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2010.10.31

【観戦記】10年第28節:浦和 0-1 山形

 10月も終わりだというのに台風14号接近で豪雨。風も次第に強まって体感的には真冬並みの厳しい環境下での観戦となってしまいましたが、その気象条件がプレーにも影響したのか、低い位置にコンパクトな陣を引いて守る山形の前にボールは支配すれども詰めの段階で悉く精度を欠いてこれといった決定機を作れず。珍しくセットプレーでのチャンスが何度かありましたが、GK清水の好セーブで得点ならず。

 とはいえ山形にもチャンスらしいチャンスはなく、スコアレスドローも已む無しと思っていたところで山形がFKから田代の一発が決まって先制。またしてもお決まりの得点パターンを食らってしまいました。今年下位に沈む山形と3度闘って1分2敗と一度も勝てず。こうなると監督・選手は嫌でも山形に苦手意識を持ってしまうでしょうな。

 首位名古屋との勝ち点差は19に広がって数字上も優勝の可能性は消滅。3位G大阪との差こそ勝ち点8と変わらなかったものの、磐田戦に続く連敗で残り6試合でその差を埋めるに必要な勢いは一気に殺がれてしまいました。少なくともこういう試合をスコアレスドローで終えられないようでは強くはなりません。また今年はそういう試合がやたらあったように思います。

 勢いがないのは浦和のファン・サポーターも同様。この日の観客はわずか21000余。悪天候にも関わらずビジター席がほぼぎっしり埋まっているのに対して、南自由席はほぼ無人。こんな悪天候の日に限ってBSで生中継、テレ玉で録画中継があったのが災いしたのかもしれませんが、「この一戦に賭ける想い」において山形サポとの差は歴然。もっとも試合内容に観客を呼び戻せる要素は少なかったような・・・

 台風接近、ガラガラのスタジアム、乏しい試合内容。「ああ、あんな日もあったね」と笑って振り返ることができる日がやがてやってくるのかなぁ・・・

20101030no004

-----エジ-----
宇賀神--セル---原口
---細貝--柏木---
サヌ-坪井--暢久-平川
-----山岸-----

HT:宇賀神→峻希
71分:サヌ→啓太
86分:平川→梅崎

 出場停止明けのサヌがスタメンに復帰したものの達也・ポンテは戻らず。山形にチャンスらしいチャンスはほとんどなかった以上、22本もシュートを撃ちながら1点も取れない攻撃陣が敗戦の責めを負わざると得ないかと思いますが、そもそもシュート数の割には決定機と呼ぶに値するものは僅少。

 山形は浦和の最終ライン、特に坪井やサヌがボールを持ったところには全力でプレッシャーをかけてくるものの、単発気味でさほど効果的とはいえず。従って浦和がきっちりボールを繋いで前線へボールを運ぶのはさほど難しくありませんでしたが、そこからが一大事業。低い位置でコンパクトな陣形を敷いて全くと言っていいほどスペースを与えない山形守備陣に対し、あと1歩、いや2歩、3歩前でパスの精度を欠いたり、意思疎通を欠いたりして決定機を作れず。

 サヌの攻撃参加で左サイド偏重ながらも敵陣深くまでボールを運んではいるのですが、そこから先がなぁ・・・ 木村和司監督なら「選手が下手だから」と一言で片付けてしまうんでしょうが、ドリブラーだらけで個々人は頑張っているけれどもチーム全体として連携しているようには見えないというのがいやはやなんとも・・・タメができる選手、要するにポンテがいると全く違うのかもしれませんが。

 この面子だとセルが比較的ボールが持てるはずですが、この日のセルは無理矢理前を向こうとしてボールを失う場面が目立ち、逆にエリア内で強襲して欲しい場面でなぜかパスを選択と持ち味を全く生かせず。湘南戦で一皮も二皮も剥けたと思ったのですが、小破離脱している間にまた分厚い皮を被ってしまったようで・・・

 原口は右SHで孤立。早い時間帯に宇賀神とポジションを代えましたがこれまたさしたる効果なし。っちゅーか、原口とサヌって概して連携が良くないような・・・宇賀神が前半にイエローをもらったせいか、後半頭から峻希が投入されて事態はやや好転しましたが、不運にもサヌが負傷退場(ボールとは無関係なところで1人で倒れていたので肉離れかと思ったのですが、「相手の選手の肘が喉のところに入って、その後なかなか呼吸ができなかった」とのこと)。フィンケは啓太を入れて細貝を左SBに回しましたが、残念ながら啓太は攻守とも何の役にも立たず。岡本を入れて平川を左SBに回す手もあったかと思いますが、0-0という難しい局面で若い岡本はまだまだ信頼するに足らないということでしょうか・・・

 ボールをせっせと前に運んでいたサヌがいなくなり、さらに鋭い縦パスを遅れる柏木も急速に消耗するに至って浦和の攻撃は完全に手詰まり。とはいえ、山形のチャンスも前半暢久の凡ミスに乗じた一回こっきりだったのでスコアレスドローで終ると思い込んでいたのですが、そこで飛び出したのがFKからの田代の一発。それしかない攻撃パターンにまんまと嵌るかぁ??? 田代には坪井が一応付いてはいたようですが、あっさり振り切られてジ・エンド。先制されてから梅崎を投入するも、何事も起こらず。

 引いた相手に対してサイドから可能性の感じられないクロスを入れるだけだった昨年から比べればはっきりと進歩しているのですが、結果は大差なし。全くもって日暮れて道遠しで、これ以上の上積みは選手補強に期待するしかないのかも。

攻撃面でいえばサイドアタッカーはやたらいるので、補強は4-2-3-1のトップ下、ないし4-2-2-2のFWでしょう。オーストリア合宿で試行した4-1-2-3をやるならアンカーが必須ですが、こういう話はオフまでお預け。

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-----長谷川----
宮沢-下村--宮本-北村
----佐藤健-----
石川-石井--前田-小林
-----清水-----

67分:長谷川→田代
85分:前田→西河
89分:宮沢→キムビョンスク

得点:81分 田代

 びしょ濡れ姿とか、雪で凍えている姿が妙に似合う小林監督。上位に行ける闘い方では全くないのですが、乏しい戦力で確実に残留をものにする能力はピカイチやなぁ・・・

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