湖北散策(4):彦根城
(湖北散策(3)から続く)
敦賀 7:47 (926M クハ520-3) 8:36 米原
米原 8:39 (935M クハ222-2022) 8:44 彦根
一夜明けて近江国へ戻り、彦根城を見学。
駅前に建つ井伊直政の銅像。徳川四天王の一人にして彦根藩の藩祖であり、その後井伊家は譜代大名にしては珍しく一度も転封がないまま幕末を迎え、大老井伊直弼を輩出したことでも有名。
駅から彦根城へ向けて真っ直ぐ歩いてゆくと、最初にぶち当たるのが「佐和口多門櫓」。
表門。
彦根城は小高い山の上に築かれた平山城。コスト削減と工期短縮のために建物や建築資材を比較的近くの大津城、佐和山城、小谷城などから移築・移設したとの伝承が数多く残っています。
鐘の丸から天秤櫓へと架かる廊下橋。往時は両側に壁があり、屋根も掛かっていて、中の人の動きが外からは見えないようにしてあったとか。
天秤櫓。長い多聞の左右の端に2重2階の一対の隅櫓を構え、あたかも天秤ばかりのような独特な形をしていることからその名があります。長浜城から移築されたとの伝承も。
太鼓門櫓。本丸へ向かうにあたっての最後の関門。これは石田三成の居城であった佐和山城からの移築だとか。
国宝「彦根城天守」。尾張藩や越前藩など12大名による天下普請で建てられましたが3重3階地下1階と規模はさほど大きくはなく、しかも4重5階の大津城を縮小・移築したものと言われています。
彦根まで来たら、「ひこにゃん」は外せませんね。築城400年祭が終わってかなり経ちますが、いまなおひこにゃんの人気は絶大。彦根城を訪れる観光客もまだまだ多いようで、天守入口には長蛇の列。
天守には一度登ったことがあるので、今回は割愛。
本丸の西側にぽつんとある西の丸三重櫓。城内から見るとのっぺりしていて少々不格好ですが、外から見ると高石垣の上をしっかりと固めていてなかなかの迫力。これも小谷城から移築されたとの話あり。
彦根城を一通り廻った後は、楽々園、玄宮園と庭園で憩うのがお約束。
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