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2010.11.30

栄屋ミルクホール@神田

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神田の老舗「栄屋ミルクホール」。神田駅から少々離れているうえに割と早じまいな店なのでなかなか足を運ぶ機会がなくてこれが初の往訪(平日昼)。先客3、後客5。

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よくこんな昭和30年代丸出しの建物が残っているものだと感心させられますが、店内も超古典的な食堂そのもの。

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券売機はなく、接客係のオバハンに案内されるがままに席に座り、人気の「ラーメン&カレーセット(950円)」を注文。客の年齢層は高く、近所の常連と思しきグループ客も。ぱっと見たところではメニューはかなりシンプル。

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カレーが先に出てきましたが、これを食べてしまうとラーメンの味が判らなくなってしまうのでじっと我慢。

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さほど間をおかずにラーメンも出てきました。丼から溢れんばかりに注がれたスープに感謝。鶏がら中心のすっきりとした味わいで、かえしもほどほど。

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麺は緩く縮れた細麺で、やや柔らかめの茹で具合ですが、スープとの相性を考えればこんなもんでしょう。出てきた時は丼の底で玉になっていたのが残念でしたが、玉をほぐしながら食べているうちに麺がスープに馴染んで実にいい感じに。

チャーシューは堅めで、ちょっと醤油臭いのが残念。他にメンマ、刻みネギ。

「昭和歌謡ショー」みたいな、一見昔ながら風でありながら、独自のヒネリを加えたような新古典派が台頭してきた今となっては懐かしの味が売り物というのもしんどくなってきたように思いますが、近所の人が頻繁に食べに来るラーメンと考えれば上々の出来。

ラーメンを先に片付けているうちにカレーのほうはちょっと冷えてしまいましたが、とろみが強くて、しかもややしょっぱめの昔の家庭風。多種多様なスパイスが効いた今風のカレーに慣れるとある意味新鮮です。ちなみにカレーラーメンというメニューはない様子。

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近江&京の紅葉(1):岩間寺

岩間寺は「岩間山正法寺」が正式な名称。西国三十三箇所観音霊場第12番札所。

JR石山駅/京阪石山駅から京阪バスで10分ちょっとの「中千町」バス停で下車し、あとは歩くこと1時間弱。しばらくはなだらかな上り坂が続くだけの楽チンな行程でしたが、京滋バイパスをオーバークロスする辺りから急坂が続きます。

毎月17日に法要があり、その日だけは岩間寺までバスが出るそうですが、徒歩だとかなりきつい行程。

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ようやく岩間寺に着いたかと思いきや、今度は小雨が降ってきました。天気予報じゃ雨が降るなんて一言も言っていなかったはずですが・・・しかもこれは山の上にある岩間寺に限った話ではなく、この日一日中降ったり止んだりの気まぐれな天気に悩まされる羽目に。

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「ぼけ封じ三十三観音」っちゅーのもあって、岩間寺はその第四番札所とのこと。

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縁起によれば、岩間寺は加賀白山を開いた泰澄大師が元正天皇の33歳の大厄の病を法力により治した褒美として建立したことに始まる元正天皇の勅願寺院とのこと。「雷除け」「厄除け」「ぼけ封じ」のお寺として知られています。

本堂は、1577年(天正5年)に再建されたもので、寛永年間に解体修理。

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寺まで車で行けますし、月に一度とはいえバス便がありますから岩間寺を三十三箇所巡りの「難所」という人はいないんだと思いますが、麓から歩いてゆくと結構きついですよ、ここ。

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2010.11.29

無間地獄へと続く茨の道-フィンケ退団

・フィンケ監督の退団が公式に発表されました。またどういうわけか新監督は公式発表されていませんが、エルゴラ古屋氏が同紙上で「後任ペトロビッチ」を明言していますから、これも間違いないでしょう。

・フィンケと共に歩むはずだった浦和改革はわずか2年で頓挫。契約満了に伴う退団であって「解任」ではないのですが、フィンケが数年がかりでチームの改革を進めようとしてきたのは明らか。クラブがフィンケ監督就任時に掲げたはずの「レッズスタイル」の完成を見ないまま、わずか2年で監督を代えるのは事実上の解任・更迭と見られても仕方ありません。

・今回の監督更迭劇で何より腹立たしいのは、浦和が中長期的なチーム改革の意思・意欲を簡単に捨ててしまったこと。今季の成績は目標としていたACL圏にほど遠い順位に留まり、その結果を重視して監督交代を決断したのでしょうが、その後任はなんとペトロビッチ。わずか2年、志半ばで解任されたオフトの後に浦和OBであるギドを招聘した構図が否が応でもフラッシュバックしてしまいます。

・プロの監督ですから結果には責任を負わざるを得ません。しかし、土台作り、チームの育成と結果の両立はどんな監督でも極めて難しいもの。将来有望だが経験の少ない選手とピークを過ぎた選手だらけで、働き盛りの世代が少ないいびつな選手構成。しかも補強費が乏しくなってその穴埋めもままならず。さらに試合や練習での接触・交錯という、監督の責に期し難い理由による怪我人が多発。こんな状態で、結果に重きを置いた監督交代は甚だ疑問。

・またフィンケとスタイルが似ていて、フィンケ以上、いやせめて同等の実績がある監督を招聘したならまだ納得が行きますが、残念ながらペトロビッチは一応監督経験があるとはいえこれといった成績は残しておらず、当然ながらフィンケと違って欧州内で一定の評価を得ているわけではありません。

・新聞紙上では福田コーチに監督就任を打診したけど固辞されたとか、呆れるような記事も出ていますが、ペトロビッチ招聘の件といい、フロントはそもそも真面目に後任監督を探していたのでしょうか?単に「フィンケでなければ誰でも良い」と考えていただけではないのでしょうか? そんな風に考えたくもなる摩訶不思議な監督交代です。

・「観客減はフィンケのせい」という、「太陽が東から昇るのも、ポストが赤いのもフィンケのせい」みたいな意見がスポーツ紙上を賑わせる中、かつて絶大な人気を誇った浦和OBを監督に据えれば観客が戻ってくるとでも考えたのでしょうか?

・また不可解さに輪をかけるのが、この監督交代を誰が決めたのか判然としないこと。もちろん決裁権を持っているのは橋本社長ですが、残念ながらサッカーには素人ですから主体的・能動的に判断したとは思えません。ところが、なぜか早い時点で「関係者」をソースにフィンケ解任の報がスポーツ各紙どころか一般紙にまで流れ始め、社長もGMもその報に対して何の反論も打ち出さないまま、その報を追認する格好でフィンケの事実上の更迭を決めてしまいました。監督を守らない、守れないフロント。そんなクラブです、浦和は。

・今回の監督交代劇が浦和に与える影響は実に甚大。オジェック監督をわずか2試合で解任し、さらにスポーツ各紙からの言われなき批判に晒されたにも関わらず、フィンケ監督を守るどころか背中から匕首で刺すようなやり口で事実上更迭した浦和にはもうまともな監督なんて来ないでしょう。特にフィンケのように長期的スパンでチーム作りを考える監督なんて絶対に来ません。今後また浦和が「土台作り」「抜本的改革」を打ち出す日がやってくるでしょうけど誰も本気にしないでしょうね、ファン・サポーターを含めて。

・監督がペトロビッチに決まったのは、そんな浦和体質が早くも嫌気されてこれといった監督候補が現れなかった結果と思えば妙に納得が行きます。

・浦和の社長がコロコロ代わり、しかも往々にしてサッカー素人が就任する以上、浦和のスタイルを長期的視野をもって護持する、いわば「浦和の憲法の番人」として今年就任した柱谷GMに当初多大な期待を寄せていましたが、非常に残念なことにその信頼は完全に裏切られたました。GMとは名ばかりで、ただの強化責任者として今後職を全うすることになるんでしょうなぁ・・・海外には全く人脈がなさそうな強化責任者として。

・まともな監督を迎える目が乏しくなった以上、今後の浦和の成績は選手、特に外国人選手の当たり外れに左右される極めて不安定なものになるのは必定。そして長期的視野もへったくれもなく、成績が良ければ監督続投。成績が悪ければ監督解任。もちろんやっているサッカーも猫の目のように変わります。そう、Jリーグのお荷物だった頃の浦和へ逆戻り。

・ギド時代のように監督がど素人でもエメやワシントンのような「Jリーグでは反則」レベルの外国人FWがいればなんとかなったかもしれませんが、年棒高騰でそのレベルの選手がJリーグに来ることはもはやなくなりましたし、そもそも当の浦和がレッズランド等の付帯事業によって固定費がかさみ、強化費が乏しくなっているという惨状。経験の乏しい監督に対するハードルはとてつもなく上がっています。

・08年終盤の閉塞感は「監督が変わればなんとかなる」との思いで無理やり乗り切りました。しかし浦和の病巣は監督ではなく、社長やGMでもなく、自分たちではもうどうにもならないほど根深いところにあると判った現在、やるせなさは募るばかり。

賽は投げられました。浦和に残された道は無間地獄へと通じる茨の道です。

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広島2010(5・了):宮島にて

広島2010(4)から続く)

広島 6:25 (623M モハ115-3009 6:51) 宮島口
宮島口 7:05 (JR航路 みせん丸 7:15) 宮島

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 翌朝は宮島観光。昨春に行ったばかりですが、紅葉が始まっているかもと思って再訪。

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 寒さは感じないものの、昨日の晴天から一転してあいにくの小雨模様。

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 雨に打たれて宮島の鹿もどす黒く見えます。

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 朝早すぎて表参道の店はどこも開いとらんがな・・・ 観光客はパラパラといる程度。その中にも赤者がちらほら。広島駅では見かけなかったから宮島泊なのかも。

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 厳島神社だとか

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 五重塔とかそういうのは定番だから

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 で、肝心のもみじ谷へ回ってみたのですが、残念ながらどう見ても見頃には早過ぎ。でも木によってはすっかり色もくすんでほとんど枯れ落ちているのもあるのは不思議なもの。

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 宮島観光は非常に残念な結果に終わってしまいましたが、〆は宮島口の名店「うえの」で「あなごめし」。10時の開店10分前くらいに到着しましたが、既に先客7。店内で待たせてくれましたが、開店と同時に満席になっていました。その後待ち客は増える一方でしたが、あまり回転が良いとはいいがたい店なので行列待ちに加わっていた赤者は試合に間に合ったのかなぁ?

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 うなぎと違って、脂っぽさがほとんどなく、淡白な味わいが持ち味。焦げたところがちょっと香ばしくて良いアクセントになっています。

広域公園前 15:10 (アストラムライン 6212) 15:32 中筋
中筋 16:00 (広電バス)  16:38 広島空港
広島空港 18:35 (JAL1616 737-800) 19:50 羽田空港

 情けない敗戦の後は、アストラムライン「広域公園前駅」へダッシュ。行きほどの混雑はありませんでしたが、空港行きバスの出る中筋駅では赤者が大行列。ちょうど15:30のバスが出たばかりで定時なら30分待ちのところ、中筋発の臨時バスを出してくれました。

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 空港では一度往訪して気に入った「てっ平」でお好み焼きを賞味。店はほぼ満席。先客の荷物をどけて席を作ってもらいましたが、その後は店外に行列が。

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 「お好み焼き全部入り(1250円)」 値段もそれなりにしますが、総じてふっくらとした焼き上がりで、昨日食べたものよりは格段に上でした。

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2010.11.28

大喜@湯島(2)

 細くて柔らかめの麺が好みに合わず、「大喜」からは足が遠のいていましたが、中太麺を用いたメニューもあると聞いて1年ぶりに往訪。

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 平日夜の往訪。先客3と寂しい入りでしたが、その後三々五々客がやって来て食べ終わった頃には店内は満席。店外に一人待ち客がいました。

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 注文したのは「みそらーめん(800円)」を注文。「とりそば」が有名な店の割りに、後客も多くの人が「みそらーめん」を注文していたのを不思議に思いましたが、「秋冬限定」なんですな。

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微妙に歪みのある変わった丼で出てきました。

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 スープの表面に脂少々。インパクト重視で濃厚というか、やたら味が濃いだけの味噌ラーメンが流行る中で、ほんのちょっとだけ辛めに仕上げた落ち着いた味わい。

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 麺は中太麺で緩い縮れ入り。つるつる、もっちりとした食感でやや柔らか目の茹で上がりですが、このスープならやたら堅い麺よりは相性がいいかも。

 具にチャーシューと豚挽き肉、ワカメ、白髪ネギ、ほうれん草。

 スープの中から挽き肉をサルベージしているうちに、スープも完飲。濃厚味噌だとスープなんて飲めませんし。

 他にも中太麺使用の限定メニューがあるみたいなので、残っているようであればチャレンジしてみます。

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【観戦記】10年第33節:川崎 1-1 浦和

前半と後半とではまるで別のチーム。立ち上がり早々に簡単に左サイドを破られて失点し、その後も何度か川崎に決定的な形を作られてしまいました。

ところが後半頭から細貝、そして早い時間帯にセルを投入した後は、川崎の中盤が崩壊して浦和が大攻勢。セルのゴールで同点に追いつき、なおも攻勢を仕掛けましたが、相手を押し込むものの決定機には至らないといういつもの展開で逆転ならず。

もっとも選手達の「前へ、前へ」という気持ちは十二分に伝わってきましたから、惜しくも引き分けに終わったとはいえ満足感のある試合でした。

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---エジ--ポンテ--
サヌ--------峻希
---堀之内-柏木---
宇賀神-坪井-暢久-岡本
-----山岸-----

HT:堀之内→細貝
59分:サヌ→セル
83分:峻希→啓太

得点:75分 セル

返す返すも残念なのが前半の出来。フィンケは前日の会見で明言した通り、横浜M戦と全く同じメンバーをスタメン起用しましたが、これが非常に不可解。横浜M戦の前半はポンテの活躍で2点取ったとはいえ内容は良くなく、終始横浜Mに攻撃の形を作られていました。

元来運動量の多い柏木が不調の上、エジ、ポンテ、そして堀之内あたりがいずれも連戦でお疲れで中盤の守りが薄くなったのが横浜M戦前半苦戦の主因。従って横浜Mよりもずっと攻撃力が強い川崎相手には前節後半頭からの投入で大活躍した細貝をスタメン起用するものと思ったのですが、なぜかフィンケは細貝を温存。そしてそれがものの見事に大失敗に終わった感のある今日の前半でした。

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立ち上がり早々ジュニーニョがタメをつくって、簡単に浦和左サイドを攻略。宇賀神が坪井がフォローしているジュニーニョの足元へ不用意に飛び込んだのが大失策で、あとは後方から飛び出してきてクロスを上げたSB伊藤もどフリーなら、決めた矢島もどフリーという、浦和にとっては目も当てられない展開。

その後は引いて守ってカウンターを狙う川崎の思う壺。浦和は攻守にミスが多く、ボールをただ持たされているだけでほとんど攻め手らしい攻め手なし。チャンスらしいチャンスはポンテが川崎DFのミスに乗じてエリア付近に突入して放った一本だけ。堀之内が盛んに攻撃参加していましたが、結果的に川崎のボールの奪いどころとして狙われていただけのような・・・

川崎のジュニーニョへの縦ポン攻撃は浦和DF陣がオフサイドトラップを駆使してなんとか防いでいましたが、川崎が人数をかけて攻めてきた際には両サイドがやられ気味で、立ち上がりと同じようなパターンでサイドから決定機をつくられてしまった他、FKからも危ない場面が一度。いずれもGK山岸の好守で事なきを得ましたが、前半のうちに3点差くらい付けられていてもおかしくないほど浦和の出来は低調で、川崎の出来は素晴らしかったと思います。

