西九州の温泉巡り(2):武雄温泉
(西九州の温泉巡り(1)から続く)
博多から特急「みどり」で約1時間で武雄温泉駅到着。駅は2008年から09年にかけて高架化されたばかり。現駅のすぐ南に長崎新幹線用の駅ができる予定。
武雄温泉は駅から北西へ歩いて徒歩10分ほど。開湯は約1200年前と古く、しかも街を長崎街道が縦貫しているため宿場町としても栄えました。
楼門が武雄温泉のシンボル。戦前に東京駅や日銀本店など数多くのレンガ建築を設計した辰野金吾(佐賀県出身)の手によるもので国の重要文化財。
武雄温泉ってあちこちに共同浴場が散在しているわけじゃなくて、大衆浴場「元湯」と「蓬莱湯」とは隣り合わせ。さらに、その離れに大衆浴場「鷺の湯」や貸切浴場「殿様湯」「家老湯」などがあって、武雄温泉株式会社が運営する温泉だらけの「一大テーマパーク」なんですな。
明治9年建立の「元湯」はロビー、脱衣所、浴室ともゆったりした造り。浴室は脱衣所から階段を5段ほど降りた半地下にあります。
400円と温泉の公衆浴場としてはちょっと高めですがシャンプー・ソープ付き。カランも10個設置。「あつ湯」「ぬる湯」長方形の湯船が2つ並んでいます。
「あつ湯」は44~45.5度、「ぬる湯」は42~43度とありますが、「あつ湯」に入っている人は稀。「ぬる湯」で丁度良い感じ。
湯は単純温泉ですが、わずかにつるつるした湯ざわりが楽しい湯でした。
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【温 泉 名】武雄温泉
【施 設 名】元湯
【入浴料金】400円
【交通手段】武雄温泉駅から徒歩10分
【泉 質】単純温泉
【源 泉 名】第6号源泉
【泉 温】源泉:49.6度
【コメント】加水あり、加温あり、循環、消毒あり
楼門と共に国重要文化財に指定されている「武雄温泉 新館」も辰野金吾の設計ですが、途中で設計変更が入って和風の出来上がり。
武雄温泉は寂れた感じこそしないものの、平地なのに温泉街に広がりがなく、温泉街をそぞろ歩きたくなるような雰囲気でもありません。ホテルで飲み食いして、風呂入って帰るだけの温泉地という感じですね・・・
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