来来軒@木場
東西線木場駅2番出口から永代通りを東へ。東陽3丁目交差点渡ってすぐ。日曜昼の往訪。先客2、後客5。
客のほとんどがタンギョウ(タンメン+餃子)を注文するらしいので、それを注文しては見ましたが、なんと1150円もするんですな。普段のラーメン屋巡りなら絶対に払わない価格帯。
驚いたことにメニューはタンメンと餃子とライスしかありません。
店内はL字型カウンターが8席と入口近くに4人掛けテーブルが1卓、3人掛けのカウンターが一つ。客はいずれも近所の方風でした。厨房内には店主と思しきオヤジと女性のアシスタント。店奥では2人が仕込みにあたっていました。
タンメンが先に登場。キャベツやモヤシ、ニンジン、ニラなどの野菜類がどっさり乗っかっていて麺が全く見えないどころか、麺に辿り着くまでが一苦労。豚肉はあるにはあるといった程度。野菜は生煮えでもなくクタクタでもなく、実に良い感じの茹で加減。
スープは鶏がらベース(?)のあっさり塩味。「田村屋」や「トナリ」のように「これって限りなくちゃんぽんじゃね?」と思うようなタンメンが増えた中、まさにこれぞ古典的なタンメンといった風の外観・味ですが、量が多いだけに食べ進むに従って単調さは免れず。餃子と一緒に食べるとラー油の味に支配されてすっきり系のスープの味がかき消されてしまうのも残念といえば残念。
麺は太目の平打ち麺。強めの縮れ入りで、しかもまるで手もみ麺のよう。つるつるした食感、しっかりした噛み応え。スープもしっかり絡んで言うことなし。
タンメンを半分くらい食べたあたりで餃子登場。5個しかありませんが、汁気はほとんどなくて中身がぎっしり詰まっているので不足感はありませんし、餃子+ライスだけでも十分昼飯になります。正直タンメンより餃子のほうが美味いと思ったくらいですが、ただ450円というのは下町にしては高いなぁ・・・
量的にはタンメンだけで十分で、なんで大抵の人がタンギョウを頼むのかイマイチ理解しかねますが、さらにビールを頼んで昼間から餃子で一杯やりながら、最後にタンメンというのが正しい下町のあり方なのかなあ・・・
| 固定リンク