原一樹獲得 & 浦和補強雑感
新春早々からスポーツ紙上で取り沙汰されていた原の獲得が本決まりになりました。なにはともあれ、清水より実力下位、かつこんなややこしいクラブに来ていただいた原選手には厚く御礼申し上げます。
それはともかく、この補強の意図は少々謎。そもそもペトロ新監督がどんなサッカーをするのか皆目判らない状態で補強の是非を議論するのはかなり虚しい気もしますが・・・
昨年同様4-2-3-1がベースの場合、FWで補強が必要と思われるのはエジにアクシデントがあった場合のバックアッパー。要するに典型的なCF(エジがCFとして適任だったかどうかはさておき)タイプですが、原はスピード系のFWでエジの代わりにはならなさそう・・・
2トップを採用した場合、エジの相方として達也、セル、原口、高崎と頭数は揃っていますので、補充が急務だったとも思えず・・・ただ達也とセルは通年での活躍が見込めず、原口は絶賛伸び悩み中。高崎は単に能力不足とそれぞれ難点があるので、その意味では有益という評価ができるかも。85年生まれの26歳というのもチームの年齢構成的には最良。
と、一応原獲得にそれなりの意義は見いだせるものの、そういう合理的な説明よりは「安いし(=移籍金掛からず)、とりあえず買っとくかぁー!」というスーパーに出かけたオカンみたいな補強といったほうが妥当なような・・・あとはそのまま冷蔵庫に放り込んで腐らしてしまうことのないよう願うばかりです。
で、ここまでの主なIN&OUTをまとめると
・ポンテ→マルシオリシャルデス
・IN 永田
・阿部・細貝→青山
・サヌ→堤・野田
・高原→原
といったところで、層が極端に薄かったCBの補充としての永田と、セットプレーでの得点が期待できるマルシオの加入はプラスですが、J1での実績がない青山に多くは期待できず、守備的MFに大穴が空いたまま。これじゃ昨年より得点は多少増える可能性があるものの、失点も増加する気配濃厚で、リーグ優勝なんて絵空事にすぎません。残る外国人枠1の活用が望まれます。
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