能登・金沢の城巡り(4):金沢城(上)
(能登・金沢の城巡り(3)から続く)
和倉温泉 8:01 (サンダーバード14号 クハ682-506) 9:02 金沢
翌日は金沢へ戻って、金沢城を中心に市内観光。上写真は金沢駅前の鼓門&それに覆いかぶさるガラス製の「もてなしドーム」。
無駄に巨大で、無駄に豪華なあたりがいかにも金沢。どんよりと曇っているのもいかにも金沢。
先を急いでも仕方がないので、ぷらぷらと歩いて金沢城へ。上写真は加賀藩の藩祖前田利家を祀った尾山神社。もっとも外様大名である前田家が公然と藩祖を祀るのは幕府に対して憚りがあったようで、尾山神社の創設には紆余曲折があった模様。
尾山神社最大の特徴をなす、洋風デザインを取り入れた「神門」。オランダ人ホルトマンの設計によるもの明治8年の建築。最上部に日本最古の避雷針が備えられています。
ようやく金沢城到着。尾坂門(大手門)から城内へ突入。
尾坂門を抜けると、なーんにもない新丸広場に出てきます。一段高くなったところが二の丸で菱櫓が少し顔を出しています。
金沢城は百万石に相応しい広さを誇ってはいますが、城内はあまり高低差がなく、またそれを補う巨大なお堀を備えているわけでもありません。大きな城の割にはいかにも守りづらそう。
橋爪門一の門とそれに連なる続櫓、五十間長屋。いずれも2001年に復元。
金沢城は長らく城内に金沢大学があって観光的にはイマイチでしたが、大学が郊外に移転し、さらにNHK大河ドラマ「利家とまつ(内容的には「まつと利家」でしたが(笑))」の放映前に櫓が続々と復元されて、近隣の兼六園と合わせて周回可能な一大観光スポットに成長しました。
五十間長屋の端に菱櫓。三層三階で、文字通り菱形の櫓。復元されたものですが、石川門に代わって今は金沢城の顔役かも。
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