九州逍遥(3):日奈久温泉
(九州逍遥(2)から続く)
熊本城は前回訪れてからそんなに間が空いていないんですが、何度見ても良いものは良いので再訪。
天守に隣接する本丸御殿。前回来たときは最大の見せ場「昭君の間」を筆頭に撮影禁止の場所が多かったのですが、今はフラッシュさえ焚かなければ撮影可になりました。よほど苦情が多かったんでしょうな。
熊本城前 (熊本市電 0802A) 熊本駅前
熊本駅は九州新幹線開業へ向けて改装工事の真っ最中でした。
いつの間にか自動改札が設けられていましたが、これも仮設なんでしょうな。
熊本 17:16 (スーパーおれんじ3号 HSOR-111) 18:00 日奈久温泉
「肥薩おれんじ鉄道」で熊本県南部、八代市にある日奈久温泉へ。「肥薩おれんじ鉄道」は九州新幹線・新八代~鹿児島中央間の開業に伴って並行在来線の大部分を第3セクターに転換したものですが、案の定大赤字。
ちなみに2011年春には九州新幹線が博多まで伸びますが、博多~熊本間は人口が多いためか、並行在来線はJR九州がそのまま経営。
日奈久温泉は江戸時代には熊本藩細川氏の藩営温泉となり、薩摩街道沿いという立地にも恵まれて昔は繁盛したそうですが、どこで何を間違えたのか、現在はうらぶれ感が漂っています。
上写真は老朽化した市営日奈久温泉センターを一新し、2009年に営業を始めた「ばんぺい湯」。1Fは売店として活用され、風呂は2F。食堂を兼ねた無料休憩室も2Fにあります。
2つの湯船をL字型に配している他、露天風呂(といっても半分は庇がかかっているので「戸外風呂」といったほうがいいかも)も設置。全体にややぬる目の温度設定ですが、露天風呂はぬるすぎ。湯は単純温泉ということもあってこれといった面白みはありません。
大きな柚子がぷかぷか浮いていましたが、これが「ばんぺい湯」の名の起こりである「ばんぺい」。
猪木、ばんぺい湯、猪木、ばんぺい湯・・・
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【温 泉 名】日奈久温泉
【施 設 名】ばんぺい湯
【入浴料金】500円
【交通手段】日奈久温泉駅から徒歩20分
【泉 質】単純温泉
【源 泉 名】日奈久温泉センター第1~4号泉
【泉 温】源泉:34.5~46.0度
【コメント】加水なし、加温あり、掛け流し、入浴剤なし・消毒あり
日奈久はちくわが名物ですが、日もすっかり暮れたためか全店閉店。温泉街らしい賑わいは皆無。「ばんぺい湯」自体はどこからともなく客がやって来てそこそこ賑わっているのですが・・・
日奈久温泉には「ばんぺい湯」の他に「東湯」「西湯」という公衆浴場があるのですが、温泉街全体が闇に包まれ、人気がない状態なので湯巡りする気にはまったくならず。
開湯600年と県内では最も古い温泉だそうですが、熊本から比較的近く、しかも交通の便もいいのにどうしたのでしょうか?
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