肘折温泉(1)
(「新庄城址&とりもつラーメン」から続く)
新庄 8:35 (山形交通) 9:29 第一停留所
2007年に開湯1200年を迎えたばかりの肘折温泉。新庄市街から銅山川沿いにバスで1時間ほど降ったところにある湯治色の強い温泉です。
温泉街はアクセス道路から急坂を降った谷底に位置していますが、それもそのはず、肘折温泉はカルデラの中にあり、かつ肘折カルデラは活火山扱いなんだとか。
温泉街中心にある共同浴場「上の湯」。以前来た時と比べると入り口のガラス戸が一新されている様子。宿泊客が宿で配っている無料利用券を持ってやってくる例がほとんどのせいか、番台には料金表が明示されていませんが、番台の婆さんに聞いたところ200円也。
湯船は台形タイル張り。古い共同浴場としては異例なほど大きな湯舟。新しく据えられたと思しきお地蔵さんの下に湯口がある他、壁際の石柱からも湯が流れ落ちていました。湯は無色透明・無臭でこれといった特徴はありませんが、熱くもなくぬるくもなく、ゆったりと入浴。
浴室の奥角に「あがり湯」が設けられ、ぬるめ湯のが張られていました。
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【温 泉 名】肘折温泉
【施 設 名】上の湯
【入浴料金】200円
【交通手段】肘折温泉バス停からすぐ
【泉 質】ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩温泉
【源 泉 名】組合3号源泉、組合4号源泉
【泉 温】源泉:69.0度
【加 水】-
【加 温】-
【循環装置】-
【消 毒】-
温泉街の川向こうに肘折唯一の食事処「寿屋」。ここもいつの間にか建て替えられていました。
もっとも玄関を入ると左手に小上がり、右手にテーブル席。さらに道路に面して縁側があるという基本構造は変わっていません。小上がりには4~6人掛けのテーブルが8卓。壁にはこけし飾り。
「板そば(1350円)」を注文。先客2とがらがらなのに水・茶はセルフで、店主は注文を取った後は何をするでもなくぷらぷらっちゅーのはどうなんでしょう?
蕎麦湯も最初から出てきました。客が大勢来るのは週末の昼だけで繁閑の差が極めて大きいためか、そこそこの規模の店なのに仲居さんをおかずに頑張っているのはいいんだけど、サービスの手抜きが目立つんだよな・・・
薬味はネギが板の隅っこに添えられているだけ。つゆは薄口でやや甘め。蕎麦は並太、並堅で、黒いぶつぶつの目立つ田舎蕎麦。冷水でしっかり締められて口当たりも良く、食べ応えもあるんだけど、蕎麦が突出して美味いだけかなぁ・・・
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