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どう見ても中盤のデコ入れが必須と思われる展開になって、フィンケは後半頭から細貝→堀之内。堀之内が前半何度か傷んだためかもしれませんが、こんなところでカードを使う羽目になるなら最初から(笑) これでボールを前目で奪う力が格段に強まって浦和の守備が改善。もっとも相変わらず浦和の右サイドの裏を狙われ続けて気持ち悪い場面も数多くありましたが、フィンケはこの日全くキレのないサヌに代えてセルを投入。これが劇的に効いて形勢は一変(終盤セルが強引なドリブルで川崎の中盤を力ずくで突破した場面が圧巻!)し、浦和が両サイドから大攻勢を仕掛ける展開になりました。

しかし、サイド奥深くまでボールを運び、エリア内にいるエジにボールを入れるところまでは行くのですが、そこからフィニッシュにまでなかなか持ってゆけないのは相変わらず。たまにフィニッシュに繋がってもシュートは悉く枠外で、ポンテ→セルでGKの頭上をぶち抜いて同点に追いつきましたものの、それが精一杯。そもそもエジが満足にキープできない上にポンテや峻希はお疲れ、柏木が不調で細貝も攻撃面では本調子とは言いがたい様子でしたから、エリア内からの折り返しを2列目、3列目が決めるという形はできそうで出来ず。

峻希の電池切れで代えるのは良いとして、投入されたのはなんと啓太。フォーメーションも4-3-2-1っぽい形になりましたが、ここで原口を起用しなかったのはやはり横浜M戦で独善的なプレーを連発したのが監督の不興をかったのかと。

後半一方的に攻めているにも関わらず引き分けに終わってしまいましたが、だらだらとボールを回していたわけではなく、なんとかゴールをこじ開けようと攻撃陣が走り回っていたのは手に取るように判っただけにがっかり感は全くなく、爽快とはいきませんが、それなりに満足感のあった試合でした。

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---矢島--ジュニ--
楠神--------黒津
---横山--中村---
小宮山-菊地-井川-伊藤
-----相澤-----

65分 楠神→小林
75分 黒津→谷口
87分 伊藤→森

得点:1分 矢島

一方後半の川崎はジュニーニョを浦和右サイドに張らせてからの縦ポン攻撃に終始。浦和は何度か右サイドを抉られ、またジュニーニョ→矢島で決定機も一回作られてしまいましたが、坪井と山岸の奮戦でなんとか追加点を与えず。川崎の選手交代は攻守ともに何の役にも立たず、攻撃陣の疲労で縦のスピードがなくなるにつれて川崎の攻撃はフェードアウト。遅攻を強いられたあげくにビルドアップに失敗して浦和のカウンターを浴びる場面も目立ちだし、川崎の出来は浦和と対照的に竜頭蛇尾かなぁ・・・

カウンターが得意な川崎が積極的に前に出てくる浦和に対して先制するという必勝パターンに持ち込みながらホームで勝ちきれず。相手にしてみれば滅茶苦茶ダメージが残る引き分けだったかもしれません。

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2010.11.27

○心厨房@木場

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 木場駅から永代通りを東へ。元気の無いアーケード街を南に下ってすぐ。土曜昼に往訪。屋号は「まごころちゅうぼう」と読みます。

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 11時半の開店に合わせて訪れたつもりでしたが、すでに待ち客6人。いずれも地元民風でしたが、開店と同時に満席になり、食べ終わった頃には店外に6、7人行列が出来ていました。ただ、その後続がなく、開店時に並んでいた客が捌けると行列もなくなった様子。

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 店内は狭小で店手前にカウンター6席と、奥に4人掛けテーブルが1卓。着席するとすぐに店員が注文を取りに来て、「しおらーめん(700円)」を注文。つけ麺を頼んでいる客のほうが多いような感じ。他に醤油味の「中華そば」もありますが、そちらの注文はゼロ。

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 口が広くて浅めの丼で出てきました。

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 スープはとろみが強めの動物+魚介(煮干し・昆布)。少々茶濁していますが、濃厚でありながらくどさは感じられず、やたらしょっぱいわけでもなく、実に良いバランスを保っています。

 麺は浅草開花楼の並太麺でやや縮れ気味。少々柔らかめですが、つるつる、もっちりとした食感で、濃厚スープが絡みついてもへたることなく味わえました。

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 面白いのはチャーシュー。脂身が少ないだけではなく、まるで牛タンみたいに柔らかいんだけれども弾力があって噛み切りにくい独特の食感が面白い逸品。

 また白菜を具に加えているのは珍しいかも。他にメンマ、海苔。

 これなら行列ができるのは当然。大満足の一杯でした。

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2010.11.26

【展望】10年第33節川崎戦

・フィンケ監督退団後の後任として浦和OBのゼリコ・ペトロビッチ氏の名前が各紙で取り沙汰されるようになりました。当のゼリコ・ペトロビッチが先日ウェストハムのコーチを辞めた(首になった?)という状況証拠と相まって、いよいよフィンケ契約満了&退団が真実味を帯びてきました。

・さらに24日付けのエルゴラで浦和番の古屋氏が、浦和内部にフィンケを守ろうとしないどころか排斥しようとする動きがあること、及びレッズランド等付帯事業が負担になってトップチームの強化費がないことを指摘。いずれもサポ内で「さもありなん」とされてきたことではありますが、妄想をFMラジオで垂れ流している方ではなく、大原へも足繁く通って積極的に取材活動をされている方がメディアで公然と浦和フロントの問題点を明らかにしたことに強い衝撃を覚えました。

・ただ、まだ一応シーズン中。監督人事の考察は決まった時点で、腐りきった浦和フロントへの糾弾はオフにでも書き散らすことにして、まずは川崎戦の話題。

・14日の京都戦から中2,3日で続いた5連戦も次節川崎戦で終わり。運動量が要求されるスタイルゆえ夏場や連戦に弱いとされてきた浦和ですが、意外にもここまで3勝1敗で通過。しかももともと怪我人だらけなのに、途中柏木、宇賀神、峻希と新たな怪我人を出し、磐田戦以降は90分持たないと言われていた堀之内を3戦連続でスタメン起用しての結果ですから驚き。

・で、そうこうしているうちに怪我人が続々復帰。大破していた直輝やスピラまで通常メニューに戻り、現在別メニューの選手は一人もおらず。「いまさら遅せーよ!」と泣き言の一つも言いたくはなりますが、天皇杯制覇に向けては好材料(といってもまだひと月あるので、その間に怪我人を出してしまう可能性が極めて高いと思いますが・・・)。

・先の横浜M戦では中破していた細貝が早速後半から出場。もともと不調な上に前半相手と交錯して肩(?)を痛めた柏木がどうにもならない状態だったためか、細貝の動きは格段に良く見えました。おそらく川崎戦では堀之内に代わってスタメンに戻ってくるのではないかと思います。

・ポンテの運動量の乏しさは隠しようがありませんが、あの決定力を見てしまうといまさらスタメンから外すことはないでしょうなぁ・・・ 原口やセルといったこれまでベンチスタートだった2列目が全く結果を出せない中、梅崎や達也、そして直輝がいつベンチ入りするのかが今後2戦の楽しみ。

・峻希の大プレークと、岡本がトップで何の問題もなく右SBをこなせることが判ったのは今季の収穫。平川は堀之内同様、いつでも計算が立つ控え選手という立場になってゆくのかな?

(予想スタメン)

---エジ--ポンテ--
サヌ--------峻希
---細貝--柏木---
宇賀神-坪井-暢久-岡本
-----山岸-----

・川崎はこのところ急激に調子を落としています。W杯中断期間を経てチョン・テセや川島がいなくなり、レナチーニョも退団してしまいましたから、面子的には前回対戦時よりも相当見劣り。

・一頃ホーム等々力では圧倒的に強かったような記憶がありますが、現在は見る影もありません。ナビスコ準決勝で、アウェーで磐田に先勝したにも関わらず、ホームで惨敗して得失点差を逆転されたのも記憶に新しいところ。

・川崎のチームスタイルはエメルソン在籍時の浦和の劣化コピー版といって差し支えなく、ジュニーニョ自体は未だ健在とはいえそれ以外の攻撃陣が続々と抜けてしまえば相手はジュニーニョにマークを絞りやすくなって川崎のチーム力が漸減してしまうのは道理。第19節に名古屋に大勝したのを最後に上中位チーム相手には全く勝てなくなってしまいました。

・もっともスタッツを見ると足下の問題は攻撃ではなく守備にある模様。ここまでの総失点45は上位陣では清水と並んで最悪。勝つ時はボロ勝ち、負ける時は2,3失点喰らって反撃も及ばずといったスコアが並んでいます。

・浦和にとって運がいいことにヴィトール・ジュニオールが出場停止。またレギュラー陣では田坂や森が負傷欠場中。

※監督前日コメントを受けての追記

「私たちのチームは、前回と同じメンバーで川崎戦に臨みたいです。」
「私の考えでは、柏木陽介を再びスタメンで使うおうと考えています。」
「堀之内はここ2試合にわたってとても優れたプレーを見せていました。ですので、次の試合でも彼を使おうと考えています」

とのことで、前節横浜M戦と同じスタメンであることは確定。

「(ケガ明けの選手が何人かサブに入ってくる可能性は)今はまだ、ありません。あるとしたら神戸戦です」

とのことで、ベンチもサプライズはなさそう。

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<前節:川崎 1-2 C大阪>

---矢島--ジュニ--
楠神--------尾藤
---横山--中村---
小宮山-寺田-菊地-伊藤
-----相澤-----

58分:楠神→黒津
70分:菊地→谷口
90+1分:伊藤→小林

得点:80分 ヴィトール・ジュニオール

・CB井川が出場停止のためか、寺田が久しぶりにスタメン入り。

・稲本がベンチにもいませんでしたが原因不明。谷口もこのところ後半からの出場に留まっています。

<前回:浦和 3-0 川崎>

黒津---テセ---レナ
-----田坂-----
---稲本--谷口---
小宮山-寺田-井川--森
-----川島-----

HT:田坂→中村憲
HT:黒津→ヴィトール
73分:谷口→登里

この試合は序盤の2得点が全て。川崎のクリアミスを拾ってミドルシュートを叩き込んだ細貝。カウンターで独力川崎の中盤を切り裂いて、これまた遠目からシュートを叩き込んだ達也。いずれも見事なゴールでした。

浦和最大のピンチは後半サヌの与えたPKでしたが、レナチーニョのシュートを読んで山岸が片手一本でセーブ。

もっともこの試合で特筆すべきなのは、後半投入された堀之内が流れの中から得点していることかもしれませんが。

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2010.11.25

広島2010(4):広島にて

広島2010(3)から続く)

安芸高田 13:42 (広電バス)  15:11 広島BC

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 吉田郡山城を攻略してしまうと、広島市内の観光名所はあらかた行き尽くしたこともあってヒマヒマ。夕飯代わりには早すぎる時間帯でしたが、広島駅前のお好み焼きビル「駅前ひろば」へ。

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 多少目星をつけて行ったつもりでしたが、アイドルタイムのためか客がいる店のほうが少ない感じ。しかも店主が夜のかき入れ時に備えて夕飯を食っていたり、まったりとくつろいでいたりする店には入りにくいので、出張族と思しきサラリーマン2,3人が昼間から出来上がっている「ちんちくりん」に入店。

いかにも観光客向けみたいな単価の高い品目がズラズラと並ぶメニューを渡されて、お勧めの3品から一番安い「ちんちくりん焼(1000円)」を注文。焼き上がりを待つ間にビールを2杯(笑)

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 その後野球のリトルリーグの団体さんが来場して、やはりガラガラだったり、営業しているのかどうか判らないような店には入りにくかったのか、「ちんちくりん」にどっとやって来て店主お喜び。もっとも店主の話だと、一度にどっとやってくるのは一人でも楽に対応できるけれど、三々五々やって来て満員になると大変らしい。また、週末はどちらかといえば暇で、平日の夜のほうが一杯やってゆくサラリーマンで賑わうとのこと。場所的に観光客よりも出張族がメイン顧客なのかも。

 肝心の味のほうは、そばに火が通り過ぎてパリパリになっていたのが気になったくらいで、可も無く不可もなし。嫌いな紫蘇(大葉)を抜いてもらうのを忘れたのは痛恨でした。

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2010.11.24

麺屋武蔵@新宿

 新宿西口から小滝橋通りを北へ。平日夜に往訪。

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 行列なんてとんと見かけなくなった新宿の「武蔵」を何年かぶりに訪れてみたのですが、店内に待ち客5、6人。驚いたことに中国人風のグループ客が券売機前で思案顔。店員も手慣れたもので適宜メニューを選ばせて行列に誘導。その後も客が適宜入れ替わりながら常に店内に6、7人くらいの待ち客がいるような状態を保っていましたが、なんか客の1/3くらいは外国人みたいな・・・しかも近所で働いている風ではなく、観光客風の。現地のガイドブックで代表的な日本の味として紹介されているのかも。

 もともと単価高めの「武蔵」系列ですが、ここは最も安い「角煮らー麺」ですら800円と一際高い様子。ただの「らー麺」って無かったっけ? 「こってり」と「あっさり」が選べ、さらに並/大が同値段なので「こってり・並」に。他に「つけ麺」や「味噌らー麺」も用意。

 店内はL字型カウンター20席ほど。椅子が高くて、しかも席の間隔が狭く、いかにも長居お断りといった感。厨房内ではオヤジばかり5、6人が忙しく、いやむしろ騒がしく働いています。

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 「大」を頼むと麺とスープのバランスが崩れて不味くなりがちというのが個人的な経験則なんですが、ここの並は目に見えて量が少ないですなぁ・・・並なんて頼む奴はおらんっちゅーことなのかなぁ・・・

 スープの表面には脂が層をなしています。「あっさり」だとこの脂が控えめなのかも。出汁は今となっては珍しくもなんともなくなった魚介強めの濃厚動物魚介。出汁はまぁ結構なんですが、かえしがきつくて甘ったるく、しかもしょっぱ過ぎ。

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 売り物の角煮はしかもタレに浸かりすぎたのか、これまた妙に甘しょっぱくて苦手。単体でご飯のおかずに出てきてナンボといった感で、やたらしょっぱいスープに浸かった状態だとしんどいですなぁ・・

 麺は並太平打ち麺。つるつる、もちもちっとした食感ながらもコシが強くて噛み応えがあり、濃すぎるスープに負けておらず、これだけは高評価。

 値段も張りますし、今となっては観光客だとか、普段ラーメンを食べない層相手の店といった感じですね。

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【観戦記】10年第32節:横浜M 1-4 浦和

久しぶりの大勝。しかも長らく勝てなかった横浜M(以下「鞠」)相手の大勝で、双方消化試合だったとしても喜びもひとしお。

セットプレーからの流れで早々に先制して試合の主導権を握り、前半は中盤を支配されて苦しい時間帯が続いたものの、後半頭からの細貝投入が効いて形勢逆転。その後はカウンターで効率よく得点を重ねての完勝。前半終了間際に1点返されて試合はややこしくなるかと思いましたが、後半の鞠は中盤を立て直した浦和の前に手も足も出ず。

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---エジ--ポンテ--
サヌ--------峻希
---堀之内-柏木---
宇賀神-坪井-暢久-岡本
-----山岸-----

HT:柏木→細貝
65分:峻希→啓太
81分:ポンテ→原口

得点:3分 ポンテ、44分 ポンテ、50分 サヌ、53分 エジミウソン

勝利の立役者はなんだかんだいってもポンテ。CKのこぼれ玉をエリア右角から叩き込んで先制。前にぐちゃぐちゃと敵味方がいましたが、どフリーならポンテには無問題。

先制後のポンテはほぼ守備を免除された状態で最前線を浮遊しており、柏木の絶不調と相まって浦和が中盤で劣勢に陥る一因となっていたような感すらありましたが、前半も終わろうとする時間帯に一仕事。

左サイドでサヌ&峻希がタメを作り、フリーになったポンテがエリア外左角からズドン! 距離・角度とも易しくはないところをものの見事に決めてくれました。浦和攻撃陣が再三チャンスを作りながら詰めが甘くて点が入らないのを何度も目にしてきただけに、ポンテのシュートはまるで神業(大袈裟)。

