【展望】10年第22節FC東京戦
・天皇杯を挟んで迎えるFC東京(以下「瓦斯」)戦。瓦斯は水曜日にナビスコ杯準々決勝を戦って(しかもアウェーゴール差で敗退決定)の中3日なので、日程的には浦和有利といえないこともないんですが、浦和は相変わらず怪我人だらけ&代表招集(岡本もU-19代表に召集)でコンディションに不安のある選手もいて、全く楽観視できません。
・何より痛恨なのはセルが天皇杯で負傷して、軽傷と目されるものの瓦斯戦の出場が難しくなったこと。調子が上がってくると往々にして自爆してしまうセル・・・ 宇賀神も小破して天皇杯を欠場した後の動静不明。
・細貝・スピラ・サヌといった代表組が皆出場可能だとすると、予想フォーメーションはこんな感じ。サヌの左SHは未だ噛み合わず、原口の右SHは鹿島戦でほとんど機能しなかったのは心配
-----エジ-----
サヌ---ポンテ--原口
---柏木--細貝---
平川-摩周--暢久-峻希
-----山岸-----
・仮に長距離移動でサヌやスピラはコンディション不良でスタメンは難しいとすると、こんな感じでしょうか? どう見てもSHの頭数が足りないようですが・・・
-----エジ-----
高崎---ポンテ--原口
---柏木--細貝---
平川-坪井--暢久-峻希
-----山岸-----
・あまりにも頭数が足りなくなったせいか、矢島を2種登録。さながら学徒出陣。
・瓦斯も浦和ほどではありませんがメンバー不足。米本が依然長期離脱したままの上、今野が代表合宿中に故障。おまけにCBキム・ヨングンが出場停止。長友の海外移籍によって空いたSBは中村が埋めています。
・ボランチ梶山の相方とCBが固定されないのが瓦斯の難儀なところ。森重や今野、はては徳永あたりを使い回しているようですが。
・中断期間中に赤嶺を放出して大黒を獲得したのが話題になりましたが、大黒は加入直後に2点取っただけでその後は沈黙。
・なぜかあまり話題になっていませんが、瓦斯はただいま13位で降格圏にいる16位大宮と勝ち点は同じ21。残留争いしているチームの中では守備が比較的まともなために得失点差で優位に立っていますが、得点力不足は深刻。なにせチーム得点王が今野(5点)。昨年大爆発した石川はなんと今季無得点。
・「チャンスの数はやたらと多いのだが、1点が遠い」というのが実情のようですが、それってどこかの某クラブと同じような・・・
・そんなチーム状態にも関わらず、解任騒ぎにはならないのは城福監督のご人徳なんでしょうなぁ(苦笑)
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<ナビスコ杯準々決勝第2戦:清水 0-0 瓦斯>
---リカ--大黒---
羽生--------鈴木
---高橋--梶山---
中村-森重--徳永-椋原
-----権田-----
67分:鈴木→石川
69分:羽生→平山
77分:大黒→松下
・決定機の数では清水を圧倒しながらも1点が入らず。合計1-1ながら、アウェーゴール数で清水に及ばず、準々決勝敗退。
・負傷離脱していた羽生が復帰したのは好材料。
・今季新潟から獲得したSH松下はいつの間にかポジションを失っています。
---鈴木--平山---
松下--------中村
---徳永--羽生---
長友-今野--森重-椋原
-----権田-----
44分:中村→石川
60分:椋原→赤嶺
63分:羽生→梶山
・浦和唯一の得点は宇賀神のエリア内突入から生じたPK。そして共に決定機は少なく、浦和のシュート数9、瓦斯は4。さらに瓦斯は退場者(森重)を出したにも関わらず、最後は浦和が押されっぱなしと興業的には甚だ低調な試合。
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