とりそば太田@岡山・県庁通り
岡山市街を走る路面電車・東山線「県庁通り」駅を降りてすぐ。城下筋を挟んで中国銀行本店の向かい。土曜日夕方に往訪。先客・後客ともゼロ。
間口が狭くて奥行きが深い店で、厨房に沿ってカウンターが12席ほど。奥に階段が見えますが2Fのトイレを使っているだけの模様。
普段なら基本の「とりそば」で済ますところですが、旅行先なので張り込んで「とり玉そば(870円)」を注文。塩も用意してある他、「鶏飯」が売り物の様子。厨房内には若い男女が一人ずつ。
ラーメンというより蕎麦のほうが似合いそうな小さめの丼がお盆に乗って出てきました。麺の上には大量の刻みネギ、丼一面に敷き詰められた鶏チャーシュー、そしてゆで卵と、丼は随分と賑やか。
スープは鶏ベースですが、かなり甘めではっきりと好みが分かれるかも。
麺は細めの平打ちストレート。食感もつるつるしているのでそうめんのような印象すら受けます。コシはそこそこ保たれているのは良いんですが、スープはさっと絡む程度。スープが薄味なので麺との相性は改善の余地があるかと。
鶏チャーシューは柔らかくて脂が少なく、素材をそのまま生かしたあっさり仕上げ。少々スパイスを効かせているのが個人的には不満。半熟に近いゆで卵はこれといった仕掛けはなし。ネギにはすりゴマが少々混じっているのかな?
面白い一品だとは思いますが、もう一度来たいと思うような求心力には欠けるなぁ・・・
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