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後半は絵に描いたようなカウンターが決まって早い時間帯に2得点。追加点が取れないために競り合いで勝ち点を取りこぼすことが多かった今年の浦和ですが、入る時は嘘のように簡単に入るもの。もっとも早めに先制点を得て、相手が前に出てこざるを得なかったゆえなんでしょうけど。

2得点はいずれも右サイドを疾走する峻希から。低いクロスがGKとCBの間に入り、サヌなりエジなりはそれを蹴りこむだけ。G大阪戦でも負傷交代までは出色の働きだった峻希。調子に乗ると相手は手がつけられない感ありあり。

また精彩を欠くエジを尻目にこの日攻守に大活躍だったのがサヌ。4点目の基点になったセンターサークル付近でのドリブル突破は圧巻。前節の不振が嘘のように90分間走りまくりました。これだけやれるなら来季も浦和にいて欲しいものですが・・・

3点差とした後は怪我明けにも関わらず飛ばしまくった峻希を次節に備えて早めに下げて啓太を投入。啓太を3ボランチ気味に据える4-3-2-1っぽい構えにシフト。啓太そのものの出来は攻守とも中途半端でしたが、スタミナ切れの堀之内を助ける役には立っていたかと。

最後はポンテを下げて原口を投入。原口はこの日披露された新チャントを受けて張り切りすぎたのか、カウンターのチャンスでドリブル突破に拘り過ぎて何度もチャンスをフイに。3点差だからこそのトライなんでしょうが、サイドでエジやサヌがどフリーなのが見えていないとしたら心底がっかり・・・

2008年の最終戦。鞠相手に最終戦、しかもホーム埼スタで1対6と歴史的惨敗を喫したのが今のチームの原点。だからこそこの試合は6対1で勝ちたかったし、実際最後で原口がチャンスを潰しまくらなければ6対1は十分あり得ただけに、原口の独りよがりなプレーは甚だ残念でした。

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---端戸--小野---
松本--------中村
---兵藤--河合---
田中-松田--波戸-天野
-----飯倉-----

57分:松本→山瀬
57分:小野→渡邉
75分:端戸→長谷川

得点:45+1分 兵藤

鞠は中澤、栗原、小椋と守備の要を欠きまくって苦しいメンバー構成にも関わらず、前目も端戸、小野、松本と若いメンバーを起用。なんとも消化試合らしい思い切りの良さで、先制を許したものの前半は両サイドで優勢に立ち、そんなに悪い内容ではなかったかと思います。サイドに攻撃の基点を作って、右サイドに張った中村からファーへクロスを送ってその折り返しを狙ってみたり、あるいはCBとSBの間に走りこんだりと攻撃の形はできていました。この日唯一の得点も浦和左サイドを抉ったところから。

ところが後半はボランチの弱さを露呈。浦和に中央をぶち破られ、やむなくDF陣が絞ったところをサイドに展開されてGKとCBの間に低いクロスを通されること2度。河合はもう何の存在感もなくなってしまい、兵藤一人ではどうにもならない様子。この両ボランチの出来なら中澤&栗原がピンピンしていても相当攻め込まれたのではないかと。また弱体ボランチの前にいるのがほとんど守備をしない固定式砲台ですから、いったん受けに回るとズタボロになるのも道理。

3点差になってから山瀬と千真を投入してきましたが、全く手も足も出ず。消化試合ならそれなりに割り切って若手に経験を積ませるのかと思いきや、なんとも意味不明な選手交代でした。今季の順位こそ浦和と似たり寄ったりですが、この試合を見る限りでは年を通じてのチーム力の積み上げは乏しいような・・・

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2010.11.23

【展望】10年第32節横浜M戦

・前節の敗戦で3位に入る目がなくなり、タナボタACL出場の可能性がある4位との勝ち点差も8。4~6位にC大阪、川崎、清水が団子状態で並んでいることを考えれば4位に入ることももはや絶望的な状況。

・一方、京都戦の勝利で既にJ1残留も確定しています。

・従ってリーグ戦残り3試合は天皇杯準々決勝へ向けての調整みたいな位置づけになってしまうのもやむを得ないかと(もっとも当の監督、選手は口が裂けてもそんなことは言わないでしょうが)。対する横浜Mのほうは天皇杯も敗退しているため純然たる消化試合。

・「調整試合」に相応しいことに、宇賀神・峻希といった小破組に加え、細貝・達也・梅崎といった中破組、そして大破していた直輝すら通常の練習メニューに戻ってきた模様(従って依然別メニューはスピラのみ)。残る3試合は中破~大破組を短時間でも起用して、コンディション&試合感の回復を促すのが望ましいかと。

・G大阪戦から中2日、そして続く川崎戦は中3日と厳しいスケジュール。スケジュールに関係なく90分持たないポンテや堀之内を立て続けに起用するのはかなり無理があり、G大阪戦はその無理な起用が敗因の一つになってしまいました。

・また平川のコンディションが十分ではなかったことを監督がG大阪戦後の会見で漏らしていますから、宇賀神が戻ってきた横浜M戦で平川のスタメン出場はないと見るのが妥当。

・G大阪戦の様子を見る限り、サヌも連戦の影響か調子を落としているようですが、本来代わって活躍すべき原口やセルの出来を見ると、サヌを起用せざるを得ないかと。

(予想スタメン)

---エジ--ポンテ--
サヌ--------峻希
---啓太--柏木---
宇賀神-坪井-暢久-岡本
-----山岸-----

・横浜MのほうはレギュラーCB中澤・栗原が揃って負傷離脱。またボランチ小椋が出場停止と守備陣が大幅駒落ち。

・また前目は中村、山瀬、兵藤といったところはレギュラーで固定されているようですが、他は猫の目状態。浦和が苦杯を嘗めまくっている坂田や渡邉はこのところベンチからも外れています。前節ベンチスタートだった小野がスタメンで出てくればそれはそれで面白いのですが。

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<前節:C大阪 2-0 横浜M>

-----端戸-----
山瀬---中村---兵藤
---小椋--清水---
田中-松田--波戸-藤田
-----飯倉-----

HT:藤田→河合
57分:清水→小野
72分:山瀬→松本

<前回:浦和 2-3 横浜M> 

---渡邉--山瀬---
中村--------兵藤
---狩野--小椋---
田中-中澤--栗原-天野
-----榎本-----

77分:狩野→金井
82分:山瀬→坂田
90分:兵藤→水沼

得点:6分 渡邉、44分 兵藤、60分 渡邉

 相手が強かったという感じは全くせず、磐田のように上手く守りきられたわけでもないだけに悔しい敗戦。

 宇賀神のハイボールへの対応が稚拙だった2失点目に代表されるように、守備で凡ミスを繰り返して常に相手に先手を許した挙句に3失点もしていれば、たとえ選手交代が的確であったとしても終盤巻き返すのは非常に難しかったでしょうし、実際は謎の選手交代で時間の経過と共に逆転どころか同点に追いつく目さえなくなってしまいました。

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2010.11.22

【屋号変更】まんぞく屋 たけまる本店@日暮里

 日暮里駅東口から尾久橋通りを渡って徒歩5分強。大通りからは少々奥に入った、商業地でもなく住宅地でもない、下町らしい商・工・住混然とした一角にあります。「もとまる」があった場所への居抜き出店で、外観は「もとまる」そのまま。平日夜に往訪。先客3、後客ゼロ。

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 看板に「特製肉そば」を大書してある通り、肉そばが売り物のようです。但し、「特製肉そば」は950円もするので、そのワンランク下の「肉そば・豚(850円)」を注文。なお肉そばは鶏も選べます。もっともメニューは肉そばしかないわけではなく、ただの「そば」や「わんたんそば」なども用意。

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 店内も「もとまる」時代そのままで、かなり横長のカウンター9席と2人掛け・4人掛けのテーブルがひとつずつ。

 厨房内にはオヤジが2人。といっても1人は専ら接客にあたっている風。水は原則セルフサービスのようですが、暇なためかウーロン茶をカウンターまで運んでくれました。

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 円錐状の丼で出てきました。

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 脂でスープの表面が少々テカっています。ややしょっぱいのはともかく、出汁の旨味がこれといって伝わって来ず、かなり残念な出来・・・

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 麺は細麺ストレート。やや柔らか目の茹で上がり。スープとあわせるとこんなものかという感じで可もなく不可もなし。細麺の割りに出来上がりに時間がかかったのは少々不可解。

 「肉そば」を看板に掲げるだけあって肉はそれなりに力を入れているなとは思いましたが、特段感銘を受けるほどでもなく。 他に肉そぼろ、メンマ、刻みネギ、海苔。

 食べ終わってから「玉ねぎ・ニンニク・しょうが」が無料との貼り紙に気づきましたが、時既に遅し。もっともテーブルに置いてあって取り放題というわけではなく、店員に頼めば出してくれるようですが、それなら配膳の際に一言あって然るべきのような・・・

 肉はともかく、ベースとなる「そば」のクォリティーに疑問符。「もとまる」もその前の店も長持ちしなかった因縁の場所ですが・・・

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広島2010(3):吉田郡山城(下)

広島2010(2)から続く)

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毛利元就墓所から本格的な山城攻めに入りますが、急なところはだいたい石段が設えてあり、しかも道幅も山城にしては広めなので天気さえ良ければ上り下りに難渋することはないかと。

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吉田郡山城は本丸を中心に曲輪が放射状に延びていますが、毛利元就墓所から登ってくると御蔵屋敷跡に出てきます。

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三の丸石垣跡。

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二の丸

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本丸

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吉田城を下ったところに「清神社」が建っています。郡山の鎮守社で、毛利一族は出陣の度に「必祥」を祈願し、サンフレッチェ広島もJリーグ開幕前に必勝祈願に訪れるとのこと。

現在の社殿は1694年の建立。

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しかし、広島も浦和に負けず劣らず怪我人が多く、調神社共々その霊験には疑問符。

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境内には戦国時代から残る杉の大木が何本も立っていますが、そのうちの一本が1999年の台風18号で倒伏。

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広島ユースの面々が全員入学し、柏木も終始寝ていた勉学に励んでいたであろう吉田高校。

田舎の高校には「祝 ××君、○○全国大会出場!」なんて垂れ幕が校舎に掛けられているのをよく目にするもんで、てっきり広島ユースの面々が校舎をにぎにぎしく飾っているものと思いきや、全くといっていいほど何もなし。ごくごく普通の高校でした。

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2010.11.21

朧月@銀座

 再開発間近の銀座・東芝ビル(=数寄屋橋阪急)の裏辺り。近所に担々麺で有名な銀座の老舗「はしご」あり。

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 平日夜に往訪。先客2、後客5。L字型カウンター7席しかない小さな店なので後客の4人グループは店内で待機。っちゅーかこんな小さい店にグループで来るか、フツー。

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 注文したのは「中華そば・小(680円)」。量が多いと聞いていたので小にしましたが、中ないし大を頼んでいた先客の丼を見ると小さめの洗面器といった感でした。銀座という場所柄、量の多さを売り物にするのは不思議な気がしますが・・・ 他につけ麺も用意。券売機のボタンは中華そばが先でした。

 厨房内では店主が1人で黙々と作業。

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 多角錐状の丼で出てきました。

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 スープの表面は油の層でテカテカしています。出汁は魚介が強めで旨味十分。かえしはやや強めでわずかに酸味が立っているかなぁ・・・

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 カネジンの麺箱が見える麺は手もみ風の平打ち並太麺。つるつるとした口当たり、もっちりとした食感ですが、かなり噛み応えがあって大好きなタイプ。スープとの相性も文句なし。小でも普通のラーメン一杯分くらいの量があります。

 チャーシューは硬軟ばらばらといった感じのものが数枚。他に青菜、刻みネギ、メンマ、ナルト、そして珍しいことにうずらの味玉が一つ。

 麺が秀逸で、しかも場所を考えればコストパフォーマンスも抜群。これといったラーメン屋がないこの界隈では頭一つ抜けています。

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【観戦記】10年第31節:浦和 0-2 G大阪

完敗。フルメンバーのG大阪に対し、この面子じゃここまででしょう。

前半は互角以上に闘ったけれども、見方を変えれば前半は守りに徹し、後半からギアを上げてきたG大阪の作戦にずっぽり嵌っていただけ。天皇杯磐田戦は前半に先制できてなんとかなったけれどこの日は好機を決められず、それがそのまま敗因になってしまいました。後半早々に先制を許した後はチャンスらしいチャンスも作れず、前掛りになったこともあって山岸の好守がなければさらに2点くらい取られていた惨状。

柏木が復帰したのは朗報だったけれども、それに伴って外れたのは堀之内ではなく啓太。90分持たない選手をなんで2人もスタメンで起用した以上、前半の先制点が是非とも欲しいところでしたが、それが叶わなかった以上完敗もやむなし。G大阪の出来はそんなに良いようには思えませんでしたが、浦和とは違って敵陣でのボール回しに緩急があり、「急」に入った時に往々にして浦和のマークがずれてしまいます。遠藤の飛び出しについてゆけなかった平川も困ったもの(試合後の監督会見によれば、コンディションは十分ではなかったけれど宇賀神故障で致し方なく起用したとのこと)ですが、それ以前にパスを出した橋本にもプレスが掛かっていませんでしたし・・・

またこの日非常に妙だったのは前後半3度にわたって相手CKに対しどフリーでヘディングシュートを許したこと。高さがなくて競り負けたのではなく、マークが全くついていないんですからお話になりません。試合後の監督会見によれば2失点を喫したルーカスに対するマーク役は岡本だったそうですが・・・

新聞紙上では根拠不明の「フィンケ退任」情報が流れまくっていますが、フィンケ退団を心待ちにしている人々を元気づかせるような寂しい試合でした。

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---エジ--ポンテ--
サヌ--------峻希
---堀之内--柏木--
平川-坪井--暢久-岡本
-----山岸-----

36分:峻希→原口
71分:堀之内→啓太
71分:平川→セル

ただでさえ怪我人だらけで厳しいメンバー構成。しかも運が悪いことに、このところ好調(この日も右からのエリア内突入でシュートがクロスバー直撃!)の峻希が前半途中で負傷交代を余儀なくされてしまいました。更に代わって投入された原口が依然絶不調を脱しておらず、ほとんど周囲と噛み合わない自己チュープレーに終始。

試合後のコメントで橋本が面白いことを言っています。

ただ、エジミウソンが1人でずっとキープして、そこで長い時間をかけないと、次につながらない。あれだけペナルティエリアのなかでキープできるなら、反転させてあげるくらいのチャンスを周りが動いて作ってあげないといけない。(J's Goal)

端的にいってしまえば「浦和の2列目は何をやっているんだ?」ということになりましょうか。この日はサヌとポンテが代わるがわるエジをサポートするような位置にいましたが共に寂しい出来。前半のポンテ→エジ(シュートをGKにぶつける・・・)の絶好機があったくらいでしょうか。

両サイドから攻撃の形を作ってもエリア内に人がいない、あるいは人がいても精度の良いパスが入らない、さらには入ったところでトラップミスでシュートに持ち込めないと、いくら相手を押し込んでいても得点の気配は皆無。相手の嫌がるところにちょこちょこ顔を出せる高い戦術眼を持ち、かつスキルフルで運動量の多い選手がスタメンの過半を占めるようにならないと事態は好転しないのかも。

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---李--宇佐美---
橋本--------武井
---遠藤--明神---
安田-高木--中澤-加地
-----藤ヶ谷----

72分:イ グノ→ルーカス
79分:武井→佐々木
85分:宇佐美→平井

得点:53分 遠藤、83分 ルーカス

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2010.11.20

(メモ)浦和0-2G大阪

(スタメン)
柏木がなんとか復帰したが、それに伴って外れたのは堀之内ではなく啓太。ポンテもスタメンで、磐田戦以上に攻撃偏重な構成。

脚は天皇杯を休ませた高木、橋本をスタメン起用。

(前半)
意外なことに浦和がポゼッションで圧倒。両サイドから攻撃の形を作っているが、そこからのアイデアがないいつもの展開。ボールを持たされ、脚にカウンターを狙われているようでもあり。

