福岡の城巡り(4):名護屋城&呼子
(福岡の城めぐり(3)から続く)
唐津大手口 8:00 (昭和自動車) 8:39 名護屋城入口
翌日は豊臣秀吉の朝鮮出兵に際して前線基地となった名護屋城を周遊。
九州の諸大名を中心に動員し、突貫工事で僅か8ヶ月ほどで完成したとは思えないほど巨大な城郭ですが、撤兵と共にその役割も終了。その後この地を治めた寺沢広高は唐津城の築城に際して名護屋城の資材を転用したとか。
さらに島原の乱以降、廃城が利用されないように徹底的に城が破壊されたため、城跡といってもそれらしい曲輪と陣跡が残るばかり。従って城址巡りといってもかなりの想像力を必要とします。
とはいっても巨大な「兵どもが夢のあと」と化している名護屋城跡は一見の価値があります。
上写真は三ノ丸櫓台。名護屋城最大規模を誇り、下部には大きな鏡石が見えます。
こちらは馬場櫓台。
本丸にはぽつーんと石碑が建つだけ。名護屋城には五層七階の巨大な天守が建てられていたそうですが、発掘調査の結果、天守の礎石などが見つかっています。
名護屋城址は予想以上に見応えがあったとはいえ、見学中はずっと霧雨。しかも次第に風雨が強まってきたので最後は駆け足気味になってしまい、そそくさと「名護屋城博物館」へと避難。
佐賀県立の博物館ですが、驚くべきことに入場料無料。「日本列島と朝鮮半島の交流史」とをテーマに、無料なのが申し訳ないほど展示内容は充実しています。まぁ朝鮮に気を使いすぎだろうという部分も無きにしも非ずですが。
名護屋城見学に午前中いっぱいを費やした後は、雨の中をぷらぷら歩いて呼子の街へ。呼子といえばいうまでもなくイカ。
訪れたのは「いか本家」。3Fに案内されましたが、がらがらなので1人でオーシャンビューに陣取っても文句はいわれませんでした。「いか活き造り定食(2675円)」を注文。
付き出し代わりに出てきた一品。
いかの活き造り。げその一部をはさみでプチンと切ってくれます。「いかの踊り食い」との話でしたが、いかに今一つ元気がなく、反応がありません(´・ω・`)ショボーン
でもいかの身は締まっています!歯ごたえも文句なし。今まで食べてきたいかは何だったんでしょうか!
いかしゅーまいが出てきたので、残りのげそを慌てて食べていると、げそが死力を振り絞って頬に張り付いてきます。これぞ活きづくりの醍醐味。いかの身を食べ終わると残りは天ぷらに。
ご飯の量が少ないのが難ですが、天ぷらが効いて腹一杯。前のテーブルの客は天ぷらが食べられずに折り詰めにしていました。
いかの名産地とは言え安くはないのがネックですが、一度試してみる価値はあります。
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