【展望】10年第30節京都戦
・早いもので今年もまた「ファイナル5」の季節になりました。
・第15節浦和戦から秋田を監督に据えては見たものの、やはりというかなんというか、内部昇格とはいえ新米監督には下り坂を転がり落ちてゆくチームの立て直しは荷が重かったようで、就任から破竹の4連敗。続く湘南戦でようやく勝ち点1を上げたもののすぐに連敗モード入りし、初勝利はなんと22節神戸戦。しかし状態は全く上向かず、23節以降2分5敗。
・解任されたカトQは13節まで2勝4分7敗でしたから、成績だけ見れば、秋田新監督はチームを立て直すどころか、火に油を注いでいるかのよう・・・
・とはいえ、浦和も怒涛の3連敗で京都のことをあれこれ詮索する余裕なんて全くありません。もはやACL圏入りが現実的な目標ではなくなり、それどころか、気がつけば16位神戸が土俵際で粘りを見せているために未だにJ1残留が確定していないテイタラク。京都に引導を渡して、自らも楽になりたいところ。
・出場停止の宇賀神が戻ってくる他、ようやくポンテが全体練習に復帰しました。しかし、長らく試合に出ていないポンテをフィンケ監督はスタメン起用せず、後半の攻撃の切り札として温存する可能性が高いと思います。
・暢久が復帰しないようだとCB陣は坪井・堀之内の選択肢しかありませんが、広島戦後半の堀之内のヨレヨレ具合を見ると、ディエゴの個人技でぶち抜かれてしまう恐れが・・・ もはや勝たないとどうしようもない京都は引いてカウンター狙いどころか、序盤からバンザイ攻撃をかけてくる可能性も十分ありますし・・・
・一方広島戦でそれなりのパフォーマンスを披露した岡本ですが、90分持たずに交代を余儀なくされたのは不安材料で、宇賀神が戻るとなるとベンチスタート已むなしでしょう。
・ポンテをスタメン起用しないとなると前目は相変わらずの人員不足ですから、広島戦のスタメンと大差ないかと。
(予想フォーメーション)
---サヌ--エジ---
原口--------峻希
---柏木--細貝---
宇賀-坪井-堀之内-平川
-----山岸-----
※監督前日コメントを受けての追記
幸いなことに暢久が復帰濃厚な一方、細貝がまさかの負傷離脱。細貝は代表に召集されたあたりから調子を落としていましたから、結果的に良いタイミングでの休みになるのかもしれませんが、代わって出場するであろう啓太のパフォーマンスは長期離脱明け後さっぱり。試合勘をすっかり失ってしまったかのようで甚だ心配です・・・
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<前節:京都 3-4 川崎>
---デエゴ--西野---
ドゥトラ--------中山
---安藤--染谷---
森下-水本--郭--渡邉
-----守田-----
63分:西野→中村充
79分:森下→中村太
79分:安藤→金
得点:30分 ドゥドラ、85分:中村充、90+2分 金
・柳沢は出場停止。といっても秋田監督になってからは後半投入のケースが増えています。
・加藤監督時代は3バックと4バックを相手に応じて使い分けていましたが、いつの間にか4バックが定着した模様。
・中谷、鈴木慎、片岡といったベテラン勢は戦力視されておらず、角田もここ4戦スタメンを外れており、来年へ向けて早くも若返り?
-----柳沢-----
--ドゥトラ---ディエゴ--
中村太-安藤-角田-渡邉
-森下--増嶋--水本-
-----平井-----
58分 中村太→中谷
62分 柳沢→宮吉
72分 ドゥトラ→金 成勇
・夏休み期間中とはいえ、平日の遠方アウェーでこの試合を見ていない赤サポも多いかと思いますが、どん引きの京都守備陣の前でだらだらボールを回すだけで行き詰まり感が漂いまくる中、突如サヌが豪快なミドルシュートをネットに突き刺して浦和先制!!! これが全ての試合でした。
・その後は前掛りになった京都がカウンターを食らいまくってズタボロに。バックパスをGK平井が空振りし、エジが半笑いで無人のゴールに流し込む一幕も。哀れにも平井はこの大失態の後、ベンチにも入れなくなってしまいました。
・京都は監督交代という劇薬を打って臨んだものの、最悪のスタートに。
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