名古屋2010(1):名古屋城
東京 6:50 (のぞみ7号 787-3413) 8:34 名古屋
名古屋 8:41 (名古屋市交 5321) 8:46 栄
栄 8:49 (名古屋市交 2317) 8:52 市役所
もう随分昔の話のような気がしますが、今年のアウェー名古屋戦に絡んだ「ごらんアウェー」の記録です。
名古屋城には一度行ったことがありますが、今回はお堀を一周して石垣や櫓を中心に鑑賞。
二の丸を取り巻く御堀。襞を折り重ねたような大坂城の石垣と違って直線的なのがよく判ります。
市役所駅から二の丸へは東門から入るのが最短なんですが、現存する「二の丸大手二之門」から城内へ入ってみました。
名古屋城の残念なのは巨大城郭の割りには門構えが非常に貧弱なこと。これほどの巨大城郭であれば二之門と対をなすより巨大な一之門があって、その二つで枡形を構成しているはずですが、肝心の一之門がないというのが名古屋城が意外に貧弱に見えるのかも。
復興された正門が名古屋城唯一の一之門ですが、こちらは逆に二之門を欠いています。
名古屋城は「本丸御殿」復元工事の真っ最中。本丸やその北西にある御深井丸はその半分が工事のために立入禁止になっているため、城内が非常に狭く感じます。
名古屋は今年が開府400周年。本丸御殿再建が間に合わないどころが緒についたばかりというのがアレですが、ゆるキャラだけは異様に充実。でも片方の鯱がエビフリャーになっている「エビザベス」を考え付いたのは名古屋人じゃなかろう(爆笑)
「清正の石曳き」や「清正石」とやたら加藤清正の名前が出てきますが、清正は徳川家への忠誠を示すためにやむなく名古屋城普請を手伝った外様大名の一人なので面白かろうはずがなく・・・
東南隅櫓
表二の門
名古屋城って天守こそコンクリ造りとはいえご立派だし、清洲櫓(写真下)のような巨大な櫓も現存していて確かに日本有数の巨大城郭なんだけれども、城内の高低差がほとんどない上に、二の丸といい本丸といい、石垣が非常に直線的で死角だらけ。あんまり実戦的ではないように感じました。
天守がコンクリ造りの巨大城郭という点では大坂城や熊本城と同じですが、熊本城は西南戦争の大激戦地であり、現大坂城は大坂夏の陣後の再建なので微妙といえば微妙なんですが一応実戦経験があるのに対し、名古屋城は平和に過ごしてきましたからその辺が格の違いとなって現われたのかも。
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