それだけにポンテ→エジの絶好機でシュートをGKに当てたのは痛恨。

峻希の右サイド強襲もシュートはバー直撃。

脚の2トップは終始浦和DFラインの裏狙いもオフサイドの山。

CKで中澤をどフリーにする大失態あり。

好調だった峻希が故障し、原口入るは大誤算。

(後半)
俄然スピードアップしてきた脚。イグノに裏を取られた場面はシュート枠外。しかし直後に遠藤に抜け出されて失点。

浦和は失速著しく、チャンスは平川→エジくらい。

山岸の好守で大敗は免れたが、CKの守備は終始おかしく、ルーカスをフリーにして致命的な2点目を取られる。

途中投入の原口は何の役にも立たず。どうみてもサヌ、平川は不調。

そしてポンテも契約終了やむなしと思われる出来だった。

このスタメンなら前半先制できなかった時点で作戦負けだし、峻希の故障も響いた。

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徒歩徒歩亭@四ツ谷

 四ッ谷駅から新宿通りを西へ。四谷小学校交差点を北入ってすぐ。四谷の老舗「こうや」の看板娘が独立開業した店らしいのですが、なぜか「こうや」の至近距離で開業。

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 平日夜に往訪。先客2、後客ゼロ。接客役の美婦人が当の看板娘なんでしょうか? 厨房内にさらに3人。

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 メニューの先頭はなんとお粥。その下に支那麺、雲呑麺、叉焼麺等々。ひっくり返すとおつまみ用の一品料理がずらずら。とりあえず支那麺(700円)を注文。「ど醤油味」と「塩味」が選べるので前者に。

 店内は円形の大テーブルをはじめ4人掛け&2人掛けのテーブルが6卓ほど。カウンターは全くなく、ラーメン屋というよりは女性を交えてお酒も楽しめる食事処といった趣。

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 深めの丼で出てきました。麺にちょっとかぶるくらいしかスープが入っていないケチ臭い店が少なくない中、スープがなみなみと注がれているのが嬉しいサービス。豚骨&鶏がら中心の古典的なすっきり系の出汁。

 「ド醤油」というくらいなんでかえしがきついのかと思いきや、むしろこれといったかえしの癖はなくて出汁をしっかり生かしています。但し、ややしょっぱめなのが難。

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 麺は細い縮れ麺。かなり柔らかくて好みにはほど遠いのが残念。この柔らかさがこの店の持ち味なんでしょうけどね。

 具はチャーシューが数枚とメンマ、刻みネギ、海苔。脂身のほとんどないチャーシューは上品だけどちょっと醤油臭くてイマイチ。

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【展望】10年第31節G大阪戦

・天皇杯4回戦からわずか中2日で迎えるG大阪戦。

・なんか一試合終えるごとに誰かしら怪我しているような気がしますが、磐田戦で負傷交代した宇賀神は強い打撲でG大阪戦は欠場。実績のあるバックアッパー(平川)がいるポジションだったのが不幸中の幸いですが・・・

・天皇杯を欠場した柏木は出場可能かもしれないとのことですが、無理はさせられないでしょうから浦和のスタメンは天皇杯のメンバーから宇賀神を平川に代えるだけかなぁ?スタミナに問題があるポンテをベンチスタートにして、天皇杯でベンチスタートだった原口なりセルなりをスタメンで起用する可能性もありますが。

・同じく90分持たない堀之内は代えようにも代えがいません(´・ω・`)ショボーン

・一方G大阪は主力に怪我人らしい怪我人はおらず。天皇杯では延長戦まで闘って、かつ中2日での長距離遠征と条件は浦和より不利ですが、天皇杯では橋本・高木といったところは休ませ、ルーカス・宇佐美は後半からの出場と適宜選手を入れ替えており、怪我人だらけの浦和に比べれば大きな問題はないかと。

・昨年来、浦和はG大阪にガチンコ勝負を挑んで最後の最後で競り負けてしまう試合が続いていますが、今回の面子ではG大阪に終始主導権を握られてしまう可能性が高いかと。浦和は粘り強く守ってカウンターの機会を窺うような闘い方ができるかどうか・・・

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<天皇杯4回戦:G大阪 4-1 柏>

---平井--李----
二川--------武井
---遠藤--明神---
安田-山口--中澤-加地
-----藤ヶ谷----

57分:武井→ルーカス
59分:イグノ→宇佐美
75分:平井→佐々木

得点:81分 佐々木、94分 遠藤(PK)、114分 宇佐美、119分 ルーカス

<前回:G大阪 3-2 浦和>

---宇佐美--平井--
ルーカス--------橋本
---遠藤--明神---
安田-山口--中澤-加地
-----藤ヶ谷----

65分:平井→イ グノ
85分:宇佐美→武井
87分:安田理→高木和

得点:45+1分 宇佐美、64分 オウンゴール(暢久)、90+4分 遠藤

W杯中断期間明けの緒戦。

前半テンポ良くボールを回して相手を崩した時間帯があったとか、敗色濃厚なのに一度は追いついたとか、無理やり良いところを見出せなくもないんですが・・・先制しても守り切れない。最悪引分けで終わって欲しい試合を終了間際の失点で落としてしまう。今季を象徴する試合の一つだったかもしれません。

昨年同様「暗黒の夏」に突入した浦和とは対照的に、序盤引き分けだらけだったG大阪は中断明け後急激に復調。

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2010.11.19

広島2010(2):吉田郡山城(上)

広島2010(1)から続く)

柏木ヲタというわけではないので安芸高田の話題は一回で切り上げて、肝心の吉田郡山城へ歩を進めます。

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山城ですが案内図・案内板の類が非常に充実しており、しかも登城ルートもよく整備されているので、手元にガイドマップがなくても道に迷う心配は全くありません。

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歴史民族資料館脇から登り始めてすぐの「少年自然の家」に毛利元就が晩年を過ごしたといわれる御里屋敷跡。但し、1991~92年に行われた試掘調査では屋敷跡を裏付けるような遺構、遺物は見つからなかったとのこと。

ちなみにNHK大河ドラマ「毛利元就」が放映されたのは1997年なので発掘調査は大河ドラマとは関係なさそう。

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傍らに元就の銅像が立っていますが、謀略・謀殺の天才として有名な元就ゆえ甲冑姿には違和感。

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三矢の訓跡碑。「1本の矢では簡単に折れるが、3本纏めると容易に折れないので、3人共々結束すること」。サンフレッチェの語源(?)としても有名ですが、実話ではなく創作だというのが定説。

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十万石まんじゅうなんて目じゃない! 銘菓「百二十五万石」 

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一部水害による土砂崩れのつめ跡が。

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毛利元就火葬場跡

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毛利元就墓所入口。当の元就が葬られているのみならず、明治になってから吉田城内、城下にあった毛利一族の墓がこちらに移葬されています。

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百万一心の碑。吉田郡山城の工事の際に毛利元就が人柱の替りに「百万一心」と彫らせた石碑を埋めたとの言い伝えが残っています。もっとも現在建てられているのは石碑の現物ではなく、その拓本を模刻し建設したものです。

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2010.11.18

【閉店】麺処 遊@鶯谷(2)

 鶯谷駅南口、線路をまたぐ橋を下ってすぐ。あまりにもすぐな上に、非常に控えめな店構えなのでやや判りにくいかも。隣で立ち飲み屋が焼鳥の煙をもうもうと上げています。非常に久しぶりの往訪。先客ゼロ、後客1。

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 戸外に小さめの券売機あり。前回は「つけ麺(800円)」だったので、今回は「肉中華そば」を注文。

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 店は相変らず手狭でカウンター6席のみ。しかも壁を向いての食事。注文した品は店主が配膳してくれますが、返却はセルフ。

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 赤羽西川口の関連店との差異を語れるほど経験を踏んでいませんが、煮干し濃度は相当強めで、スープを飲むと少々魚臭さが気になるほど。しかし麺を味わう分には何の問題もありません。スープの量がやや少なめなのはいずこも同じ。

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 麺は細いストレート麺でざらざわ、ごわごわとした口当たり。堅めで噛むとぷつんぷつんとした食感ですが、スープとの相性は良好。柔らかく煮込まれた角切りチャーシューをちびちび齧りながら食べ進むのもまた良し。

「重厚煮干そば」というメニューが気になったのでおいおい再訪します。

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【観戦記】10年天皇杯4回戦:浦和 1-0 磐田

 柏木負傷欠場の報を聞いた時には目の前が真っ暗になり、正直この試合には多くを期待せずに足を運びました。

 でも浦和にハナから諦めている選手なんて一人もいませんでした。怪我人だらけで、守備はともかく攻撃でできることは限られているのは見ての通り。しかもスタミナに不安を抱える選手を2人もスタメンでピッチに送り出すという大博打というよりも暴挙としか思えない手に打って出て、前半のうちに先制してなんとか試合を浦和ペースに持ち込み、後半はのらりくらりと相手をいなしながら逃げ切り。

 こんな試合運びがリーグ戦で出来ていれば、終盤にポロポロ勝ち点を落としまくることはなかったのにと思えるくらい、「負けたら終わり」のカップ戦に相応しい徹底して勝ちに拘った良い試合だったと思います。欲を言えば、後半何度かあったカウンターのチャンスで追加点を取っていれば文句のつけようがない試合でしたが。

---エジ--ポンテ--
サヌ--------峻希
---堀之内--啓太--
宇賀神-坪井-暢久-岡本
-----山岸-----

70分:宇賀神→平川
83分:ポンテ→濱田

得点:42分 エジミウソン

 柏木に代わる攻撃の基点としてポンテをスタメン起用したのは予想通りでしたが、ポンテの位置はトップ下ではなく、限りなく2トップの一角。ポンテの守備負担を軽減するためなんでしょうが、驚いたのは堀之内のスタメン起用。

 90分持たない選手を2人もスタメン起用したとなると、前半に先制して置かないとかなり苦しい試合展開になることが十分予想され、実際前半の浦和は飛ばし気味でした。

 柏木不在の影響は顕著でボランチから2トップに良い形で縦パスが入ることはほとんどなく、特に啓太はパスミスを連発。従って前半はSH&SBの連携を軸に両サイドから攻めるしか手立てがなさげでしたが、クロスに精度を欠いたり、ポンテまで外に流れて中が薄くなったりと押し気味に試合を進めている割には決定機らしい決定機はなし。

 0-0で折り返してしまうと後半失速必至の浦和には極めてまずい流れになるところでしたが、磐田のカウンターに対するクロスカウンターのような格好で峻希が左サイドを疾走。低いクロスをGK川口が処理しきれず、エジがきっちり詰めて浦和が待望の先制点。

 後半は専ら安全運転といった印象。浦和両CBがFW前田を封殺したのが効いて、磐田はカウンター以外に攻め手を見出せないでいるうちに、浦和は自陣でボールをゆっくり回して体力回復&時間潰し。磐田も前から懸命にプレスをかけてきますが、浦和は慌てることなくきっちりボールを繋いで磐田のプレスを無力化。

 逆に浦和が何度かあったカウンターのチャンスを決めていれば事実上試合終了でしたが、サヌはゴール前に迫るのが精一杯でシュート精度を欠きまくり、また峻希が柳沢ばりの謎のスルーを繰り出すといった場面もあって追加点ならず。

 もっとも浦和が危ない場面が全くなかったわけではなく、前半終了間際や後半にポンテのボールロストから極めて危険な形を作られました。また堀之内は前半の終わりごろから運動量が目に見えて落ちていて、「前門のポンテ、後門の堀之内」という極めて危険な空間をいかに埋めるかが後半の課題でしたが、ここで大活躍だったのが前半さっぱりだった啓太。気の効いたパスを出すとか、くるっと身を交わしてボールキープとか考え出すと碌なことがない今日この頃ですが、相手の攻撃の基点を的確につぶす仕事に専念させれば実に良い仕事をします。堀之内は啓太の獅子奮迅の働きに助けられてたまに前線へ浮遊して力の無いシュートを撃つ余裕(?)も。

 ポンテの分はエジ、サヌ、峻希が全力でフォロー。あれだけ走り回ればカウンターのビッグチャンスに外してしまうのもやむを得ないか・・・

 宇賀神が負傷離脱して平川を左SBに投入しましたが、これも守備固めに奏功(宇賀神が好機に飛び出すのはいいけれど、そのまま戻れないケースあり)。右SBは岡本が磐石の働きをしているので何の不安もなし。

 前田は封殺 & サイドも制圧して怖いのは自らのミスに起因するカウンターだけという展開になってフィンケが用意した最終兵器は濱田。ポンテを下げて4-3-2-1(しかも2列目はワイドに開いている)っぽい形になりましたが、これが見事に奏功。1点ビハインドの磐田は後半相次いで3選手を投入しましたが何の効果もなくそのまま試合終了。広島戦で慣れない右SBに投入され、しかもそれが敗戦に直結する形になってしまった濱田でしたが、フィンケ監督の期待感は失っていない様子。難しい局面で見事監督の期待に応えました。

---前田--成岡---
菅沼---------西
---上田--岡田---
金沢-大井--那須-康裕
-----川口-----

64分:西→松浦
75分:岡田→ジウシーニョ
88分:成岡→荒田

 決定機が何回かありましたが、それを決めきれず。

 それ以前にナビスコ杯優勝で今年の目標を達成した満足感に満ち溢れているような闘いぶりで、玉際で浦和に負けまくっていたような・・・

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2010.11.17

【展望】10年天皇杯4回戦磐田戦

・中2日で迎える天皇杯4回戦。中2日は磐田と同条件。

・ポンテ復帰祭りでかき消されたような格好になりましたが京都戦はなんとか3連敗を抜け出したとはいえ、後半の試合内容はお寒いとしか言いようがありませんでした。そんな状態でフィンケが苦手とする過密日程をこなす羽目に。

・前日の監督コメントで衝撃的だったのは柏木の故障。京都戦で途中交代を命ぜられた際に足を気にするそぶりを見せており、試合終了後もピッチに出てこなかったので少々機になっていたのですが、現在のチームでエジと並んで代えのきかない選手が離脱することに。

・柏木抜きではおよそ浦和の攻撃が成り立ちそうにないので、90分持たないのを承知でポンテがスタメン起用されるでしょう。また柏木に代わるボランチは濱田でしょう。堀之内だと90分持たない選手がピッチに2人いる格好になってしまいますし・・・

・また過密日程を考慮して、前節小破明けでベンチに控えたままだった平川がスタメンに戻るのはほぼ間違いなし。

・従って、出来上がり予想は以下のような感じ。サヌのコンディション次第では宇賀神に代わるかも。

-----エジ-----
原口---ポンテ--峻希
---濱田--啓太---
サヌ--坪井-暢久-平川
-----山岸-----

・怪我人が多いのは磐田も同じ。駒野、パク・チュホの両SBが長期離脱しているのに加え、イ・ガンジンがナビスコ杯決勝で負傷してリーグ戦2試合欠場中。さらに左SBの山本脩が前節仙台戦で負傷し、右SBの山本康も小破したとの報も。要するにDF陣が壊滅状態で、浦和が両サイドで優位に立てればなんとかなりそうですが・・・

・今年は磐田と三回闘って、リーグ戦2敗、ナビスコ杯1分と勝ちなし。どの試合も浦和が勝っていてもなんら不思議はなく、力負けという印象は全くないだけに、ズタボロのメンバーとはいえ負けたら終わりの天皇杯でなんとか雪辱を果たしてもらいたいものです。

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<前節:仙台 3-0 磐田>

---前田--ジウ---
船谷---------西
---上田--那須---
脩斗-大井--古賀-康裕
-----川口-----

HT:山本脩→金沢(負傷によるもの)
HT:上田→成岡
72分:西→菅沼

<前回:磐田 2-1 浦和>

---前田--ジウ---
船谷---------西
---岡田--那須---
脩斗-康珍--古賀-康裕
-----川口-----

56分:船谷→成岡
60分:西→菅沼
90+2分:ジウシーニョ→金沢

得点:62分 ジウシーニョ、71分 那須

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2010.11.16

【移転】食処 渓@川口(2)

