【展望】10年第28節山形戦
・山形は現在12位。勝ち点9で16位神戸に9差があり、なんとか降格を免れそうな位置にいます。
・3人韓国籍の選手を抱えていますが、いずれも戦力にならず。「安物買いの銭失い」と化しており、予算の乏しい山形にとって痛手。ほぼ日本人選手だけで一シーズンを戦っているにも関わらずほぼJ1残留を手中にしつつある小林監督の手腕は実に見事。
・山形の泣き所は得点力。リーグ戦総得点21はJ1最低。大抵のJ1クラブがFWに外国人を起用しているのに対し、日本人だけでの戦いを強いられている山形の苦悩が得点力の低さに表れています。
・といっても失点が少ないわけでもなく、総失点35は10~15位にひしめく同レベルのクラブとほぼ同等。降格圏にいるクラブよりはマシといった程度。
・当然ながら得失点差は-14と酷いもので、残留圏にいるクラブでは最悪。それでも12位にいるというのは接戦での強さ(逆に負ければ惨敗)を如実に表しています。
・第25節G大阪戦では鮮やかな逆転劇を演じましたが、足下は調子を落としていて第21節以降1勝1分5敗。負けた5試合での総得点はわずかに1。
・浦和戦では増田が出場停止の他、古橋が大怪我で戦線離脱中。ナビスコではCHに入っていた秋葉も負傷し、第22節から出場していません。
・一方浦和は離脱して久しいポンテどころか、小破と見られていた達也やサヌ(サヌは前節出場)が全体練習に復帰したとの話は聞かれず。従ってメンバーは磐田戦と全く同じでしょう。
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<前節:山形 0-3 清水>
---長谷川-田代---
宮沢--------北村
---増田--下村---
石川-石井--前田-小林
-----清水-----
64分:宮沢→広瀬
83分:下村→宮本
83分:北村→ハン
・佐藤健が出場停止。
・怪我で前半戦欠場していた長谷川が戻ってきたためか、ナビスコ杯で採用していた4-1-4-1をいつの間にか放棄して4-2-2-2へ。
・但し、面白いことにいつも長谷川&田代の長身2トップというわけではない様子。田代ほうがプライオリティーが低く、途中からの出場という試合も。
-----田代-----
宮沢-増田--秋葉-北村
-----佐藤-----
石川-石井--西河-宮本
-----植草-----
37分:宮沢→下村
77分:佐藤健→長谷川
88分:田代→キム
得点:38分 田代 68分 田代
浦和が前半のビッグチャンスを決めていれば、と「たられば」を語っても仕方がありませんが、先制するどころか先に失点。後半は立ち上がりこそ猛攻を仕掛けたもののついに決定機を掴めず、その後は急速に消耗。疲労からか詰まらないミスが続出して前線へボールを運ぶこともままならなくなり、選手交代もカンフル剤にならず、68分に致命的な追加点を許して事実上そこで試合終了。
失点はいずれもサイドからのクロスに対して山形の唯一無二の得点源である田代をフリーにするという実にマヌケなもの。選手は代われども、山形戦はことごとくこのパターンでやられているような・・・・
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