肘折温泉(2)
(肘折温泉(1)から続く)
肘折温泉街から1km強離れたところに黄金温泉「カルデラ温泉館」が建っています。多角錐の建物が浴室で、右側が食堂&休憩室。
「肘折いでゆ館」との共通券というのがあって600円(単独だと350円)也。
ここの売り物は水に多くの炭酸ガスが溶け込んだ炭酸泉。カルデラ館の能書きによると「末期的火山地帯の地層深部から沸き出してくるので、火山国日本では数少ない」らしい。上写真は飲泉所。
斉藤茂吉も飲んだといわれる炭酸泉を飲んでみましたが、ほんの少しですが確かにシュワシュワと。でもサイダーみたいに甘くはないのでそんなに美味いわけではありません。
浴室内にはしの字型の普通の湯船(かけ流しだが、湯にこれといった特徴はありません)と炭酸泉の湯船。
後者は湯船といっても手足を浸けるだけですが、足湯の上に手を肩の高さまで腕をつける、ちょうどおんぶの格好で手足を水に浸ける格好。泉温が低いのでこの季節には冷たすぎて全く入る気が起こらず。それでも熱心な人はいましたが。
建物の大きさの割には湯船が小さく、カランの数だけは多い印象。
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【温 泉 名】黄金温泉
【施 設 名】カルデラ館
【入浴料金】350円
【交通手段】肘折温泉バス停から徒歩30分くらい
【泉 質】ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩温泉/単純二酸化炭素冷鉱泉
【源 泉 名】黄金温泉組合7号源泉/炭酸泉源泉
【泉 温】源泉:65.5度→供用:42.5度/7.6度
【加 水】あり
【加 温】なし
【循環装置】かけ流し
【消 毒】清掃時のみ塩素系薬剤使用
肘折温泉へ戻って、温泉街の外れにある「いでゆ館」へ。先ほどの共通券利用(単独では350円)。大蔵村の財政を大いに圧迫していそうな巨大温泉施設で、風呂は3Fにあります。
浴室には大小2つの湯船。共に長方形ですが「小」はぬるくて浅く、寝湯あるいは半身浴用なのでしょう。「かけ湯」の区画もあるにはありましたが湯が張られていませんでした。
外観から想像できるように外壁にはガラスを多用。天井近くまでガラスを張っているので採光抜群。紅葉は完全に終わって枯れ木と増水して激しく流れる銅山川を眺めるだけですが、公営施設にしては破格の出来。
スペースがゆったりしているのはいいのですが、大蔵村にはでかすぎだわなぁ・・・
湯は黄褐色に濁っていますが無臭。適温。
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【温 泉 名】肘折温泉
【施 設 名】肘折いでゆ館
【入浴料金】350円
【交通手段】銀山温泉バス停から徒歩2分くらい
【泉 質】ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩温泉
【源 泉 名】組合2号
【泉 温】源泉:86.4度
【加 水】なし
【加 温】なし
【循環装置】かけ流し
【消 毒】使用せず
肘折温泉 14:10 (山形交通) 15:05 新庄
新庄 15:27 (つばさ124号 E329-2009) 18:38 大宮
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