 川口駅から徒歩10分弱。産業道路沿い。アリオ川口の対面。店舗を拡張してから2度目の訪問。新店はらーめん・つけ麺、本店はまぜそばと使い分けている模様。先客3、後客2。開店当時のような店外の行列はほとんどみかけなくなりましたが、そこそこの人気は維持しているようです。

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 今回は「味噌らーめん・小(750円)」を注文。デフォルトでかなり量が多いことが判っているので夜は小で十分。もやしの量が調整できるようなので「中」にしてもらいました。

 店内はカウンター2列で壁際に5席、厨房側に3席。厨房から出にくい構造のためか、厨房側カウンターのど真ん中に配膳&返却台が設えてありますが、これが必要以上にでかくて存在感ありすぎ。テーブルに入れ放題の「玉ねぎ」が置いてありますが、「10円以上を寸志で」というのは正直ケチ臭い。

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 ビジュアルは二郎風。

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 どろどろのスープは「牛と豚で取った濃厚味噌」とのことですが、味噌が濃すぎて「濃厚スープ」ではなく、単にしょっぱいだけのような・・・新潟濃厚味噌みたいに「割りスープ」があってしかるべきところ。そういえば「渓らーめん(豚骨魚介)」も濃厚すぎるというか、しょっぱくてくどかったんだよなぁ・・・ここ。

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 麺は浅草開化楼の太い縮れ麺で、やや堅めの仕上がり。麺は気に入りましたが、いかんせん絡みついたスープがしょぱくて・・・茹でモヤシを絡めながらなんとか美味しく食べられる範囲ですが、茹でモヤシが「割りスープ」代わりで、それゆえ多めの注文が可能なのかも。

 他にやや厚めのチャーシューが2枚と肉の煮物?、刻みネギ、海苔。
 
 つけ麺に力を入れすぎて、らーめんのほうは麺とスープのバランスを見失っているのかも。濃厚好きの人にはこれでいいのでしょうが・・・

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広島2010(1):安芸高田の街

今年の広島遠征の主目的(?)は毛利元就の居城だった吉田郡山城。虫に悩まされることがなくなる晩秋は格好の山城攻略シーズン。

吉田郡山城は広島市の北東、市街中心部からだとバスで1時間以上もかかる山間部にあります。

羽田空港 6:50 (ANA671 777-200) 8:20 広島空港
広島空港 8:35 (広電バス)  9:13 中筋
中筋 9:20 (アストラムライン 1524) 9:23 大町
大町 9:29 (739M クハ105-12) 9:46 可部

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広島空港からリムジンバス→中筋駅からアストラムライン→大町駅からJR可部線を乗り継いで可部駅着。昔はここからさらに三段峡まで線路が延びていましたが廃線になって久しく、さらに駅裏の国道54号線沿いにバスターミナルが整備されていました。ここから吉田郡山城のある安芸高田までは国道54号線で一本道。

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可部駅前 9:55(広電バス)  10:43 安芸高田市役所前

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安芸高田といえば広島ユースの本拠地としても有名。ちょっと見学してこようと思ったのですが、バスを降りた安芸高田市役所から4kmも離れているようなので断念。ちなみにユースだけがここで練習しているわけではなく、トップチームの練習もここが主。移動が大変でしょうなぁ・・・

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やたらばかでかい市役所。

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正直、広島市中心部よりもサンフレッチェの扱いは圧倒的にでかいです。まさに街の誇りといった感。広島ユースは全寮制。遊ぶところなんて何にも無いんでサッカー漬けの毎日なのかなあ・・・

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柏木が散々お世話になったかもしれない「ジョイフル」と「ゆめタウン」。ジョイフルは400~500円程度のランチメニューがやたら充実していて「餃子の王将」もびっくりのデフレ王。

実はここで昼飯だったんですが、他に外食できるようなところがないせいか、開店早々から老若男女の幅広い客層で繁盛していました。

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いかにも地元向け風の食品スーパー。

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「デオデオ」もあれば「ドコモショップ」もあるでよ。

でも、これじゃ鹿島と良い勝負だわなぁ・・・(´・ω・`) ショボーン

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2010.11.15

ポンテ考

まだポンテの契約満了&退団が決まったわけではない時点であれこれ物申すのは、我ながらどうかと思いますが、なんとなく時期を失ってしまいそうなので、思いつくところをつらつらと。

そもそも今夏の契約更新時に半年しか契約を延長しなかったのだから、今季一杯でポンテの契約満了&退団は半ばというかほとんど既定路線と考えるのがフツー。但し、後任の目処がはっきり立っているわけじゃないから、GMがポンテの去就を明言できないのも当然といえば当然。

来年の立ち位置がはっきりしないポンテが「残念ながら裏でいろんなことが起きている。(クラブを)出なければならないのなら、面と向かって言ってほしい」と愚痴をこぼすのは心情としては理解できるが、交渉事ってすべからく裏で進むものなので、ベテラン選手としては少々大人げないような・・・

で、そもそもポンテ契約満了&退団が妥当なのかとなると、昨年から今年にかけての働きぶりを見るに「90分持たず、他の選手の守備負担が増える」「しかも盛夏になると極端にパフォーマンスが落ち、特にイージーなボールロストが増える」「少々怪我がち」「FK&CKの精度は著しく低下」と年間と通じてのスタメンを張るのは少々しんどくなってきたのは事実。

昨日のようなスーパーサブ的な起用法ならまだまだ十分やれると思いますが、それは貴重な外国人枠を一つ潰し、しかも高給を払ってやるべき方策とはとても思えず(そもそも、常にベンチスタートという立場に当のポンテが甘んじるかどうか・・・)。

従って、同等以上の働きができる、相対的に若い新外国人を入れるためにポンテとの契約を更新しないのは妥当な判断だと思います(もちろんその新外国人がスカだったというリスクはありますが)。

ポンテが浦和史上屈指の大功労者であることは間違いないのですが、どんな偉大な選手とも別れの時がやがてやってくるもの。でもポンテとの別れが妙にゴタゴタしそうだというのは残念至極です。

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【観戦記】10年第30節:浦和 2-0 京都

長期離脱からようやく復帰したポンテがロスタイムに追加点を上げただけでなく、試合後のインタビューで号泣して今季で契約終了を示唆。京都が降格決定したことと相まって最後は妙に劇的な試合になりましたが、試合内容は褒められたものではありませんでした。

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浦和が文句なく良かったのは先制した時間帯から後半立ち上がりにかけてくらい。序盤及び後半の大部分の時間帯は中盤で落ち着いてボールが回せずに苦戦。後半は両サイドで劣勢に陥り、こぼれ玉も拾えなくなり、結構危ない形を作られました。コンビネーションで一日の長がある広島相手なら中盤で劣勢に陥るのは已むを得ませんが、降格圏内にどっぷり浸かった京都相手にこの試合内容はいただけません。

故障した細貝の代わりに啓太がボランチに入りましたが、ボールキープはハナから期待できず。おまけに柏木が酷く調子を落としていてボールロストを連発。両SHもドリブルで仕掛けるのが持ち味でボールを持てるタイプではありませんから、この中盤の構成ならどうしてもドタバタ感が漂いまくる試合になるかもしれませんが・・・ 

もっとも中盤の構成もさることながら、GK、CB、ボランチと「足元不如意な選手」がセンターラインを占めていていることもドタバタ感の演出に一役買っている感も。

劣勢に陥って已む無く堀之内を早めに投入し、柏木を前に上げましたが、残念ながら堀之内一人で立て直せる状況ではありませんでした。

それでも何度かあったカウンターのチャンスをしっかり決めていれば楽な試合になるところ、前半終了間際に原口がシュートをGKにぶつけてしまったのを始め、峻希、サヌと絶好機を決められず。終盤はエジ、サヌ、柏木、峻希と前目の選手が揃いも揃って足元が覚束ない状態に陥ってしまいました。

今年の浦和の終盤の弱さからすれば極めて危険な試合展開でしたが、浦和に覆いかぶさる暗雲を払拭したのが残り10分で投入されたポンテ。エジのパスを受けてエリア内へ突進。深い切り返し一発で簡単にDFを交わしてゴール右隅にきっちり決める千両役者ぶり!こういう選手がいつもベンチに控えていればやたらめったら終盤に勝ち点を落とすこともなかったでしょうに・・・

っちゅーか、ポンテの落ち着きが原口や峻希にあれば試合は早々に決まっていたのですが・・・

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---サヌ--エジ---
原口--------峻希
---柏木--啓太---
宇賀-坪井-堀之内-岡本
-----山岸-----

63分:原口→堀之内
82分:サヌ→ポンテ
90分:柏木→濱田

得点:25分 エジミウソン、90+1分 ポンテ

 良くない時間帯が長かったためか試合評は厳しいものになってしまいましたが、先制点は見事。柏木のくさびのパスからエジ→サヌ。サヌのシュートはいったんGK守田がブロックしたものの、こぼれ玉をエジが拾ってゴール。前節に続いてサヌがFW起用されましたが、エジとのコンビネーションは大幅に良くなり、良いボールが入れば確実にチャンスメーク。但しこの日は中盤の出来が悲惨でサヌには気の毒でした。

 ボールを持ったら倒れそうで倒れない脅威の粘り腰で3度ばかり見せ場を作った峻希とは対照的に、原口は好機を決められなかっただけではなく、相変らず周囲との連携が良くなく、強引にシュートを撃とうとしては簡単に弾き返されるの繰り返し。ポンテの復帰により真っ先に外されるのは原口で間違いないかと。

 出場停止明けの宇賀神も、前にいる原口の出来があんまりとはいえ攻守ともイマイチ。勝っているのに疲れている中で強引に飛び出してボールが取れず、案の定戻れなくなってしまうのはSBとしてどうかと・・・ どうもこのところ浦和の左サイドがほとんど機能しないのは気になります。

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---柳沢--デエゴ---
ドゥトラ--------中山
---安藤--染谷---
森下-水本--郭--渡邉
-----守田-----

49分:森下→中村太
58分:柳沢敦→中村充
70分:ディエゴ→金成勇

 峻希にチンチンにやられた左SB森下を早めに下げて中村太を入れたのが奏功して、後半は両サイドから反撃。残念ながら好機でのシュートがGK正面だったり、枠を捉え切れなかったりして無得点に終わり、降格が決定してしまいましたが、この試合だけ見ればそんなに弱いチームには見えませんでした。

 ただし90分持たない柳沢はともかく、ディエゴまで下げてしまう秋田采配は疑問。自己チュー的なプレーが目立ち、J2レベルでは大活躍だがJ1では通用しない選手の典型っぽいドゥドラを最後まで引っ張ってくれて浦和的には助かったような・・・

 さらに終盤はCBカクを前線に上げ、長身のキムと並べてのパワープレー。浦和のCBに高さがないとはいえ、単純な放り込みでやられるほど弱くはありませんから、これまた大助かり。両サイドから繰り返し愚直に攻め込まれたほうが嫌だったような・・・

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観客減少&グッズ売り上げ減という「お家の大事」を受けて、ついにレディア一家もコバトンに付き従って就労。

やればできる!

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2010.11.14

【閉店】京めん 壱慶@御徒町

 御徒町駅北口近くの「ますたに」がいつの間にか「京めん 壱慶」に衣替え。平日夜の往訪ですが、「ますたに」自体に往訪したのはかれこれ3年近く前。先客3、後客2。

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 全面ガラス張りの外壁とか、10数席ほどのくの字型カウンターだとかは「ますたに」時代と変わらず。券売機がないのも相変らずで、ラーメン(700円)を注文。麺の固さ、脂の量、辛さを選べるのも以前と同じで、麺堅めを注文。但し、以前はネギの量もオプションだったような・・・ 半ライスもサービスで付くようですが、夜なので辞退。

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 スープは鶏がらベースで表面にびっしり背脂が浮いていますがしつこさ、脂っぽさはさほどでもありません。また表面は背脂効果でやや甘めに感じますが、底に辛味のスープが溜まっていて、食べるに従って辛味が増してきます。

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 麺は細めのストレート麺。心持ち口当たりがざらざらしており、堅めにしたため粉っぽい感じもしますが、スープとの相性はまずまずで多目にのっている九条ネギを絡めながら食べるとさらに良し。

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 太めのメンマは大味で全く好みに合わず。他にペラペラのチャーシューが数枚。

 外観・システム・ラーメンの内容全て「ますたに」時代と寸分違わないように思いますが、なんで屋号が変わったのかが謎。日本橋の「ますたに」は健在のようですが・・・

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2010.11.13

【閉店】太麺堂@西早稲田

 高田馬場・馬場下交差点角。祝日昼に往訪。先客1、後客ゼロ。昨年期間限定との触れ込みで出店した時はえらい人気だったようですが、どういうわけかその後通年営業になって大行列もどこへやら。

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 東池袋の「黒なべ」とのコラボによる期間限定の「ブラック太郎ラーメン(780円)」を注文。並(150g)と大(225g)が同値段なので大にしてもらいました。

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 麺を前面に出した屋号ゆえ、てっきりつけ麺専門店だと思っていたのですがどうもそうではなさそうで、券売機のボタンは「太醤油」が最初。他に「油そば」や「つけめん」も用意

 店内はコの字型カウンター17席。コの字といっても間口が狭くて奥行きが深いタイプ。厨房は奥にあって様子は伺えず。

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「ブラック」を冠しているのでてっきり「富山ブラック」みたいなやたらしょっぱい品が出てくるのだと思っていたのですが、全くの杞憂。かえしに黒醤油、そして焦がしネギを多用してスープを黒っぽく仕上げているだけで、実態はやや渋めの濃厚とんこつ醤油といった感。焦がしネギは黒こげで香ばしさはどこかへ消えてしまい、彩りとしてしか役に立っていないような・・・

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 麺は断面が丸い極太。コシが強くて噛み応え、食べ応え十分。こってり度の高いスープに良く会います。

 多めに添えられた茹でもやしはさっぱりしすぎてこのラーメン内での存在感はちょっと微妙。大ぶりのメンマも好みじゃないし、チャーシューは厚めなのが嬉しいけれども、冷えているのがイマイチ。値段の割りにチャーシューの量が多めなので、香辛料を絡めたひき肉炒めは少々屋上屋を重ねた感がなきにしもあらず。

 具に難点があるとはいえ、スープと麺は気に入りました。通常メニューで再訪していみる価値大。

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【展望】10年第30節京都戦

・早いもので今年もまた「ファイナル5」の季節になりました。

・第15節浦和戦から秋田を監督に据えては見たものの、やはりというかなんというか、内部昇格とはいえ新米監督には下り坂を転がり落ちてゆくチームの立て直しは荷が重かったようで、就任から破竹の4連敗。続く湘南戦でようやく勝ち点1を上げたもののすぐに連敗モード入りし、初勝利はなんと22節神戸戦。しかし状態は全く上向かず、23節以降2分5敗。

・解任されたカトQは13節まで2勝4分7敗でしたから、成績だけ見れば、秋田新監督はチームを立て直すどころか、火に油を注いでいるかのよう・・・

・とはいえ、浦和も怒涛の3連敗で京都のことをあれこれ詮索する余裕なんて全くありません。もはやACL圏入りが現実的な目標ではなくなり、それどころか、気がつけば16位神戸が土俵際で粘りを見せているために未だにJ1残留が確定していないテイタラク。京都に引導を渡して、自らも楽になりたいところ。

・出場停止の宇賀神が戻ってくる他、ようやくポンテが全体練習に復帰しました。しかし、長らく試合に出ていないポンテをフィンケ監督はスタメン起用せず、後半の攻撃の切り札として温存する可能性が高いと思います。

・暢久が復帰しないようだとCB陣は坪井・堀之内の選択肢しかありませんが、広島戦後半の堀之内のヨレヨレ具合を見ると、ディエゴの個人技でぶち抜かれてしまう恐れが・・・ もはや勝たないとどうしようもない京都は引いてカウンター狙いどころか、序盤からバンザイ攻撃をかけてくる可能性も十分ありますし・・・

・一方広島戦でそれなりのパフォーマンスを披露した岡本ですが、90分持たずに交代を余儀なくされたのは不安材料で、宇賀神が戻るとなるとベンチスタート已むなしでしょう。

・ポンテをスタメン起用しないとなると前目は相変わらずの人員不足ですから、広島戦のスタメンと大差ないかと。

(予想フォーメーション)

---サヌ--エジ---
原口--------峻希
---柏木--細貝---
宇賀-坪井-堀之内-平川
-----山岸-----

※監督前日コメントを受けての追記

幸いなことに暢久が復帰濃厚な一方、細貝がまさかの負傷離脱。細貝は代表に召集されたあたりから調子を落としていましたから、結果的に良いタイミングでの休みになるのかもしれませんが、代わって出場するであろう啓太のパフォーマンスは長期離脱明け後さっぱり。試合勘をすっかり失ってしまったかのようで甚だ心配です・・・

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<前節:京都 3-4 川崎>

---デエゴ--西野---
ドゥトラ--------中山
---安藤--染谷---
森下-水本--郭--渡邉
-----守田-----

63分:西野→中村充
79分:森下→中村太
79分:安藤→金

得点:30分 ドゥドラ、85分:中村充、90+2分 金

・柳沢は出場停止。といっても秋田監督になってからは後半投入のケースが増えています。

・加藤監督時代は3バックと4バックを相手に応じて使い分けていましたが、いつの間にか4バックが定着した模様。

・中谷、鈴木慎、片岡といったベテラン勢は戦力視されておらず、角田もここ4戦スタメンを外れており、来年へ向けて早くも若返り? 

