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2010.09.12

【観戦記】10年第11節:浦和L 3-1 伊賀

・早い時間帯にPK(しかも伊賀FWが一発退場)で先制しながらも、西田の凡ミスでまさかの同点に追いつかれ、その後は全員が自陣に引きこもる伊賀守備陣を攻め倦んで前半終了。非常にまずい雰囲気になりかかりましたが、後半頭からフォーメーションを4-2-3-1から4-2-2-2にシフトしたのが奏功。選手交代も非常に的確で、終ってみれば荒川のハットトリックで無事勝ち点3を確保。

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・致命的なミスを犯した西田を初め、前半は非常にミス、特に連携ミスが多くて自ら試合を難しくしてしまった感がありましたが、後半はほぼ完璧。一人少ない伊賀はボールを奪えないので攻めるに攻められず、終盤は浦和の攻撃練習みたいな格好になってしまいました。

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-----荒川-----
北本---藤田---岩倉
---庭田--柳田---
熊谷-矢野--西田-土橋
-----山郷-----

・アウェー福岡戦同様、熊谷は左SB。左サイドは前後とも本職ではないというクラクラするような布陣で、熊谷はタイミングよく攻撃参加してくるものの、出し手の北本との呼吸が合わない場面がしばしば。

・SBとSHの連携がイマイチなのは右サイドも同様。カップ戦で大活躍の岩倉は今年のピークを越えてしまったのか、この日は絶不調。

・とはいえ、序盤から4×2のブロックでどん引きで自陣を固める伊賀に対して浦和がボールを一方的に支配。右CKからのこぼれ玉を浦和が押し込んだかに見えたところ、伊賀の選手がスアレスばりに手でブロックしてしまって一発退場&PK。これを難なく荒川が決めて浦和先制。試合終了後の荒川の弁によると、PKの蹴り手は特に決まっていなかったらしい(苦笑)

・どん引きの相手に対して早い時間帯に先制点を上げ、これで浦和楽勝かと思われましたが、浦和右サイドに一人で張っていた伊賀FWのスピードに戸惑ったのか、西田の応対がはっきりしないままにずるずるとエリア内突入を許してしまった挙句、シュートのこぼれ玉を蹴り込まれてまさかの失点。

・その後は上述のように両サイドでミスが相次ぎ、荒川のポストプレーでなんとか攻撃を成り立たせているけれども酷暑下で全体に運動量も落ちて、攻め倦みの雰囲気漂うまま前半終了。

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---北本--荒川---
岩倉--------柳田
---庭田--藤田---
熊谷-矢野--西田-土橋
-----山郷-----

64分:藤田→窪田
64分:岩倉→後藤
82分;北本→松田

得点:14分・60分・70分 荒川

・村松監督は後半頭から北本を前線に出して4-2-2-2へフォーメーション変更。これで右サイドの連携は格段に良くなって攻撃が再活性化。2トップの一角に入った北本は動きが格段に良くなってクロスに再三飛び込み、CFらしさをアピール。っちゅーかどう見ても最初からこうすべきなような・・・

・2点目は右サイドからのパスが中央に入ってからのパス交換による中央突破。あれほど中央を固めまくった伊賀守備陣も崩れるときはあっけないもの。

・再び伊賀を突き放したところで村松監督は不調の岩倉と、庭田とセットで中盤の底に並べてしまうと中央に大穴を空けてしまいそうな藤田を下げて窪田と後藤を投入。左サイドの連携も良くなって熊谷が大胆な攻撃を参加見せ始めたことに加え、窪田をやや低めの位置に置いて庭田がやや前に出ることにより浦和の攻勢は一段と強まり、試合はより一方的なものに。

・3点目は熊谷からの縦パスが直接最前線に荒川に入り、荒川がDFを背負ったまま反転してゴールという素晴らしいもの。ワシントンばりの荒川の個人技もさることながら、そこへ正確なパスを出せる熊谷も天晴れ。熊谷は元々ボランチなだけに、CBに置いておくのは勿体無いほど足元が上手く、パスも正確なのが特徴。その攻撃力を生かすべくSBに転用するのは判らなくもありません。おまけにエリア周辺に顔を出した際はどう見てもファーストチョイスはシュートみたいな感じで動いていましたし。

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