別所温泉(3)
(別所温泉(2)から続く)
安楽寺、常楽寺と回った後に、北向観音参道入口近くにある「大師湯」へ立ち寄り。脱衣所が狭いのが難。先客3。後客ゼロ。
半円形というよりはU字型に近いタイル張りの湯船が一つ。硫黄臭はほとんど感じませんでしたが、湯船に硫黄がうっすらとついていました。
こちらは3号泉がメインで気温の低い期間のみ4号泉を混入。
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【温 泉 名】別所温泉
【施 設 名】大師湯
【入浴料金】150円
【交通手段】別所温泉駅から徒歩分
【泉 質】単純硫黄泉
【源 泉 名】別所温泉3号源泉
【泉 温】源泉:40.4度 → 浴槽温度:42.0度
【加 水】なし
【加 温】気温の低い期間のみ4号源泉混入
【循環装置】なし
【消 毒】月2回休日に塩素系薬剤を使用して清掃
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大師湯脇から北向観音へと向う参道が延びています。
北向観音は平安時代初期の開創と古い歴史を持っていますが、江戸時代に火災に遭い、現在の御堂は1721年(享保6年)の再建。
北向観音はその名の通り北向きで、南向きの長野善光寺と向きあっていて、善光寺が来世の利益をもらたすのに対し、北向観音が現世の利益をもたらすということで善光寺のみの参拝では「片参り」になってしまうんだとか。
驚くべきことに境内に温泉が! しかもしっかりと硫黄臭。
温泉とお参りという「爺・婆ホイホイ」を持つ別所温泉。さらに近隣には真田氏ゆかりの史跡が残り、しかも蕎麦処でもある上田があることを考えれば、「爺・婆ホイホイ」としては相当強力かも。
別所温泉の旅は「石湯」で締め。脱衣所と湯船は地下。新しいせいか、北向観音や安楽寺に近いためか、観光客でいつも混んでいます。その割りに脱衣場が狭小。
中には琴欧州に似た外国人客もいましたが、相当の日本通なのか、ちゃんとかけ湯してタオルを頭に乗せて入浴。マナーの悪い日本人よりよほどしっかりしています(苦笑)
ここも硫黄臭なし。岩風呂のうえから湯が流れ落ちてくる仕組みですが、岩に硫黄がついている感じもせず。
岩風呂風の湯船。無色透明。地下なので採光が良くありません。こちらは4号泉のみで3号泉には一切触れず。
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【温 泉 名】別所温泉
【施 設 名】石湯
【入浴料金】150円
【交通手段】別所温泉駅から徒歩分
【泉 質】単純硫黄泉
【源 泉 名】別所温泉4号源泉
【泉 温】源泉:50.9度 → 浴槽温度:42.0度
【加 水】気温の高い期間のみ加水
【加 温】気温の低い期間のみ加温
【循環装置】浴槽内のみ循環ろ過装置使用
【消 毒】使用せず
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