<前回:京都 0-4 浦和>

-----柳沢-----
--ドゥトラ---ディエゴ--
中村太-安藤-角田-渡邉
-森下--増嶋--水本-
-----平井-----

58分 中村太→中谷
62分 柳沢→宮吉
72分 ドゥトラ→金 成勇

・夏休み期間中とはいえ、平日の遠方アウェーでこの試合を見ていない赤サポも多いかと思いますが、どん引きの京都守備陣の前でだらだらボールを回すだけで行き詰まり感が漂いまくる中、突如サヌが豪快なミドルシュートをネットに突き刺して浦和先制!!! これが全ての試合でした。

・その後は前掛りになった京都がカウンターを食らいまくってズタボロに。バックパスをGK平井が空振りし、エジが半笑いで無人のゴールに流し込む一幕も。哀れにも平井はこの大失態の後、ベンチにも入れなくなってしまいました。

・京都は監督交代という劇薬を打って臨んだものの、最悪のスタートに。

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2010.11.12

湖北散策(6・了):多賀大社

湖北散策(5)から続く)

彦根 13:43 (近江鉄道 803) 13:58 多賀大社前

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ちゃんぽんに満足したところで、古くから「お多賀さん」として親しまれた多賀大社へお参り。

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首都圏の知名度は高いとは言い難い神社ですが、古事記にも「伊邪那岐大神は淡海の多賀に坐すなり」とその名が現れるほどの歴史を持ち、中世から近世にかけて伊勢・熊野とともに庶民の参詣で大いに賑わいました。

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多賀大社は特に長寿祈願の神として信仰されてきました。

豊臣秀吉は母の延命を祈願し、それが成就したとして社殿改修や多額の寄進を行うなど多賀大社との縁が深く、境内に正面にある石造りの太鼓橋(大僧正慈性により寛永15年〈1638年〉造営)は「太閤橋」の雅名でも呼ばれています。

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江戸時代の多賀大社は何度も自然災害に見舞われ、現在の社殿は1932年(昭和7年)に再建されたものです。

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多賀大社のお土産として有名な「多賀杓子」。この杓子でご飯を盛ると延命長寿の幸せを得ることができるとのことで、絵馬も杓子型。

元正天皇が重い病になられた時に、病気平癒を祈って多賀大社では境内のシデの木で飯杓子を作って祈願をこめて献上したところ、その杓子で食事をされた日から快方に向かったとの言い伝えが多賀杓子のもと。

多賀大社前 15:54 (近江鉄道 224) 15:59 高宮

高宮 16:08 (近江鉄道 804) 16:32 米原

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「ひこにゃん」の人気にあやかって作られた「いしだみつにゃん(左)」と「しまひこにゃん(右)」。どう見てもひこにゃんに比べて作りが甘いというか、中国製っぽいパチモノ感ありありなゆるキャラ。

なんで島左近や石田光成が猫になってしまったのかは謎ですが、関が原で敗れ、居城佐和山を乗っ取られた恨みを果たすべく、ひこにゃんの隙を始終つけ狙っているのでしょうか?

米原 16:54 (ひかり524号 328-71) 19:10 東京

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2010.11.11

六代目けいすけ@湯島

 湯島駅2番出口から春日通を東へ。平日夜に往訪。

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 さして広くもない店内に大小のカウンター・テーブルを所狭しと設置してキャパは結構ありそうですが、相変らずの人気店で往訪には7割くらいの入り。食べ終わる頃には外に2,3人行列ができていました。

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 店内に設置されたタッチパネル式の券売機で「肉盛りつけ麺・並(780円)」を注文。タッチパネル式だと他にどんなメニューがあるのか概観できないのが困り者。なお並だと麺の量は200gとさほど多くありません。

 接客係のネーチャンが何人もいてその声が店内にキンキン響いくため、出来上がりを待つ間も全く落ち着きません。

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 カウンターに貼ってある「食べ方」に従って、まずは肉を麺に絡めてパクパク。肉は甘めに味付けした豚バラ肉しょうが焼そのもの。麺は平打ち太麺。ぴろぴろ、ぷるぷるした口当たりながらも噛み応えは相当あって好みのタイプ。肉を絡ませながら食べるだけでもなかなかいけますが、これだと汁気がないので少々食べにくいのも確か。

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 そこで登場するのがつけダレですが、醤油ベースで表面は油脂たっぷり。しかも酸味が相当強くてやや苦手。麺と肉を絡める分にはまだいいのですが、麺だけ浸けて食べるとあんまり美味くないような・・・ 終盤刻み玉ねぎを入れると多少酸味が後退して食べやすくなりましたが、時既に遅し。

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 個人的にはつけダレをつけないほうがはるかにマシで、つけ麺じゃなくて汁無しそばの方向へ持っていったほうが良いような気がします。

 スープ割りはポットで提供。節系を中心とした和風出汁で美味しくいただけましたが、ラーメンで再訪するかどうか。っちゅーか、肉はしょうが焼きそのものなんで、それなら近所の日高屋で「しょうが焼定食」を食べたほうが安くて野菜も付いて来て結構なんじゃないかという禁断の疑問が・・・

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湖北散策(5):彦根ちゃんぽん

湖北散策(4)から続く)

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全国的な知名度は全くありませんが、彦根には独自のちゃんぽん文化が根付いています。

往訪したのは彦根駅前の「おかべ」。朝から城巡りで腹が減ったので「チャンポンライスセット(800円)」を注文。

駅前店なのに店内は全部テーブル席。4人掛けテーブルが10卓ちょっとと6人掛けテーブルも2卓ほど用意。既に10人ちょっとの客が入っており、その後も続々と客がやって来て空いているテーブルなんぞほとんどありません。客は結構年寄りが多い感じでしたが、いずれも地元客風。

店奥に厨房があり、厨房内にオッサンとオバハン。さらに接客係のオバハンが二人。後払い。

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スープはカツオ・昆布出汁ベース。表面にそこそこ脂が浮いていますが、脂っぽさは全くなくいたってあっさり。野菜から来ると思われる甘みが強く、なんだか鍋物の出汁みたい。

途中で酢を入れるのを推奨しており。確かに酢を入れると一段とマイルドな味わいになります。

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麺は普通のちゃんぽんよりも若干細め。またやや柔らか目でつるつるした食感。

具は豚肉とキャベツ、ねぎ、にんじん、もやしなど見た目は普通のちゃんぽんと変わりありませんが、炒めるのではなくスープと一緒に手鍋で煮込んで仕上げているとのこと。そういう作りゆえ、ますます鍋物にちゃんぽんの麺をつっこんだような気がします。

量はそこそこあるのであえてライスをつける必要はなさそうですが、高菜と昆布の漬物がついてくるのでお得感あり。

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2010.11.10

湖北散策(4):彦根城

湖北散策(3)から続く)

敦賀 7:47 (926M クハ520-3) 8:36 米原

米原 8:39 (935M クハ222-2022) 8:44 彦根

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一夜明けて近江国へ戻り、彦根城を見学。

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駅前に建つ井伊直政の銅像。徳川四天王の一人にして彦根藩の藩祖であり、その後井伊家は譜代大名にしては珍しく一度も転封がないまま幕末を迎え、大老井伊直弼を輩出したことでも有名。

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駅から彦根城へ向けて真っ直ぐ歩いてゆくと、最初にぶち当たるのが「佐和口多門櫓」。

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表門。

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彦根城は小高い山の上に築かれた平山城。コスト削減と工期短縮のために建物や建築資材を比較的近くの大津城、佐和山城、小谷城などから移築・移設したとの伝承が数多く残っています。

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鐘の丸から天秤櫓へと架かる廊下橋。往時は両側に壁があり、屋根も掛かっていて、中の人の動きが外からは見えないようにしてあったとか。

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天秤櫓。長い多聞の左右の端に2重2階の一対の隅櫓を構え、あたかも天秤ばかりのような独特な形をしていることからその名があります。長浜城から移築されたとの伝承も。

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太鼓門櫓。本丸へ向かうにあたっての最後の関門。これは石田三成の居城であった佐和山城からの移築だとか。

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国宝「彦根城天守」。尾張藩や越前藩など12大名による天下普請で建てられましたが3重3階地下1階と規模はさほど大きくはなく、しかも4重5階の大津城を縮小・移築したものと言われています。

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彦根まで来たら、「ひこにゃん」は外せませんね。築城400年祭が終わってかなり経ちますが、いまなおひこにゃんの人気は絶大。彦根城を訪れる観光客もまだまだ多いようで、天守入口には長蛇の列。

天守には一度登ったことがあるので、今回は割愛。

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本丸の西側にぽつんとある西の丸三重櫓。城内から見るとのっぺりしていて少々不格好ですが、外から見ると高石垣の上をしっかりと固めていてなかなかの迫力。これも小谷城から移築されたとの話あり。

彦根城を一通り廻った後は、楽々園、玄宮園と庭園で憩うのがお約束。

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2010.11.09

桃天花@三河島(2)

 三河島駅から尾竹橋通りを南へ。尾竹橋通りから若干東に引っ込んだ位置にあってやや判りにくいかも。日暮里駅から歩くと10分強くらい。平日夜に1年半ぶり2度目の往訪。先客ゼロ、後客1。

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 前回は「坦々つけめん大盛(850円)」だったので、今回は「担々麺(750円)」。食券を渡すと日本語がたどたどしい店員がなにやら問いかけてきましたが、「つけめんじゃなくてよろしいですか?」と言っていたみたい。券売機は左半分がつけ麺、右半分がらーめんといった構成で、決してつけ麺専門店ではないのですが、実際問題としてこの店でつけ麺以外のメニューを頼む人は少ないのかも。でも、寒くなるとつけ麺なんて食べる気が起こらないからなぁ・・・

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 スープは胡麻ダレが効いてなり甘め。全くと言っていいほど辛くありません。しかも胡麻ダレは底に溜まっているようで、ビジュアルを気にして香辛料を効かせた挽き肉炒めをちびちびつき崩しながら上層から食べたので、食べ始めはなんだか物足りなく、終盤になってやたら濃厚な味わいになってしまいました。最初からぐちゃぐちゃと混ぜるべきでした。辛さは標準・辛口・激辛と3段階で調整可能なので、せめて「辛め」にすべきでした。

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 もっともそもそも「坦々つけめん」を食べた時に大して辛くないのを確認してながら、それをすっかり失念していたのが良くないんですが(´・ω・`)ショボーン

 麺は浅草開化楼製のやや細めの縮れ麺。つけ麺とは全く違う麺を使っているようで、堅さは並ながら水分の少ないごわごわした麺で、担々麺向けとしてはどうかなぁ?

 確かにこの店はつけ麺のほうが良さそうです、

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湖北散策(3):敦賀ヨーロッパ軒

湖北散策(2)から続く)

敦賀の食といえば見逃せないのが「ヨーロッパ軒」。福井に総本店がありますが、敦賀にも何店か店を出しています。

敦賀ヨーロッパ軒の本店は敦賀港に比較的近い、かつては繁盛したであろう商店街の中に建っていました。

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本店は意外にも高層ビル!しかもその外観はレストランというよりラブホじゃないのか(笑)

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本店往訪時は夕飯にはやや時間が早すぎたこともあって、訪れたのは駅前店。店外まで香辛料の香りがつーんと漂ってきます。玄関前に風除けがあるのは北国仕様。

店内はテーブル席が主体ですが、レストランなのに小上がりがあったりします。先客10名程度で地元客と思しき方と観光客っぽい方が半々。後客も三々五々。

カツ丼専門店ではないのでメニューは盛りだくさんですが、「カツ丼(840円)」がトップメニュー。もちろんそれを注文します。カツ丼と見た目がそっくりのパリ丼というのがありますが、小判型なところを見るとメンチカツなのかも。またエビ丼もありますが、これもソースベースなのかなぁ・・・ 親子丼までソースベースではないと思いますが。

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丼の蓋が閉まらず、丼からはみ出しそうなカツ! 福井のヨーロッパ軒ってこんなに量はなかったような・・・ おしんこが2切れ付いてきました。

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ある程度カツを片付けないとご飯にたどり着けないので、ひとまずカツをがぶり。スパイスが盛んに鼻を刺激します。味はウスターソースにさっと潜らせただけのようで最初は物足りない感じもしますが、量が多いのでかえってあっさり目のほうが食べやすいのと、なにより少々堅めのカツそのものを味わえて結構。でもテーブルにソースが置いてあって、これをかけちゃう人もいるんでしょうなぁ・・・

丼一杯に詰められたご飯にもさっとウスターソース。底にソースが溜まらず、割と一様にソースがかかっているってさすがはプロの仕事。

ただ野菜類等箸休めになるものが全くなく(おしんこはしょっぱくて箸休めにはちょっと力不足・・・)、ソースカツとしてはあっさり目で美味いとは言え若干しつこめで単調な味付けのものを食べ続けていると、カツ2枚を食べ終えたあたりから急速に飽きがきてしまいました。夜だと「ミニカツ丼」で十分かな?

