神戸2010(2-6):善峯寺
(神戸2010(2-5)から続く)
早朝に軽く嵯峨野を散策した後、西国三十三箇所第20番札所「善峯寺(よしみねでら)」へ足を延ばして見ました。阪急京都線「東向日駅」から阪急バスで善峯寺に向います。
バスはなだらかな山麓に広がる向日町の住宅街を抜けて、車がすれ違うのも難しい山道に入るため、ガイド役が添乗。参拝客が増える紅葉の時期は地獄を見そうなアクセス・・・
善峯寺へはバス停から坂を登ること10分ほど。年配の方に配慮して手すりこそ完備していますが、かなりきつい登り坂が続きます。
ようやく山門に到着。山門でかすぎというより、山門前にスペースがなさすぎて、全景入りません(´・ω・`)ショボーン
本堂。 善峯寺は「癒しの聖地」だそうで、「からだのいたみ、こころのいたみ、あらゆるところに霊験あらたか」だとか。
山内最古の建物(1621年建立)である「多宝塔」。
善峯寺は1029年に恵心僧都の弟子源算の創建と伝えられて、白河天皇が諸堂を建立。その後何人もの高僧を輩出したようですが、応仁の乱に巻き込まれて伽藍焼失。
現在の善峯寺は江戸時代になってから桂昌院(=将軍徳川綱吉の母)の寄進によって再建されたもの。
天然記念物「五葉の松」が善峯寺最大の見所といっても差し支えないかも。波に泳ぐ龍のように見えることから「遊龍の松」との異名も。
釈迦堂。元来はここの「薬風呂」も善峯寺の名物だったようですが、「諸般の事情により」平成20年10月をもって終了との貼り紙が。「諸般の事情」とは何なのか???
善峯寺は山内が回遊式庭園の様をなしていますが、如何せん相当高低差があるので巡るのも楽ではありません。上写真は最上部にある「奥の院」。
奥の院からは京都市街を一望できます。中央に京都タワーがはっきり見えますが、その左横の三角屋根は現在工事中の東本願寺でしょうか? でも京都市街から随分離れているのに応仁の乱に巻き込まれるんですなぁ・・・
桂昌院といえば「お犬様」がつきもの。
| 固定リンク