【展望】10年第34節神戸戦
・長いようで短く、短いようで長かったリーグ戦も次節で終わり。神戸はJ1残留をかけて必勝の気持ちで埼スタに乗り込んできます。一方浦和はフィンケ監督及び多数のコーチ陣、そしてポンテと共に闘う最後のホームゲーム。
・毎年この時期になると「モチベーションがどうのこうの」という解説をよく耳にしますが、私個人的にはあんまりその手の話って信用していないです。モチベーションの差で覆るものもあれば覆らないものもあるって。99年最終節、浦和のモチベーションはMAXで、広島には何もなかったはずなんですが・・・
・神戸は9月に入ってという極めて遅い時期になって三浦監督を更迭し、23節広島戦から和田監督が就任。当初は2分3敗とどうしようもない戦績でしたが、その後6試合を3勝3分とまるで大宮ばりの「残留力」を発揮してなんとか最終節まで現実的な意味でJ1残留の希望を繋ぐのに成功。
・監督交代に伴う変化で面白いのは正GKが徳重になったこと。監督が変わった直後の広島戦ではそれまでの正GK榎本がたまたま出場停止だったのですが、その後榎本はベンチにすら満足に入れなくなっています。
・それ以外は右SBに石櫃(通称「石なんとか」)が復帰。
・但し主力に怪我人が多くて、大久保が長期離脱中の他、吉田やパクが小破。エジミウソンが出場機会を失っている原因は不明。
・さらに田中が出場停止。
・一方浦和は怪我人こそいないものの、暢久がイエロー累積で出場停止。暢久が判定に異を唱えているのがテレビ中継でしっかり拾われていましたが、ただでさえ層が薄いCBは緊急事態。一応全体練習に復帰しているスピラがスクランブル発進するのか、あるいはやむなく堀之内が穴埋めするのか・・・ 濱田の起用はないでしょうなぁ・・・ 怪我明けのスピラは天皇杯まで温存し、堀之内を起用するのが得策かと思いますが・・・
・ボランチには堀之内に代わって細貝が戻るのは当然。あとは前節大活躍だったセルをどうするかかな? サヌに代えてスタメンでも良いように思いますが・・・
(予想スタメン)
---エジ--ポンテ--
サヌ--------峻希
----細貝-柏木---
宇賀神-坪井-ホリ-岡本
-----山岸-----
・あと、試合終了後の橋本社長挨拶なんて要りません。
・どーせ通り一遍のことしかしゃべらないんだし。しかもフィンケ退団の件で、このクラブは社長を代えたところでどうなるものではないことも良く判りました(といっても、一応決裁権限を持っている橋本社長に責任がないわけじゃありませんからね!)から、形だけの挨拶なんて止めて、この試合で埼スタを去る監督やポンテのために時間を割いてくれたほうがナンボかマシでしょう。
(追記)試合前日の監督コメントによればサヌが小破。また監督は言及していませんが、試合前日の練習では濱田がCBに入っており、スタメン出場濃厚。
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<前節:神戸 1-0 清水>
---ポポ--吉田---
小川--------ボッティ
---田中--三原---
茂木-河本--北本-石櫃
-----徳重-----
75分:吉田→森岡
90+2分:ポポ→イジェミン
得点:83分 茂木
---都倉--ボッティ--
大久保--------朴
---松岡--エジ---
富田-河本--北本-茂木
-----榎本-----
HT:都倉→三原
76分:朴→近藤
90+5分:大久保→李
得点:52分 三原
前節大宮戦に続いて45分以上数的優位で戦ったにも関わらず一点も取れず。しかも数的優位になってから失点を喫し、さらにこれといった決定機が無いまま試合を終えてしまったので、大宮戦よりさらに試合内容は悪いといって差し支えないかと。数的優位なのに相手に余裕をもって応対されるテンポでしかパスを回せないのには心底がっかりしました。
失点を喫してから矢継ぎ早に3人を代えてみたものの、さして局面は変わらず。啓太をに代わって柏木をボランチに下げ、その柏木をさらに細貝に代えるっちゅーのはお笑い以外の何者でもなく・・・ 大久保のミスに助けられて最小失点で済みましたが、一人少ない相手に3-0で負けていてもなんらおかしくないほどの惨敗。今年一年を振り返っても最悪の試合でした。
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