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2010.11.08

【観戦記】10年第29節:広島 2-1 浦和

またしても終了間際の失点で敗戦。この日一番の活躍だった岡本が足を攣って離脱した時点で浦和の勝ちの目は限りなく薄くなり、とはいえ中3日の広島も終盤は疲労の色は隠せず。従って1-1のドローで終わってしかるべき試合でしたが、中盤でのミスを機にあっという間に最前線の寿人へボールを送られ、飛び出したGK山岸は簡単に交わされて致命的な失点を喫し、直後に試合終了。心が折れるような負けっぷりでした。

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前半はなんとか先制したとはいえほぼ防戦一方。後半は一応持ち直したものの、PKと思われたサヌへのチャージがなぜか流された他、エジがGKとの1対1を決められなかったり、壁パスでフリーでエリア内に突入したサヌや岡本がシュート精度を欠いたりと、決定機を逃しまくって勝ちきれず。

前目が怪我人だらけでサヌをFW起用する奇策(といってもサヌにとって左SBよりは本職に近いんですが・・・)を打たざるを得なかったのに加え、しかも暢久がなんと前日練習の最後の最後で負傷しまい、CBに急遽堀之内を起用。最終ラインのレギュラー3人(暢久・スピラ・宇賀神)を欠く非常事態。これでもなんとか試合の形になることにはある意味感心しますが、守備の脆さは如何ともし難かった様子。

決定機の数は似たようなものだったかと思いますが、守備陣の崩れっぷりは浦和のほうが凄まじく(後半半ば以降堀之内は立っているのが精一杯で長いボールを蹴れなくなってしまったのがなんとも・・・)、広島のパスミスに随分助けられてスコア上は競った形になっただけのような・・・

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広島は言うまでもなく左WBミキッチのドリブルが脅威。前半SH原口は終始守備に忙殺されて最終ラインと一体化。さらに広島はミキッチを追い越してDF森脇が盛んに攻撃参加(その間は森崎和が最終ラインへ)。この森脇への浦和の対応が実に曖昧で、浦和の左サイドは常にやられ気味。しかもその左サイドに注意が行き過ぎて右サイドのWB山岸なりDF槙野なりがどフリーと浦和守備陣はいつやられても不思議はない惨状。

サイドがやられまくるので怖くなって急造DFラインが下がるのか、DFラインが下がるので中盤のプレスが効かずにサイドを効果的に使われてしまうのか、その辺の因果関係ははっきりしませんが。

またこの日ははっきりとした2トップで普段より中盤が薄くて両ボランチに負担がかかったのは一目瞭然。しかも細貝はコンディションが良くないのか一歩目の動きに鋭さが無く、これも前半浦和劣勢の一因に。もっとも浦和の先制点はサヌが広島最終ラインにプレッシャーをかけまくっていたところに細貝が飛び込んで槙野(?)をなぎ倒したところからでしたが。

広島が肝心なところでミスを連発してくれるので前半はなんとか無失点で折り返せましたが、後半早々原口の裏に走りこんだミキッチにパスを出された時点で半ば勝負あり。その折り返しを李がズドン! 敵ながら惚れ惚れする美しいゴールで、同じ負けるならこんな感じにバッサリやって欲しいもの。もっとも李をフリーにした浦和CBは困ったものですが・・・

この日の原口の出来は酷いもので、守備に忙殺されて持ち味をだせないのはともかく、左SBに回った平川との連携はあって無きがごとし。たまに攻めたかと思えばカットインして跳ね返されるの繰り返しで、途中で啓太に代えられたのも無理はありません。

啓太投入後、サヌが左SHに回り、柏木がトップ下へ。これで左サイドの守備は多少マシになりましたが、最前線でそこそこの働きをしていたサヌの位置が下がったために、浦和の攻撃は次第に手詰まりに。右SB岡本の攻撃参加に唯一可能性を感じました。特に峻希との連携の良さは出色。何の連携もない左サイドとは対照的。しかしその岡本が足を攣って濱田との交代を余儀なくされた時点で浦和の勝ち目はほぼゼロに。

先制された広島は後半頭からいきなり高柳に代えて寿人を投入。両サイドからのクロスに素早く反応する寿人は怪我明けといってもなかなかの脅威。同点に追いついた後も板子一枚状態の浦和守備陣を両サイドから、あるいはスルーパス一発で盛んに攻め立てましたが、その後投入された山崎の出来がイマイチなせいか、あるいは中3日のタイトなスケジュールの影響が出たせいか、こちらも次第に攻め倦みに。

 従って引き分けで終わると思ったんですがねぇ・・・

 怪我人の多発と終盤の粘りの無さ。今季浦和の不振の原因はこの2つに集約されそうですが、どちらも監督を代えたところでどうなるというものではなさそう。

 怪我の多発については試合中あるいは練習中の接触・交錯による避けがたい怪我が多くて不運な点もありますが、セルのように筋肉系の怪我を繰り返している者に対しては監督云々以前にクラブとしてやるべきことがあるでしょう。

 粘りの無さについては、メンタルの問題に起因するところ大。可能性大だが経験の乏しい若い選手と監督の要求をこなすのに一杯一杯で心に余裕が無いベテラン選手だらけという選手構成ゆえなのかもしれませんが、この辺は中堅どころの補強に頼るのが即効的かも。

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---サヌ--エジ---
原口--------峻希
---柏木--細貝---
平川-坪井-堀之内-岡本
-----山岸-----

62分:原口→啓太
84分:サヌ→高崎
86分:岡本→濱田

得点:31分 エジミウソン

 怪我人だらけで試合経験豊富な控え選手が啓太しかいない状況下で監督の打つ手は限られますが、残念ながらその限定的な手も効果的とはいい難く、劣勢を覆すには至らず。攻撃に多くを期待できない啓太はせめて中盤の汗かき役になってくれればいいのですが、もはやかつてのような運動量は望めない(あるいはどこへ動くべきなのか迷いまくっている)ようで、スカスカの中盤を埋めきれず。

 それでも啓太はまだマシで、絶望的だったのは高崎。二人がかりのプレスを受けて柏木が苦し紛れに出したパスを受けた高崎はいきなり転倒。相手DFのファウルを盛んにアピールしてましたが、そんなことをしている暇があったら守備についてボールを追えっちゅーねん。その後主審になにやら抗議してくだらないイエローを頂戴。急遽FW起用されたサヌがエジとの連携は完成にほど遠い出来ながら、それなりのパフォーマンスを示した以上、今後もはや高崎の出番はないでしょうし、オフの補強如何では来季浦和にいることすら難しいかと。

 岡本が足を攣って右SBに投入されたのはなんと濱田。とにかく1対1だけは負けるなという指示くらいしか貰っていないのではないかと思われるプレーぶりでしたが、やっとこさ掴んだチャンスを生かせず。

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-----李------
---高萩--高柳---
山岸-和幸--青山-ミキ
--槙野-中島-森脇--
-----西川-----

HT:高萩→寿人
60分:高柳→山崎
79分:李忠成→森崎浩

得点:51分 李忠成、90+1分 佐藤寿人

 

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2010.11.07

麺屋33@神保町(2)

 神保町駅から白山通り(右側)を北へ。平日夜に往訪(2度目)。先客8。その後も三々五々客がやって来て、店内はほぼ満席を維持。

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 通りに面して小さな券売機があり、前回は「丸鶏旨味そば醤油」だったので、今回は「丸鶏旨味そば塩(700円)」を注文。

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 並盛(150g)と中盛(200g)が同値段なので中盛に。店に入る前に「並盛りにしますか?中盛にしますか?」と聞かれ、さらに「温かい麺になりますが」と念を押されましたが、他の客はほとんどつけ麺を食べていました。

 店内は狭小で手前にI字型カウンター7席。さらに店奥にボックス席がありました。厨房内には若者が2人、そしてカウンター外で接客に当たっているのが店主なんでしょう。接客態度はいずれも申し分なし。カウンターの椅子が高い上に硬くて、なんとも落ち着かないのには参りましたが(苦笑)

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 品名通りスープは鶏ベース。醤油と比べると一段と表面の脂が目立つ他、魚介系出汁が強めに出ているように感じました。醤油は海老臭がしなかったはずですが・・・塩だれは強くもなく、弱くもなし。

 麺は細めのストレート麺。前回食べた時はパサパサ、ポキポキした食感でスープの絡みがよくないのが気になりましたが、今回はつるつるした口当たりながらコシがしっかり保っているといった感じ。しかもスープの絡みも文句なし。

 具は堅め・薄味の鶏チャーシュー、豚バラチャーシュー、カイワレ大根、刻みネギ、そして大ぶりのメンマ。

 値段も学生街に合わせて抑え目。これなら人気店になるのも当然でしょう。

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2010.11.06

創新麺庵 生粋@池袋

 池袋西口五差路を渡って、丸井向かいの場末臭漂う飲み屋街の一角。平日夜に数年ぶりに往訪。前回来た時はもうちょっと風俗街色が強かったかと記憶していますが、風俗店が目立たなくなった分、賑わいもなくなってしまった様子。

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 店内の券売機で「正油そば(650円)」を注文。他に「塩」「石焼麺せいろ」「つけめん」等々。

 店内はくの字型に近いコの字型カウンター11席。先客8、後客1。居酒屋然とした白熱電灯が目立つ薄暗い店内は従前と変わらず。厨房内にはスタッフが2人。

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 広口で底が浅い丼で出てきました。

 ここは出汁ではなくかえしに秋刀魚を加えていることで有名。誰が食べてもはっきりと秋刀魚だと判るくらいの生臭さゆえ、好き嫌いがはっきりを分かれる一品。個人的にはかなり苦手の部類に入りますが、久しぶりに食べてみると生臭さはかなり抑えられているように感じました。煮干しだと海老だの、出汁に魚介類を多用する店が増えて生臭さになれてしまったせいかも知れませんが・・・

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 秋刀魚のほうは許容範囲内でしたが、残念なのはスープがぬるかったこと。麺は細めのストレート麺でしたが柔らか目で、スープとの相性は悪くはありませんが好みに合わず。

 チャーシューは脂身がほとんどなくて堅いタイプ。他に刻みネギ、水菜、メンマ、海苔。

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【展望】10年第29節広島戦

・磐田戦、山形戦と痛恨の連敗を喫して迎える広島戦。広島はナビスコ決勝を120分戦い、しかも逆転負けを食らってから長距離移動付きの中3日で、コンディション上はどこからどう見ても浦和が有利。従って、ホームゲームであっても浦和相手には引いてカウンター狙いに徹してくる可能性は十分にあります。

・お疲れメンバーが多い中、怪我明けの佐藤寿人や、このところスタメンから外れているストヤノフをスタメン起用するのかどうかが見どころ。

・一方の浦和は宇賀神が出場停止。山形戦で途中退いたサヌは全体練習に戻った一方、セルが練習で怪我をしたとの報も。達也やポンテは依然復帰ならずと相変わらず苦しいメンバー構成。セルが小破したまま復帰できないとなるとトップ下の面子が足りません(積極的にドリブルを仕掛けてはボールを失いがちな梅崎はトップ下には不向きでSHが適任)から、やむなく柏木を上げて

-----エジ-----
原口---柏木---峻希
---細貝--啓太---
サヌ-坪井--暢久-平川
-----山岸----

といった感じでしょうか? サヌが不調なら平川が左SB、岡本が右SB。 でもこのボランチだと前線に縦パスが入らないんだよな・・・(´・ω・‘) ショボーン

・ナビスコ杯で広島はセットプレーに弱いところを曝け出しましたが、浦和はセットプレーで点が入る気がしないんで、広島の弱点を突けないのがいやはやなんとも・・・・(´・ω・‘) ショボーン

<前回:浦和 0-1 広島>

-----寿人-----
---山崎--森崎浩--
服部-中島--青山-ミキ
--槙野-スト-森脇--
-----西川-----

62分:山崎→高萩
69分:青山→横竹
75分:槙野→丸谷

得点:72分 槙野

後半半ばまで自陣でブロックを作る広島に対してボールを支配する時間こそ長いものの、これといった決定機は作れず。

後半半ば以降は急速に消耗し、寿人→槙野で完璧に崩されて失点。それでもまだかなり時間は残っていましたが浦和に反撃する力は無く、なすすべなく敗戦。昨年夏の再現フィルムを見ているかのような試合内容で、試合終了後に激しいブーイングが選手達に浴びせられたのも無理はありません。「高原コール」は趣旨不明でしたが。

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2010.11.05

湖北散策(2):敦賀散策

湖北散策(1)から続く)

河毛 13:20 (3448M クモハ223-2050) 13:35 近江塩津
近江塩津 14:04 (3454M クモハ223-3019) 14:17 敦賀

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小谷城&姉川古戦場を廻った後は、北陸本線を北上して敦賀駅へ。朝から雲行きが怪しかったのですが、到着した時点でとうとう雨になってしまいました。

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敦賀駅前に建つ「都奴賀阿羅斯等(つぬがあらしと)」の像。なんか駅に降り立った人に気軽に挨拶をしているオッサンのようにも見えますが、日本書紀にその名が見える、朝鮮半島任那国の王子が来着したことを踏まえたもので、敦賀の地名はこの王子に由来するとか。

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駅からだらだらを坂を下ったところに「気比神宮」。

現在の元気がない敦賀の街からは想像し難いのですが、敦賀は京都から北陸へ、そして日本海を渡って海外へと向うにあたっての交通の要衝として古くから重要視され、気比神宮も海陸交通の要衝を扼する神として上古から崇敬されてきました。

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代々朝廷の崇敬を受けてきましたが、戦国時代に越前朝倉氏についたため、1570年(元亀元年)織田信長の越前攻略により、社殿焼失、社領没収の憂き目にあって一時社勢は衰退。

江戸時代に福井藩祖の結城秀康によって再興され、その後福井藩や小浜藩の保護を受けて今日に至っています。

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風雨が強まる中、敦賀港へと歩いて「旧敦賀港駅舎」を見学。1999年に開催された「つるがきらめきみなと博21」のシンボルの一つであり、シベリア鉄道経由でヨーロッパ諸国と繋がる「欧亜国際連絡列車」の発着駅として賑わった時代の敦賀港駅駅舎を再現したもの。

ただし、元の場所とは全く異なる場所に建てられている上に、「再現」といっても戦災で駅舎の正確な資料が残っておらず、なんとも微妙な旧駅舎・・・

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赤レンガ倉庫が残っているのは歴史ある港町ならでは。上写真は1905年(明治38年)に紐育スタンダード石油会社によって建設された石油貯蔵用の倉庫。

観光・商業施設として立派に整備された舞鶴や函館の赤レンガ倉庫と比べると外観を見るだけなのが残念。

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金ヶ崎城。越前朝倉攻めに邁進した織田軍が、浅井家のまさかの裏切りによって一転して窮地に陥った舞台として有名。

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金ヶ崎城址の麓には金崎宮が建っています。随分と商売っ気満々な神社ですが。

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雨をついて金ヶ崎城址にも登ってみましたが、眼下には工業港・・・(´・ω・`) ショボーン もっとも城址といっても敦賀湾に突き出した小高い丘といった程度のもので、さして面白いものでもありませんでしたが。

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2010.11.04

【閉店】山桜桃@高田馬場

 高田馬場駅から早稲田通りを西へ。札幌に本店がある人気店(もともとは琴似に本店がありましたが、再開発に伴い09年8月末に閉店)で、首都圏へは初進出のようですが、人気店「純連」と「ぼたん」の間という、怖いもの知らずみたいなところに出店。日曜夕方に往訪。先客3、後客1。屋号は「ゆすら」と読みます。

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 券売機はなく、メニュー先頭の「とんこつしお(700円)」を注文。他に「しょうゆ」「みそ」「辛みそ」といったメニューが並び、50円高い「辛みそ」がお勧めとのこと。

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 店内はI字型9席のみ。キャパは小さいのですが、席間といい、背後のスペースといい、割とゆったりとした造り。厨房内にはオヤジが2人。

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 広口で底が浅い丼で出てきました。

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 白濁したとんこつベースの塩ラーメンなんで「山頭火」とやや似た風ではありますが、甘ったるくてしつこい「山頭火」とは対照的にここのは薄味。ただ塩ダレが控えめなのはいいのですが、出汁の旨味がしっかり出ているとは言いがたく、単に水っぽいだけのような・・・無添加だそうですが、それが良いほうに出てはいないような・・・

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 麺はやや細めで縮れまくり。残念なことに茹で過ぎのようで全く好みに合わず・・・「サッポロ一番の麺に似ている」との世評は確かに言い得て妙。スープがスープなんで相性以前の問題。

 チャーシューが変わっていて、ほぐし肉みたいなのと、トロ肉の2種類が多目に入っています。これらが濃い目に煮込まれていて、麺に肉を絡めながら食べるとまずまず。それを前提にスープを薄めに作ってあるのかもしれませんが、トロ肉の脂がどうにも苦手・・・ 他に刻みネギとナルト。

 個人的に相性最悪で非常に残念でしたが、相性の悪さを割り引いたとしてもこれで超激戦区を生き残るのは難しいような・・・ 

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【観戦記】10年ナビスコ決勝:磐田 5-3 広島

・面白いサッカーをしているが勝負弱い。ACLグループリーグでもしばしば垣間見られた広島の勝負弱さがカップ戦決勝でまたしても顔をのぞかせてしまいました。

・前半先制を許しながらもミキッチ、山岸の両WBの奮戦で前半終了間際から後半開始早々にかけての短い時間で逆転。

・その後森崎浩→青山敏と守備的と目される交代を早めに打ち、さらにミキッチ→横竹で完全に守備固め。李を1人だけ前線に残し、5バックでどん引きの構えで逃げ切れれば面白い上に現実的なサッカーとして称賛を浴びたでしょうが、終了間際にセットプレーで追いつかれてしまいました。広島がセットプレーに弱いのは何度か証明済み。那須をフリーにしたのは論外だし、ポロリのGK西川もA代表としてはちょっとどうかなぁ?

