能登・金沢の城巡り(5):金沢城(下)
(能登・金沢の城巡り(4)から続く)
復元された五十間長屋と比べると随分と煤けていますが、こちらは本丸に残る「三十間長屋」。1858年築造の2層2階の多聞櫓で重要文化財。藩政時代から金沢城に残る建築物はあまりないだけに貴重。
こちらは鶴丸倉庫。東の丸附段と呼ばれた曲輪に建っているのに、なぜか「鶴丸」倉庫と呼ばれています。江戸時代末期の建築と推定されています。
東ノ丸北面を固める石垣。自然石、あるいは石材を綺麗に整形せず粗割りのまま緩い勾配で積み上げる「野面積み」によるもので、金沢城初期の形式を留めています。
菱櫓等が復元されるまでは金沢城の顔だった「石川門」。金沢城の搦手門に相当し、1788年の再建で重要文化財。百間堀を挟んで兼六園があります。
二の丸の外れにぽつんと建つ旧第六旅団司令部。金沢は戦災に遭わなかったこともあって旧陸軍関連の施設が市街のあちこちに残っています。
| 固定リンク