能登・金沢の城巡り(1):焼さば寿し
大宮 7:26 (MAXとき303号 E458-16) 8:11 越後湯沢
越後湯沢 8:20 (はくたか2号 サハ681-204) 10:53 金沢
日本屈指の駅弁どころである北陸本線。その沿線最大の都市であるにも関わらず、こと駅弁に関してはレベルが低い、少なくとも駅弁に力を入れているようには見えないのが金沢の残念なところ。
そんな金沢駅ですが、改札外コンコースに北陸各駅の有名駅弁を取り揃えたコーナーがあるので、駅弁を買いたいときはそこで買うのが吉。今回は加賀温泉駅・高野商店の「焼さば寿し(950円)」を買ってみました。
縦長の紙袋に入っていますが、「押し寿司」なのでそのままブラブラぶらさげても型崩れする心配はありません。振り回すのはどうかと思いますが。
やたら頑丈な紙袋から取り出して、ビニール袋から出して、笹を剥がして、さらにまたビニールシートを剥がすという、食べるまでにとんでもなく手間がかかる逸品(苦笑)押し寿司の上に焼きさばがでんと乗っているだけで、見た目があんまりよくない上になんだか食べづらそう。
でも、焼きさばには適当な間隔で切り目が入っており、同封のプラスチック製小ナイフで簡単に押し寿司を切り分けられるので富山の「ますのすし」みたいな車内で極めて食べづらい弊は免れています。
焼きさば自体は自宅でよく食べますが、必要以上に脂臭かったり、魚臭かったりしてなんだか食べ終わった後は往々にしてげんなりしてしまいます。この焼きさばのように、さばの旨みをしっかり残しながらも後腐れ感がなく焼き上げるって出来ないんだよなぁとプロの技に感心。しょうがで口直ししながらあっという間に完食。コンパクトサイズの割にはそこそこ食べ応えがあり、しかもビールのつまみ代わりにもなります。
なお袋に書かれた案内によると、製造販売元の高野商店はもともと今庄@福井の旅籠屋。北陸本線敦賀~福井間が開業した明治29年7月15日から今庄駅で弁当販売を開始。かつての今庄駅は機関車の増・解結のため長時間列車が停車し、鯛鮨・鮎鮨が名物として飛ぶように売れたとのこと。
その後加賀温泉駅に販売拠点が移っていますが、北陸トンネル開通によって今庄駅がただの小駅に転落してからすぐのことなのかどうか。
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