・広島はミキッチを下げたのが仇となってその後は攻撃の形を作れず。延長に入ると磐田より先に足が止まって、前線の李にボールを送ってもその後のフォローが極めて緩慢になってしまいましたから広島の勝ち目は薄いと思いながら見ていたところ、磐田の逆転ゴールはまたしてもセットプレーから。

・これで広島の守備バランスは完全に崩れてしまい、立て続けに2失点。広島も槙野がFKで1点返し、さらに終了間際にどう見てもダイブ臭いPKをゲットして槙野が背面PKを試みたものの、ものの見事に失敗。第三者的には大笑いな大団円でした。っちゅーか、槙野は良くない意味で目立ちすぎのような・・・

・広島のサッカーは浦和のサッカーに近いというか、浦和の進化系と目されるんだけれども、ボランチ、あるいは最終ラインからサイドの高い位置にいる選手への大きな展開なんて浦和にはないからなぁ・・・(´・ω・`)ショボーン

・ミキッチのねちっこいドリブルは脅威。1点目をお膳立てした2、3人を振り切ってのクロスは見事。広島には珍しくボールを持ちたがる選手なん諸刃の剣だとは思うけど。

・広島の選手交代はどれも効果的とは言いがたかった(特に横竹がなぁ・・・)のに対し、磐田は延長戦になって後半投入の菅沼&山崎が活きました。まぁそれ以前に前田様々ですが。

-----李------
---高萩--高柳---
山岸-和幸--浩司-ミキ
--槙野-中島-森脇--
-----西川-----

46分:高柳→山崎
56分:森崎浩→青山
78分:ミキッチ→横竹

得点:43分 李、48分 山岸、105分 槙野

---前田--ジウ---
船谷---------西
---上田--那須---
脩斗-康珍--古賀-康裕
-----川口-----

49分:イガンジン→大井
60分:船谷→菅沼
77分:ジウシーニョ→山崎

得点:36分 船谷、89分 前田、102分 菅沼、104分 山崎、109分 前田

・磐田は前線への放り込み一辺倒だった先の浦和戦とは違って、中盤をしっかり作ってサイド主体の攻撃。広島は守備時には4バックないし5バック気味になって対応するものの、結構サイドをやられていました。

・山岸に食らった2失点目は、イガンジンが故障して大井を用意したものの、交代が間に合わなかったのが遠因かも。

・3失点も喫した割には、守備組織が破綻している印象はあまりなく、広島がボールを保持しても低めの位置にブロックを作る磐田守備陣の前でボールを回すしかなかったような・・・寿人がいたら磐田最終ライン裏の狭いスペースを突けたのでしょうが、高柳→山崎で早々と無駄なカードを切ってしまったため、寿人の出番はなし。

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2010.11.03

新潟濃厚味噌 弥彦@幡ヶ谷

京王線幡ヶ谷駅北口から甲州街道を東へ。

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提供するらーめんに応じて3ブランドを使い分けている「我武者羅」の土・日バージョン。

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 日曜昼に往訪。店内はI字型カウンター9席がちょうど満席で店内でしばし並び。その後2人が行列に加わり、その後もちょろちょろと客がやってきて、食べ終わった頃でも2、3席空きができたくらい。

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 入口脇の券売機で濃厚味噌ラーメンに相当する「越後味噌剛麺(800円)」を注文。他に「つけめん」「カレーらーめん」「カレーつけめん」など。

 極太麺なので茹で時間が長く、しかも一度に作れるロット数が少ないせいか、並びに20分、さらに席に着いてから10分弱は要しましたでしょうか。

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 新潟の「割りスープ付き濃厚味噌らーめん」は新潟駅南の「東横」で一度経験済みで、「やたら濃いだけで一度食べれば十分」とあまり良い印象を持っていなかったのですが、この店のは良い意味で予想を裏切ってくれました。

 割りスープを入れずに試食してみましたが、割らないと食べられないほどの濃さではありません。味噌はやや辛目。しかも糸唐辛子が入っていることもあって全体にピリ辛風。

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 極太麺はざらざらした口当たりながら食感はもちもちしていて、濃厚スープがべっとりと絡んで食べ応え十分。麺に黒いぽつぽつが見えましたが、何でしょうか?

 角煮は味が濃すぎてイマイチでしたが、細かく刻まれた茹で白菜がたっぷり入っているのと大ぶりのメンマが良い箸休め。2切れだけですが、別皿で添えられた生姜もこれまた箸休めに最適。

 ニンニクの芽や刻んだニラも目立ちますが、いかんせんスープがスープなんで味わい上はあまり関係が無く、彩を添えているだけかも。

 一通り食べ終わったところで白濁豚骨ベースと思しき割りスープを投入してスープを堪能。味わいがマイルドに変わって実に美味い。底にたまっているひき肉をサルベージしながらだらだらとスープを味わいましたが、いかにも体には悪そうなんで半分は残しました。

 あえて苦言を呈するとすれば、やたらでかいレンゲは実用性に乏しくて、単に邪魔になるだけのような・・・

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2010.11.02

【閉店】七琉門@神田

神田駅南口から交差点を渡って、「野郎ラーメン」等へ向う道に入って最初の路地を左折。飲み屋街の一角にあるやや判りにくいところに立地。奥に「そら」あり。平日夜の往訪。屋号は「なると」と読みます。先客3、後客2。

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 メニューは「らーめん」と「つけめん」が基本。それ以外に「あえ麺」を始めた模様。入口脇の券売機で「らーめん小(650円)」を注文。らーめんは小で200g、中・大は100gずつ増えて100円増し。つけめんは小が250gで、中・大は同じく100gずつ増えて100円増し。食券を渡すといきなり「ニンニク入れますか?」と聞かれましたが、それ以外のオプション(麺の堅さ、脂、野菜等)は聞かれず。またそういうオプションがある旨の貼り紙の類もありません。

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 店内はL字型カウンター10席ほど。厨房内には若者が1人いるだけかと思ったのですが、後から女性アシスタントがやってきました。なお若者は「ぽっぽっ屋」のTシャツを着ていましたが、当店と「ぽっぽっ屋」の関係は不明。

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 外見は「二郎パクリ系」っぽいのですが、茹でモヤシを主体とする野菜の盛りが少々寂しい上に、豚しゃぶみたいな薄くて柔らかい肉を乗せているあたりに特色があります。肉の上にはなぜか一味唐辛子が少々。

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 またスープは単なる醤油とんこつではなく魚介系交じり。もっともニンニクが混ざると魚介系の味わいなんて吹き飛んでしまいますが、細かい背脂がかけられているとはいえ脂分はさほど多くはありません。かえしはやや甘め。

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 麺は浅草開化楼製の緩く縮れた平打ち太麺。歯応え、食べ応えとも十分でスープとの相性は文句なし。

 「二郎」だと思うとかなりがっかりする出来かもしれませんが、そういうのが好きは人は近隣の「野郎ラーメン」に行けばいいだけの話で、「二郎パクリ系」のように見えてかなり違うこのラーメンは結構気に入りました。

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湖北散策(1):小谷城

小谷城・彦根城を中心に湖北&敦賀市街を巡った際の記録です。

東京 6:16 (のぞみ3号 786-714) 7:53 名古屋
名古屋 7:56 (こだま695号 725-540) 8:26 米原
米原 8:40 (8137M クハ520-2 8:50) 長浜
長浜 8:55 (3200M クハ222-2014) 9:02 河毛

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新快速が頻繁にやってくる長浜より北となると、同じ滋賀県内といえども列車本数も車両数もがた減り。全く持って寂しい限りで河毛駅なんて無人駅じゃないか思ったのですが、意外や意外、立派な駅舎。駅舎というより実態は限りなく公民館ですが。

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駅前には浅井長政とお市の方の像。 このあたりは来年の大河ドラマ「江」の舞台であり、さぞかし観光客で賑わうことでしょう。

河毛駅でレンタサイクルを調達。受付には当方を含めて3人やって来ましたが、3人とも小谷城見学目的。パンフレットを2冊もらって、簡単な道案内を受けて出発。2人は女性でしたが、歴女ってホンマにおるんですねぇ・・・ 山では姿を見かけなかったから麓の資料館だけ見て帰っているんでしょうけど。

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小谷城歴史資料館脇の登山口から追手道ルートで登城開始。

小谷城は歴史好き・城跡好きがやってくるのみならず、ちょっとしたハイキングコースにもなっているようで、中高年のグループがしばしば往来。

20人ばかりを率いたガイドに話しかけられ、「どこから来た?」「どこまで登った?」「他にもどの山城行った?」とか散々話の相手をさせられたあげく、「こちらが埼玉から来たお客さんです!」と一同に紹介ってワシは見せもんかっちゅーねん??? 

っちゅーか、知らない人に気安く話しかけるって関西人の特技であり、ある意味難儀なところなんだよなぁ・・・「大嶽まで行かんと」ってワシは山登りが趣味なわけやないからのう。

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木々はきっちり伐採されて、道そのものは広くて迷いようがないのですが、階段を設けたところはほとんどなく(金吾丸の上り下りくらい)、土が剥き出しになっているところも結構多くて雨上がりは非常に滑りやすいのが難。

大河ドラマの舞台になることが決まっているためか、案内板設置用と思われる木杭をあちこちで見かけました。

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麓から登る人なんてほとんどいなくて、番所あたりまで車でやってくるのが当たり前。あるいは滑りやすい追手道を回避してか、車道を歩いて登ってくる人もちらほら。

帰りはいかにも滑落しそうな追手道を嫌って車道を歩いて戻りましたが、資料館とは随分離れたところに降りてしまうので、それはそれで難儀。

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本丸の下に広がる桜馬場。浅井一族の慰霊碑も。

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本丸。小谷城は本丸より奥に、中丸、京極丸、小丸、山王丸と曲輪が続いており、さらに本丸と中丸の間に大堀切が設けられているのが特徴。

羽柴秀吉は、清水谷の急傾斜から京極丸を急襲して陥落させ、本丸を守る浅井長政と小丸を守る長政の父・久政を分断させることに成功し、難攻不落と言われた小谷城攻略を果たしました。

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大石垣。通常の見学ルートからは微妙に外れているので見落としがちですが、小谷城遺構見学には欠かせないポイント。

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2時間ほど山中を歩きまくった後はがっつりと昼食といきたかったのですが、北国街道を行けばなんかあるだろうと希望的観測も空しく食事処は全くなし。やむなくコンビニで昼食(´・ω・`)ショボーン

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織田・徳川氏と朝倉・浅井氏が激闘を演じた姉川古戦場。小谷城からは案外遠く、しかも小谷城巡りでかなり足にダメージを負ったようで、平坦な道にも関わらずペダルが重いのなんの。

しかも城跡と違って古戦場は特になにがあるというわけでもないから、相当妄想を広げない限りそんなに面白いもんじゃないんだよなぁ・・・(´・ω・`) ショボーン

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2010.11.01

【閉店】麺や 勝@荒川遊園地前

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 都電・荒川遊園地前電停から線路南側を王子方面へ少し戻る。JR尾久駅から北へ歩いても5分強程度。平日夜に往訪。先客ゼロ、後客1。

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 入口脇にある小さめの券売機で「らーめん(600円)」を注文。塩・味噌・つけ麺・油そば等々、メニューはなんでもあり。

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 麺は中細麺、平打ち麺、中太麺を選択できるようですが、デフォルトの中細麺で。味噌やつけ麺でも麺タイプの変更が利き、客の細かい要望に応えています。

 店内はL字型カウンター12席。最近出来た店ではなさそうですが木を多用したカウンターに傷、汚れはほとんどなく、リニューアルしたのかもしれません。厨房内にいらっしゃるのはご夫婦でしょか。カウンターとの仕切りが高いので中の様子は窺えず。

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 広口かつやや大きめの丼で出てきました。スープは節系を中心とする魚介系。丼の縁にうっすらと魚粉がついていますが、魚粉のざらつきはほとんど感じず、動物系の出汁や脂は控えめなこともあってややあっさりした印象。かえしはやや酸味が強めかな?。

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 麺は中細麺というにはやや太目の印象。つるつるというよりは、わずかにざらつきのある口当たりで堅め。しかもプツン、プツンと噛み切れるような食感。スープの絡みは良好。

 具は丸いバラ肉チャーシューと細めのメンマ、刻みねぎ、海苔。

 特にこれといった面白みはないため、遠くから食べに来るようなものではありませんが、逆に言えば近所の方がしょっちゅう食べに来ても飽きが来ないであろう一品。尾久界隈は競合ラーメン店がなきに等しい状態なので、地元民のニーズに応えながら長持ちしそうな店だと思います。

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【観戦記】10年第18節:浦和L 0-3 日テレ

 ぐうの音も出ない惨敗。攻守とも全く良いところなし。西が丘でのカップ戦決勝の激闘、そして続くリーグ戦の大勝はいったい何だったのかと訝しくなるほど、圧倒的な実力差を見せ付けられての敗戦でした。

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 この日のフォーメーションはいつもの4-2-3-1ではなく、4-2-1-3に近い感じでしたが、これが全く機能せず。早い時間帯から中盤が崩壊して全くボールが前に進まずに防戦一方。厳しい日テレのプレッシングを楽々交わせる選手は誰一人としていませんでしたが、特に岸川には辛かったかなぁ・・・ 

 故障した土橋に代わって右SBには森本が入りましたが、不思議なことに終始高めのポジション取り。攻撃力のない森本が盛んに攻撃に絡もうとするのが不可解でしたが、失点はその右サイドをものの見事に突かれたもの。折り返しをきっちり岩渕に詰められて早々と失点。

 後半は岸川に代えて窪田を入れ、さらにフォーメーションを4-2-2-2に代え、前半よりは多少マシになりましたが、代わって入った窪田の出来が最悪でパスミスを連発。あげくの果てに致命的な2失点目を食らうきっかけを作ってしまいました。

 その後は全くサッカーにならず。まるでトップチームの2008年最終戦を想起させるような惨状で試合終了。

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(スタメン)

北本---荒川---堂園
-----庭田-----
---柳田--岸川---
熊谷-矢野--西田-森本
-----山郷-----

(後半開始)

---北本--荒川---
堂園--------柳田
---庭田--窪田---
熊谷-矢野--西田-森本
-----山郷-----

HT:岸川→窪田
61分:森本→岩倉(岩倉=左SH、堂園=右SB)
82分:堂園→松田

 この試合を見ると、浦和の中盤の弱さ、特に高橋が引退したボランチの穴を埋められなかったことが優勝を逃した主因かと。序盤は庭田&藤田、中断期間を挟んで突如窪田をボランチにコンバートして柳田とのコンビ。ところがこれも長続きせず、庭田&柳田になったかと思えば最後は柳田&岸川。要のポジションがこれだけ迷走するとチーム力の積み上げは難しいでしょうな。

 あと、ほとんど機能したためしがない北本の左WG/SH。これ、今日の惨敗を受けてどうするんでしょうなぁ・・・

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