湖北散策(5):彦根ちゃんぽん
(湖北散策(4)から続く)
全国的な知名度は全くありませんが、彦根には独自のちゃんぽん文化が根付いています。
往訪したのは彦根駅前の「おかべ」。朝から城巡りで腹が減ったので「チャンポンライスセット(800円)」を注文。
駅前店なのに店内は全部テーブル席。4人掛けテーブルが10卓ちょっとと6人掛けテーブルも2卓ほど用意。既に10人ちょっとの客が入っており、その後も続々と客がやって来て空いているテーブルなんぞほとんどありません。客は結構年寄りが多い感じでしたが、いずれも地元客風。
店奥に厨房があり、厨房内にオッサンとオバハン。さらに接客係のオバハンが二人。後払い。
スープはカツオ・昆布出汁ベース。表面にそこそこ脂が浮いていますが、脂っぽさは全くなくいたってあっさり。野菜から来ると思われる甘みが強く、なんだか鍋物の出汁みたい。
途中で酢を入れるのを推奨しており。確かに酢を入れると一段とマイルドな味わいになります。
麺は普通のちゃんぽんよりも若干細め。またやや柔らか目でつるつるした食感。
具は豚肉とキャベツ、ねぎ、にんじん、もやしなど見た目は普通のちゃんぽんと変わりありませんが、炒めるのではなくスープと一緒に手鍋で煮込んで仕上げているとのこと。そういう作りゆえ、ますます鍋物にちゃんぽんの麺をつっこんだような気がします。
量はそこそこあるのであえてライスをつける必要はなさそうですが、高菜と昆布の漬物がついてくるのでお得感あり。
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