【展望】10年第32節横浜M戦
・前節の敗戦で3位に入る目がなくなり、タナボタACL出場の可能性がある4位との勝ち点差も8。4~6位にC大阪、川崎、清水が団子状態で並んでいることを考えれば4位に入ることももはや絶望的な状況。
・一方、京都戦の勝利で既にJ1残留も確定しています。
・従ってリーグ戦残り3試合は天皇杯準々決勝へ向けての調整みたいな位置づけになってしまうのもやむを得ないかと(もっとも当の監督、選手は口が裂けてもそんなことは言わないでしょうが)。対する横浜Mのほうは天皇杯も敗退しているため純然たる消化試合。
・「調整試合」に相応しいことに、宇賀神・峻希といった小破組に加え、細貝・達也・梅崎といった中破組、そして大破していた直輝すら通常の練習メニューに戻ってきた模様(従って依然別メニューはスピラのみ)。残る3試合は中破~大破組を短時間でも起用して、コンディション&試合感の回復を促すのが望ましいかと。
・G大阪戦から中2日、そして続く川崎戦は中3日と厳しいスケジュール。スケジュールに関係なく90分持たないポンテや堀之内を立て続けに起用するのはかなり無理があり、G大阪戦はその無理な起用が敗因の一つになってしまいました。
・また平川のコンディションが十分ではなかったことを監督がG大阪戦後の会見で漏らしていますから、宇賀神が戻ってきた横浜M戦で平川のスタメン出場はないと見るのが妥当。
・G大阪戦の様子を見る限り、サヌも連戦の影響か調子を落としているようですが、本来代わって活躍すべき原口やセルの出来を見ると、サヌを起用せざるを得ないかと。
(予想スタメン)
---エジ--ポンテ--
サヌ--------峻希
---啓太--柏木---
宇賀神-坪井-暢久-岡本
-----山岸-----
・横浜MのほうはレギュラーCB中澤・栗原が揃って負傷離脱。またボランチ小椋が出場停止と守備陣が大幅駒落ち。
・また前目は中村、山瀬、兵藤といったところはレギュラーで固定されているようですが、他は猫の目状態。浦和が苦杯を嘗めまくっている坂田や渡邉はこのところベンチからも外れています。前節ベンチスタートだった小野がスタメンで出てくればそれはそれで面白いのですが。
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<前節:C大阪 2-0 横浜M>
-----端戸-----
山瀬---中村---兵藤
---小椋--清水---
田中-松田--波戸-藤田
-----飯倉-----
HT:藤田→河合
57分:清水→小野
72分:山瀬→松本
---渡邉--山瀬---
中村--------兵藤
---狩野--小椋---
田中-中澤--栗原-天野
-----榎本-----
77分:狩野→金井
82分:山瀬→坂田
90分:兵藤→水沼
得点:6分 渡邉、44分 兵藤、60分 渡邉
相手が強かったという感じは全くせず、磐田のように上手く守りきられたわけでもないだけに悔しい敗戦。
宇賀神のハイボールへの対応が稚拙だった2失点目に代表されるように、守備で凡ミスを繰り返して常に相手に先手を許した挙句に3失点もしていれば、たとえ選手交代が的確であったとしても終盤巻き返すのは非常に難しかったでしょうし、実際は謎の選手交代で時間の経過と共に逆転どころか同点に追いつく目さえなくなってしまいました。
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