6代目総湯」に立て替わっていました。
総湯前にある飲泉所。
和倉温泉は塩分濃度が非常に高いのが特徴。高温かつ湯量も豊富なんですが、いかんせん塩分が濃すぎてちょっとべたつくのが難といえば難。
【温 泉 名】和倉温泉
【施 設 名】総湯
【入浴料金】480円
【交通手段】和倉温泉駅から車で5分。
【泉 質】ナトリウム・カルシウム-塩化物泉
【源 泉 名】弁天崎(5・8・10・13号源泉)
【泉 温】源泉:84.8度
【コメント】加水・循環ろ過・塩素系薬剤使用
のんびりくつろげる大広間も完備。食堂や売店もあるので一日過ごせそうですが、その分共同浴場の割には料金が高め。
和倉温泉は北陸には珍しい海辺の温泉で眺望を売り物にした大型ホテルが目立ちます。上写真はひときわ目立つ「加賀屋」。
和倉温泉はもともと海中に湧き出していたそうですが、江戸時代になって加賀藩が湯口を整備すると共に周囲を埋め立てて湯島としてから以降、湯治客が増えだしたとのこと。明治になってからさらに埋め立てが進んで湯島は陸続きになり、今日の姿に。
和倉温泉の困ったところは、加賀屋の影響なのか、どこの宿も高級志向で値段が高いこと。リーゾナブルな値段で泊まれる宿は限られます。
部屋の窓からは「加賀屋」が一望のもとに(苦笑)
温泉旅館の晩飯はどこも量多すぎやで・・・・(´・ω・`) ショボーン
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