川口家@川口
川口駅東口から産業道路を北へ。かつて「大ふく屋」があったところ。平日夜に往訪。
今年5月に城北地区から埼玉県にかけて散在していた「大ふく屋」がせたが屋グループから離脱し、赤羽店等すぐさま看板を架け替えて営業を再開したところが多かったかと思いますが、川口店はなぜかしばらく放置され、7月になってようやく横浜家系の「川口家」として営業再開。
店外にある券売機で「ラーメン」を注文。600円とかなり安いのが特徴。麺堅めで注文。麺の堅さや脂、味の濃さを調整できるのは当然ながら、醤油か塩かを聞かれたのには意表を突かれました。とりあえず醤油で。
店のレイアウトは大ふく屋時代と全く変わらず、I字型カウンター7席と、4人掛けテーブル席が2卓。但し店内にあった券売機が店外に出たのと、店の左側にあった入口をカウンター中央辺りに移したのが大きな変更点。換気のためか、入口は開け放ちになっていました。
先客2、後客1と客足は寂しく、それに即してかスタッフは作り手と接客係の2人だけ。
スープは豚骨出汁、かえし共々やや弱めのライトな豚骨醤油。脂も適度に抑えられている上、豚骨の臭みとか、獣臭さみたいな家系にありがちな癖が少ないので、家系好きには物足りない反面、万人受けするかも。
麺は緩く縮れた太麺で、堅めを頼んだこともあってまずまずの噛み応え、食べ応え。スープとの相性も文句なし。
チャーシューは家系には珍しく脂身が多め、かつ柔らか目。他にうずら卵、ほうれん草、海苔三枚。刻みネギが心持ち多目かな?
「大ふく屋」離脱組は、看板架け替え後どこも概して評判がよろしくなく、すぐに店を閉めたり、別のラーメンに転換したりしています。従って「川口家」も全く期待していなかったのですが、期待値が非常に低かった上に、値段が安いのも手伝ってそれなりに満足。
川口駅周辺に家系はありませんから、このレベルならなんとかやってゆけるのではないでしょうか?
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